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栢徠の部屋  〜 投稿順表示 〜


[181] 友情ではなく愛情
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居残り作業
携帯への着信
君との会話

教室を飛び出した



駅までの道のり
ただ、走り抜ける
また着信音
荒い呼吸を抑えて会話


駅に着いて君を探す
また着信
「一番奥に居るよ」

また足を動かして
君の場所へ
手を振る友達
でも、先に君が視界に入る



君が抱くのは友情
でも
私が抱くのは愛情
平行線
交わらない
でも、君からの着信を
待っている

2008/09/17 (Wed)

[182] 友達の距離
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クラスの友達は遊びに行って
二人で歩く帰り道
滅多にないから嬉しい

だけど会話が進むたび
突き付けられる
『友達』という関係
君の気持ちがわからない
なのに、それだけははっきりとわかる


高鳴る気持ちと同等に
胸の中が冷えていく


別れた直後のメール着信
『なんで暗い顔しとったん?』
『ちょっとだけ、寂しかったのかもね』



友達に誘われなかったからじゃない
隣りに居るのに
君との距離が遠いから


好きという感情を
胸の中から取り出して
集めて一塊に

するとそれは
たった一言




「苦しい」と嘆いた

2008/09/21 (Sun)

[183] 好き≠嫌い≠苦しい
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好きという気持ち
嫌いという気持ち
苦しいという気持ち

全てを心に詰め込んで
グチャグチャにかき混ぜて


私は君が好き
友達は君が嫌い
間に挟まれて苦しい
けど、やっぱり私は君が好きだよ……



感情ってなんでこんなにも複雑なの?
君が嫌いという声が聞こえるたび、心が締め付けられる
苦しいよ……


私も君を嫌いになれれば良いのに
そんなこと、無理だってわかってる



苦しいよ……
苦しいよ……
好きも嫌いも全部無くなってしまえばいい
そしたら苦しいも無くなるのに

2008/09/19 (Fri)

[184] 翼の無い天使
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空高く、飛ぼうとした
優しい世界がそこにあるような気がして
そこは苦しみなんて無い世界
誰かが言った『約束の地』


所詮は夢
風の音を聞きながらふと思う
もう、空を翔ぶための翼は無くしてしまった

それを寂しいと感じなくなったのはいつからだろう
それを悲しいと感じなくなったのはいつからだろう

風の音しか聞こえない
視界に広がる空を見つめて、遠い記憶の糸を辿る



もう、思い出せないや

2008/09/26 (Fri)

[185] 君に届けばいいと
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君に届けば良いと
いくつもの言の葉を

君に届けば良いと
僕の気持ちを

誰にも届かない
僕の心の言の葉を



……なんて
僕の心のままに
ただ言の葉を綴るだけ

2008/09/27 (Sat)

[186] 届かない願い
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ねぇ、神様?
どうすれば願いは叶う?
教えてよ


不相応な願いだとわかってる
届かない思いだと知ってるよ


ねぇ、神様?
何を犠牲にすれば願いは叶う?
教えてよ


何を犠牲にしても良い
たとえ大切なものを犠牲にしてもいい



ねぇ、神様?
どうすれば私の願いはあなたに届くの?
教えてよ……

2008/09/29 (Mon)

[187] 現状 心情 感情
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愛してほしいなんて言わないよ
愛してほしいと思うけど
だって私はあなたが好きだから


この距離、嫌いじゃないもの
腕は組めないけど、隣には居れる
ただの友達として

私の思いが伝われば良い
でも、同時に思ってしまうの
離れたくない!

好きって感情はとっても厄介
どうしても持て余し気味
儚く消えると知ってるから


もう少し一緒に居てもいい?
愛の言葉はなくて良いから
ただの友達関係が終わるまで



決して遠くはないその日まで

2008/10/01 (Wed)

[188] ひとつ恋をした
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ひとつ恋をした
人を好きになる喜びを知った
ひとつ恋をした
人と笑いあう楽しさを知った
ひとつ恋をした
人を思う優しさを知った
ひとつ恋をした
人と別れる寂しさを知った
ひとつ恋をした
人を想う苦しさを知った
ひとつ恋をした
人を愛する葛藤を知った



そしてまた恋をした
喜びが溢れた
楽しさを与えあった
優しさに包まれた
寂しさに泣いた
苦しさに悩んだ
葛藤に苛まれた

嬉しかった
また恋をすることができて
あなたを好きになれて
あなたを愛する事ができて


ありがとう
私を愛してくれて
ありがとう

2008/10/05 (Sun)

[189] それは私そのもの
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真っ白な画用紙を

黒のクレヨンで

真っ黒に染めた



真っ白な画用紙を

赤のクレヨンで

真っ赤に染めた



クレヨンを握った手は

黒と赤で

まだらに染まった

2008/10/19 (Sun)

[190] りんごとみかん
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アナタハ
ドチラヲ
エラビマスカ?



精神的に辛くなった友情
状況的に絶望的な愛情
天秤にかけたら、どちらに傾くだろう
天秤に乗せた瞬間、根元から折れてしまいそうで
怖くて、恐くて
出来そうにない
どちらもどんどん重くなる
 
 
りんごもみかんもさっさと腐ってしまえば良い
腐って、虫が湧いて、誰にも見向きもされずに跡形も無く消えてしまえば良い
 
なのに
 
りんごもみかんも腹がたつぐらいにみずみずしい

2008/10/20 (Mon)
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