寒いからと
自分の上着を
かけてくれる


自らを車道側へと
代わり歩いてくれる


重たい荷物は
持ってくれる


ほんの
些細な気遣い


何年経っても
当たり前と思っちゃ
いけないよな



いつも
ありがとう

もう少しだけ
頑張ってみないか？

あと少しでいい
進んでこいよ

ほら…
急がなくていいから


もう少し
こっちへおいで…


また少しだけ
頑張ってみろよ
な…


ほら…
こっちへおいで…




聞こえるか…


君の前には
いつも希望がそう囁き


君を待っているよ…

寂しい…

傷に染みる
酒の肴に
月見上げ…

上手くいかない
もどかしさと
戦いながら
人は涙しでかくなる


秋は何故か
特に寂しい

迷いの闇に
とり残されたように
光がまだ
見えない


泣けてくるほど
哀しい月…

何を想い

何を背負い

生きて 逝く

人々よ…


誰一人として
同じ人生ではなかろう

背負ったものに
想いは深かろう

されど
生き急ぐことはない

何も 急ぐことはない

人々よ…

え？
ちょっと待てや
お前が悪いんじゃねぇの？

間違ったのお前じゃね？

『誰が為に誰が故に』


あれ？
俺か？

ちょっと言い過ぎたよ…
ごめんな…

『己が為に己が故に』


なんだよ…
泣くなよ…

な？


お前も
謝りたかったんだよな


『認める強さと
許す強さ』

たったそれだけでいい…


『誰が為でなく
己が為でなく
優しき言の葉』


ごめんな…

『味方』をつくらば

必然と『敵』が湧く


『敵』をつくらば

『味方』を必要となす


人はどれほど弱きものか

されど心は強きもの

よくできたもんだ…

詩

言の寺とかく

誰の言葉も
選ばない

どんな思いも
受け入れる

そんなドデカイ
寺であって欲しい

言葉の
駆け込み寺みてぇにな

私の気持ちなど
分からない方がよい

無垢な貴方よ

心配など無用

この腐っている私から
離れなさい

どうか
置き去りにして


愛を止めなさい
眼隠しをしたままで

無垢な貴方よ


どうか
私を捨て去りなさい

　
　
　
　
　
この心
見えぬうちに…

　
その眼隠しが
外れてしまわぬうちに…

白く光る砂
欲しいのは一粒
波が掠ったか
貝の中か海の底か
探せど見当たらず

緑眩しい森
欲しいのは一葉
風が掠ったか
土の中か枯れ埋もれたか
探せど見当たらず

空輝く星
欲しいのは一星
月が掠ったか
闇の中か消滅したか
探せど見当たらず

街満ちる人
欲しいのはあなた
社会が掠ったか
心の中か旅立ったのか
幾度問いても
見つからない

答えは
あなたにあるのだから

飲み過ぎか
風邪か…
胃が痛むわ

あなたは
胃に優しいからと
わざわざヨーグルトを
買って来てくれた

素直じゃない
あたしは
ゼリーがよかったと
愚痴った

嗚呼…
またやってしまったわ

ヨーグルトでいいのよ

本当は嬉しくて
ありがとうと
素直に言いたい…


…けど
いつも言えずに

反対の事を言って
あなたを困らせてしまう…



あたしは…

あたしは…


Ｓ…？