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放射能]の部屋  〜 新着順表示 〜


[423] 由里香マイラブ
詩人:放射能] [投票][編集]

教室は不思議だね
淡い夢となりそうな
美少女とご対面
手が届くかどうか
衝撃的な時は過ぎ去り
こんなに好きに
なったのはいつからか
きっと日々の中で
次第に強さは増した

遠巻きに見つめる恋
もどかしい意気地なし
一生背負ってゆくのか
礼香マイラブ

ケガをして
保健室へ迷い込み
森の妖精コンニチワ
やさしくされトリップ
危ないこれはトラップ
愛し愛されるための
夢中にさせるための
お願い
うなじを見せないで

洗剤ならアタック
だけど
そんな勇気はないさ
威張れる事じゃない
体操服から
ブラが透けてラッキー
他の奴は視るな
‥とは思いもせず
心から喜びを
分かち合った
きっと恋愛より
友情を
取ったと言い訳る

遠巻きに見つめる恋
もどかしい意気地なし
一生背負ってゆくのか
礼香マイラブ

2004/09/25 (Sat)

[422] 狩る魔
詩人:放射能] [投票][編集]

夢見がちな患者が
そろってる
そっちのけナウ
美しいものが好きで
美しくない自分を殺す

許せない身体の部位
からかわれる白昼夢
××を見られ
まるで汚いものでも
見たような
俺の殺意はメラメラと

ヘビと
ムカデと
クモと
毛虫が友達さ
来世には本物になって
デヘヘッ…
俺は狂人系

今日も快調に頭が痛い
今日も校長は頭が薄い

犬顔で寄り目
斜視になって
俺の口は開いてるか?痛みは突き抜けてる
毒は注入されたのか?爽やかな事など
なにひとつない俺

頭痛強化期間中
俺は狂人系

マミーは椅子の上
両手両足不自由
悪漢はニヤニヤ
バッグから
ナイフを取り出し
チラつかせ
パピーは目を血走らせ
助けようとして
重力みたいに一直線に
突き立てられにGO!
あっけなく‥
遊びのように‥
マミーの悲鳴が響く
あはっ
躊躇なく舌噛み切り雀
それでも構わずに
凌辱は死姦となって
一部始終を
見ていた僕の方へ
お祈りする
時間がやってきた

ヒヒヒッ…
俺は狂人系

2004/09/25 (Sat)

[421] 窓の外は裸木
詩人:放射能] [投票][編集]

今日は気分がいい
僕の命は
ドレミファソラシド
どれくらいなの?
時計の
カチカチ音のように
心臓音がシャウトする
精一杯に
生きてるんだね
でも永くはない…

呪文言語の日々の中
思考まとまらず
荷物まとまらず
旅立つ勇気は未だない
投薬を頑なに拒否
人生そのもの
病気にだって
抵抗してみせる

ポックリ逝ったら
笑ってほしい
誰も悲しむな
それが遺言
誰も信じちゃいない
どうせ聞こえない

窓から見える風景は
葉の一枚さえない老木
僕の心も老いたのか
何の飾りもない死に体
もう
落ちてしまっている
抵抗むなしく‥

明日は
やってくるのかな

2004/09/21 (Tue)

[420] 最強
詩人:放射能] [投票][編集]

この世に生を受けし
罪も罪とて
原罪か贖罪か
今宵も
人事不省に陥りし
蒼こうの都の片隅で
何を思うや

虐げられてきた故に
復讐心先に立つ
何処ぞの
名も知らぬ客人に
望み託すは己を裏切る

眼下
極み
桜吹雪に泣いていた
美しいやら
悔しいやらと

2004/09/21 (Tue)

[419] 大航海
詩人:放射能] [投票][編集]

変わってしまったと
泣きながら
訴える君の前で
思い出を
忘れた訳じゃない
揺れる灯に…
付き合い始めた頃の
楽しい幻を見て
あした会えるのが
ワクドキだった
君の顔を直視するのも
恥ずかしかった
ためらいは新鮮を
優しさは思いやりを
出会った時から
面影は今も
愛情を覚えたまま
待っているのが
別れだとしても
かけがえのない人

夜が明けるまで
ついててあげる
冷やかす酔っ払い
千鳥足でゲロを吐く
僕達の歩んだ道も
同じなのかもね
無口な君
反応もない
腹が鳴ったけれど
見慣れた笑顔は
僕自身が
消してしまった

2人乗りの
キップを買って
予定調和の
まだ見ぬ明日へと
沈み始めてく僕達は
まるで
タイタニック号

避けられない障害を
越える事など‥
今の僕達は
井の中の蛙だけれど
大航海で
揉まれてくるよ
待っていてくれと
言える自信は
何処にも
見当たらなかった

2004/09/20 (Mon)

[418] 才能
詩人:放射能] [投票][編集]

己の能力について
悩むほど
怠けてはいない

2004/09/19 (Sun)

[417] RPG
詩人:放射能] [投票][編集]

僕を誘拐しても
身の代金には
応じてくれない
そうさ
だって炎の独りぼっち
心配さえも
してくれない

冷たいね明るいね
試練だね

僕を殺害しても
後始末に
困るだけなのさ
そうさ
だって櫓な独りぼっち
捜索さえも
してくれない

虚しいね苦しいね
詭弁だね

僕が失恋しても
ざまーみろと
けなされるだけさ
そうさ
だって氷な独りぼっち
慰めさえも
してくれない

貧しいね可笑しいね
野蛮だね
卑屈だね

2004/09/19 (Sun)

[416] 
詩人:放射能] [投票][編集]

俺が今ここで
ガンである事を
明かしたら
すぐに見捨てて
移りゆくだろう
余命いくばくもない
木の葉を数え
みんな笑うのだろう?

嫌な人ばかり
見てきたから
嫌な人になりきれない
お手本となって
俺を導いてくれたのか
まさに有難迷惑

こんな己に
殺意すら感じる
適当に流して
うまく生きていくコツ
立ち回る彼ら彼女らに
世の中の不公平を見た

絶妙なタイミングで
切り捨ててゆかれる人
要領の悪さが光る
そこかしこに
泣き虫は存在していて
ミノ虫のように
外界から閉ざされ
自然に心も身体も痛い
経験としてならば
まだ先はあるのだが
性格としてならば
一生このまま

2004/09/19 (Sun)

[415] 能子の恋愛不況
詩人:放射能] [投票][編集]

遊びみたいに
消費されてゆく恋愛
次こそは本命だと
言い訳するの何回目?
それでも
求める事をやめられず
離れられず
忘れられず
呼ばれりゃ
飛んで行きたいわ

第10回心理合戦
裏の裏の裏をかくの
そのまた裏を
かかれてる
愛しい貴方はスゴ腕
背後から操り人形
糸は赤い‥?

歴戦の強者も
敗北の歴史に彩られ
愛される自信があれば
優越感と共に
焦らずにアタック
できるのにな‥

踏んだり蹴ったりの
オチコボレ
やさしくされたら
ついて行く
たかが飴玉で
誘拐されるタイプ

変人じゃなくて
恋人が欲しい
願いはせつなく
響きわたるけれど
神様に無下に
断られてると思う
ウルルウルルな
あたしの不況

この世の春
スポットライトで
どうか照らして

2004/09/19 (Sun)

[414] 劇場史上最低晩餐会
詩人:放射能] [投票][編集]

9月だというのに
苦月になりそうな予感
もう決定事項に
されているような‥
ボンクラは
学校に来てやがるし
ウチの猫が朝
離れてくれないで
困ったし
本当に尻上がりに
調子を下げてるよ

事情により
ちょい休んでいたら
死亡説が
ささやかれて…
‥いないし!
本当にもう
期待を裏切る人達だよ

暑い!
皮も脱ぎたい気分だぜ
肉は食ってさ
涼しいだろうなぁ
俺の骨は美しいぜ
見た事はないが
珊瑚礁に匹敵する筈

俺の携帯は
持ち主同様おかしい
‥って
大きなお世話だ!
いきなり
機能停止だと?
いい度胸だ
まるで俺の未来を
暗示しているようだ
‥って
ケンカうってんのか!
ハァ
携帯相手に
漫才やってもな
こんな芸
披露したくないしな
人口1名
いつ数えても1名
四捨五入しても
居るのは俺だけだ…

未来の歴史を
紐解きたい
創るのは俺だ

2004/09/02 (Thu)
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