涙を流して


少し強くなれた


涙を流して


元気になった


涙を見て


悲しくなった


涙を見て


助けたくなった


ただ


君の涙は悲しくて辛かったけど


どこか温かくて綺麗だった


あの涙は忘れない

僕は右へ進み


君は左へ進む


僕は右へ進んだ人に出会い


君は左へ進んだ人に出会う


君と僕が出会ったのは


何故なんだろう


これからも


僕は右へ進み


君は左へ進む


どこかで曲がり道があれば


僕たちは会えるのかな


あの日


僕と君が出会えたように

君は今どこにいるのか


何をしているのか


何もわからない


僕は右へ進み


君は左へ進む


僕たちが会うことはない

去年の今頃


君はまだ僕と話していた



いつからかな


人を愛するのが怖くなったのは


そんな僕でも君は愛せる気がした


君がいなくなって


やっぱり人は愛せないよ


君じゃないと怖いんだ

「会いたい」


「話したい」


「抱き締めたい」


言わないよ…



言えないのか…

僕はいつか

君を忘れてしまうのかな

君と居た日々を

君と笑った日々を



お互いが

他の人を好きになって

付き合って

結婚していくのかな



もうあの時みたいに

二人で笑えないのかな

君が抱き締めてほしいと言えば



強く抱き締めるのに



痛いと言うほど



強く強く抱き締めるのに

君の涙を初めて見たあの日

あの日が来るのを知っていた

こんな日が来なければいい

何度も思った

だけど

時間だけは止められなくて

もっと君と話したくて

だけど運命は

僕と君を引き離した

もう変えることのできない

悲しい過去

同じ時を過ごしているのに

君は遠くて

時々疑ってしまう


君が思い出になるのが怖い

君を忘れるのが怖い

君を失うのが怖い

温もりは知ってる

君の温もり

心が寂しい時

君の温もりに触れたい

温もりは知ってる

でも君の温もりは違うんだ

他の人よりも

暖かくて 包んでくれる

そんな気がするんだ

今

心が寂しいから

君の温もりに触れたいんだ