扇風機

ホコリはらって

宇宙人

一年前と

同じアホやで

君が要らないと
思うものは
君が要らないと
思うために
存在しているのです
それがどんなに
辛く悲しいものでも
思う事を大事に
生きてほしいのです。。。

たった一口だけ
かじっただけのピザを
気に入らないからって
大皿に戻すような
そんな子に
育てた覚えはありません

アンパン半分しか
食べ終わってないのに
次のクリームパンに
手をつけるような
そんな子に
育てた覚えはありません

だけど僕ら
いつのまにか
知らないうちに
そんな風に
育てられてた

でも
変われるよね
いや
変わらなきゃ。。。

二歳ちょっとの
甥っ子が
我が棲家を襲撃
それには触らないで
と言うような
願いは聞き届けられない
ただ祈るしかない
人は無力だ。。。

自らの
無神経も
後になって
気付く事が
出来れば
心は疼くが
まだいい

気付く事無く
置き去りにした
無神経が
いったいいくつ
あるのだろう
考えだしたら
夜も眠れない。。。

行きの道

雨濡れ傘買う

帰り道

雨雲あらず

雨具もいらず

そこのわけーの
ちょっと聞ぃてけ
儂も昔はのぉ

「なんで儂が
　かっこつけんと
　あかんのじゃぁ」

ちゅうこと
思っとったんじゃ
選ぶんは常に
儂の方なんじゃって
硬派きどって
粋がっておったんよな

でもそいは間違いじゃった
儂が選ばれる方じゃった
そやけんども
そんな思い違いしちょる
ような人間を
誰が選んでくれようか

「誤りてはすなわち
　改むるにはばかる事なかれ」

とは言うが
儂の場合は少しばっかし
遅かったようじゃ
儂も歳をとり過ぎた

わけーの
御前さんは
間違うんじゃねぇぞ。。。

テエシャツの

袖をまくりて

ジャングルや

阿呆詩人亭あいく
「バニラエッセンスと掛けて
　心幼い恋ととく」

○楽師匠
「その心は？」

阿呆詩人亭あいく
「どちらも甘香につられて
　舐めると苦い思いをします」

○楽師匠
「上手い
　でもねあいくさん
　ちょっと違うとこあるよ
　バニラエッセンスの方は
　一回舐めりゃ懲りるけど
　恋の方はそうそう
　懲りたりしないだろ
　おーい山田君
　あいくさんの
　一枚もってっちゃいな」

阿呆詩人亭あいく
「そんなバニラ」

○楽師匠
「だっはっはっ
　なんだいそれ
　頭一字しかあってないよ
　山田君全部もってっちゃえ
　それでは○点これにておひらき
　また来週！！」

僕の心は
スポンジみたいで
スカスカだけど
近くに湿気があれば
簡単に吸いこんで
でもちっぽけな
スポンジだから
あっというまに
飽和しちゃうから
すぐに水漏れで
もらい泣き
ちょとしぼれば
すぐ乾くから
またカラカラと
笑い出す
そんな軽い
スポンジみたなもん。。。