ホーム > 詩人の部屋 > 万田 海斗の部屋 > 新着順表示

万田 海斗の部屋  〜 新着順表示 〜


[392] 華華さんとのコラボ作品B・・・冬語り街舗道
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

「冬語り街舗道」

冬の帰り道

二人で12月めぐり

静かに言葉を聴かせてね



モール街は

イルミネーションに
包まれ始めていた


ピアノのしずくが、リズム響かせ

ゆっくり、白い霧流れ



ポップなエスカレーターから見える

ツリーの準備どっさり


すきまに光る、レインボー熱の炎



君が
綺麗ね ―と、呟く

僕も
綺麗だ ―と、呟く



くすぐりを溜めた小夏は、遠くへ翔び、

吹く湯が、ポートワインで頬をこする


もうすぐ、Xmasには
一緒に街を歩こう
どちらともなく
口にした



軽く押す、胸・踊り

でも、
今年の冬は
寒くなるらしい



どこかで浮かべた小舟が、強くスピードを上げ

ビート打つ、膝がしら


君と
手を繋ぎながら
イルミネーションの中を
歩けたらいいな




冷える聖夜に
2人の体温を
感じながら…―――

そっと、じっと

ずっと



ふるさとに祈れ

蒸気のパイプを、吸う息と鼓動があっためる



目が言う、ほのかピンク

マフラーが、ひるがえって

肩を頑固に抱きしめ、

空へ昇る浮き雲に、入り込みたい



枯れ葉に涙ぐめ



三日月が微笑んでた

2010/11/12 (Fri)

[391] 小さな恋を拾うピエロ
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

お父さんとアコーディオン大会
安物のピーピー鳴る楽器で 酔狂の夜

「楽しかった」と珍しく目が下がる

冬の白い風が吹く ホワイトクリームの香りが爽やかで
なぜか、チョコレートアイスを頬張りたくなる団欒

じっとしてないで歩こうよ

これは素敵なお祝い傘だよ

弁当箱のようなあなたの笑顔を ひざしに吹き抜けるイラストになりそうなイメージ

ノートのはじっこに思わず落書きした


思春期に学校で体育館への道、通路を通るとき 声かけてくれた
友だちの背中を追っかけた昼下がり

思いのプレゼントは、お休みに見る星光だね



君のくれる笑顔が いつも、とっても あったかいから
今日も恥ずかしがりそうで とどまって、
逆光線の宝石を 胸にいだく、眠りの中が心地いいだろね

よく寝ましょう

2010/11/08 (Mon)

[390] 弱い性格
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

頼りない自分

引っ込んでる

いまいち、出てゆけずに
大人しく、ひとりぼっち

思い切りが悪いし、

中で うじうじ・してて
何とも 自分でも 歯がゆく、不甲斐ない性格


頭で あれこれ考えるばかり なんだ
気持ちが出てこずに、胸を しまい込んじゃう

ただ
詩で得意げになって、夢見てるだけ

でも、そのうち、
読む詩と 普段の会話が どんどん繋がって、
息せき切ったように、
人生を流れ泳ぐ時を 待ってるよー





2010/11/05 (Fri)

[387] ダンス!
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

野原で踊りたい

小山を登り、腰をくねらせて

ダンス!



ほっぺたに かかる 小雨を弾き飛ばす 勢い

右に左に、ウエストを曲げて、
あたかも 自分のピュアさを 持ち続ける ように



デパ地下の名店街を そぞろ歩き、

君と指を3本だけ、つなぎ ながら、


ダンス・ウオーク!


微笑みは ゆるく、
          話しかけられても、フフンと うなずく程度
うえ・したに 視線を泳がせる

うわの空で、人生を終えても 
             もういい ってゆうほど、
                         そぞろ散歩

スローにダンス!
クイックは、ほどほどに


何だか分からない けど、
文字とリズムで、テンポよく

2010/10/30 (Sat)

[384] 空で眠る
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

空の上で眠りました。

水色が背中に這い上がった。 

人の声が、鳥瞰図でワイワイやってて

海の笑い方も、空との会話に楽しげ。

人が悩むのは、全体を知ろうとしないからだろう。

ほんの一部分で人生を決めつける焦りはどこから来る?

空で寝っ転がるつもりで、家の床にシーツ敷けよ。

2010/10/27 (Wed)

[380] 同じ・にがみを味わう仲間
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

ここで こうして、

似ている 時間の流れに 身を そよがせ、

胸の中の 思いの味を かみしめてる。


ぼくら、甘さも すっぱさも、同じ道を見つめて来た ようだね。


これは奇遇


街で すれ違う 人肌に、
それに近い匂いを 感じることも多くって、

ここへきて、また、
雨のしずくの 熱をかぐ。


今日も、どこかで、憎しみと 憧れが 交差して、

しぼり出た 人生料理のスパイスで、ご飯の味付けが 進み、

君の背中の まろやかなシュガー・バブルを のどごしに飲み込むんだ。


2010/10/24 (Sun)

[379] はなびら
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

川のせせらぎに はなびら・流して、追いかけましょう

どっちが はやいかな?
あのこの恋が実るのと、これから初雪が降るまでと

・・・

あなたの影
うすもも色の光 と同じに見る

うれしさの取り合い 
ぼくと人と、風と季節と

うれしく、うれしい

手のひらのぬくもりで、どんどん増えるうれしさだから、

分け合って、また それで 寒さをしのごう



やさしく うでのラインが小さくふるえ
あなたのその、ぼんやり ひとみ・つらぬいた炎
くっついて、ぐっと、前に出てくる 
思い・すがすがしく


二人の心地が やわらかいぶんだけ、とがった通い合わせの芽生えがあった


丸の後ろにとげがあるから、いいことばかり言えないよな
のびやかで、おおらかな雑草魂で、まとめたね

人間同士の心と体
ちょっと違うのが、とっても大変

見てる以上に、見られてる様子、そのものは、見ないで、
頬で感じてますよ

身体じゅうが うぶげのツンツン

野趣あふれる秋の深まりに、
また合いましょう!

2010/10/23 (Sat)

[376] 心の中
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

詩はいいね
心の中を見せ合う
きゅんとくる

首が痛くて傷があるから
普通にゆっくり出来ないんだ

でも、目を閉じて、君の恋心をじわり胸に広げて
それにひたって、うれしがれるよ

そういう、ほのかな、ほのぼのを暮らしの楽しみにしてる

2010/10/20 (Wed)

[373] オーシャン・トリートメント
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

眠りの中で あなたがいつも そっとささやいてくれるから
ぼくはじっと病をいやしていられる

平和に
安らかに

子守歌のような あなたの声

冬を越えて、春が来ても、それも忘れて、寝床の中ですやすや
ぼくは幸せ

思う心は幸せ

病んだから、痛みをやわらげられる 心地よさが味わえる
ご飯を懸命に食べて、必死に上へ あがろうとする真剣さ

ゆっくりだよ
そうっと、

海の向こうから、あなたの肌の触れ合いが、潮風に乗って届く
いつ別れてもいいように、ちょっとよそよそしく、
でも、ありったけのあったかさを振り掛けて、ぼくへ染み渡る
愛・合い・逢い・ああ〜いい〜

2010/10/15 (Fri)

[371] 夢でしか逢えない?
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

夢でも逢えたらうれしいけど

遠くで 空を見る夜
あなたの姿を 目の中に見る

いつも言ってた うれしい涙
かくして届けた 悲しみも喜び
ぼくらが見つめ合ったから
今では、涙も照れる、恥じらいの花束

だったのに・・・

もう、夢でしか逢えない
でも、まだ、夢で逢えるね

はかないけど、夢だけで逢おう

夢は大きいものだよ
広く でっかく 深く 熱い

そんじょそこいらに散らばってる かすみも含めて
夢はグレート・ゴッドに近い

夢で逢えるという約束を 残してくれた 君のすごさに、
ひれ伏している ぼく なのです


飛べるし、浮けるし、すべってゆける

どこまでも 一緒に 歩き続けられるね

いつまでも ともに 住み続けられるよ

だれとでも 仲間になって、輪を組んで 踊れるのさー


・・・・ムムンン・・・

2010/09/22 (Wed)
233件中 (101-110) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 24
- 詩人の部屋 -