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木菟の部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 実は何もない
詩人:木菟 [投票][編集]



天秤は傾く

毒を持った皿 を 彼女は惜しげもなく 差し出した

魔法がかけられ完璧だった食べた誰か

愛だとか信頼だとかいらない 生きていけるのだと

冷たい目で 彼も共に光った

天秤は傾く より 重いほうに

最早天秤の存在は意味がない
世界だ人々だ

痛むことないならば酷く羨ましい

もっともっと何かを大切だなんて思うことなく決めることなく心、毒々しく重くあれば傾いたのでしょうか

仲間になれたのか

彼らみたいに 軽やかに唾を吐くみたいに 笑いあえたのかな

その実のところなど 価値は がらんどう

虹はかけられても がらんどうを信じて止まない

求めて止まない がらんどう 飾りたてても金を積んでも振れば音すら鳴らない

2011/09/25 (Sun)

[22] 歩く
詩人:木菟 [投票][編集]

まだ、きみは喋れるからましだよ。って風が吹いたように誰かが放った
嗚呼、嬉しい
嬉しくなんかない
ますますみじめになった
胸の中の酸素が完全に抜かれた
わざと爽やかに笑んでいたその顔
分かっている
予告編を見せつけた
何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も何編も
見せられてばかりで
胸は焼き焦げた
小さな塵みたいな
焦げた破片をかき集め
わたしは彩る
小さな塵でもわたしは拾いにいく
透明な身体で心で
もうこれ以上消える術はない
大嫌いな愛しい世界
大嫌いな愛しい人間
何者かさえ解らずに
さぁ行こう




2011/09/25 (Sun)

[23] colorful
詩人:木菟 [投票][編集]

壁にバーンバーンバーン
壁は壁だから
前回は批判で
今回も非難
次回も
未来までも
醜い過程をたどり
更に貴方は綺麗になるのだろう
虫のよう
機械のよう
鳥のよう
ウイルスのよう
悪魔のよう
天使のよう
いくら呑んでも意識は保ったままで
なんともなくて
平気な人が楽しんだ勝ち
鈍感不感勝ち
風見鶏
背伸び
いささか無理して
気遣いあう
ピーナッツ
だるい悪戯
そのちっぽな目
電車を待ってる臼緑
迎えにいくよ
きみだけを
望めば来たり
望まずとも来たり
嗚呼今日も一粒の意識的で
痛みを承る
安らかな眠りの手前
綺麗な微笑を皺なく張り付けた世を
飛ばされ転がり
ただ染まりゆくゆく
ただじっと見つめる
壊れようとも汚れようとも
構成した儚いものが
なんともただ優しい

2011/09/27 (Tue)

[24] 無題
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内側 外側

うちがわ に そとがわ

なんという 不思議 な

さらさらに どろどろ

傾いては いけません

見ないよう知らないふりもいけませぬ


うちがわ 外側

そとがわ 内側

なかよく しばらくは 一緒

支え ささえられ

支えられ ささえ

ねぇ どこにあると 思う

ねぇなにに 価値をおく

考えもしない 考えちゃいけないよ
多分

ねぇどこにあるんだろう ね ね

摩訶不思議な 僕ら

2011/09/27 (Tue)

[25] 聞こえますか
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すっぽり

あれは正しかった んだな

そして 前も後ろも■のまま

教えてくれた 神さま Thanks

ほんとうに お節介です
あなたという方は
まったく

無理の上で安らぎを貪るのも
誤魔化せやしないの

わたしが、いなくなっても
神様は楽しみを探すのよね
いい身分だわ

でも、おかしいわね 実在してたり
もしかしたら

してたりしてね?

2011/09/27 (Tue)

[26] again
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大丈夫

易々と スイスイと 流れ 流れ 落ちれば

また 命の 輝き 何度でも あらゆる 愛を 絶え間なく

忘れ 忘れられ 規則正しく 狂ってもいるけど

ごめんね、笑って。

今日を忘れるんじゃない 忘れられたんじゃない

じゃないよ、

でも痛むのはなんでだろうね

澄みきったものも 場所もないかもね

なんで僕は なにを 見てきたのやら 愛しいよ 嫌だな

僕の言葉は、なんて 消しかけたって

ずっとずっと くだらない話でもしよう

アナタが好きで大嫌いだから お話を聞かせて

ぼくも わたしも 眠りにつくまで

思いつくまま 心が走るまま 駆け回って

にっこり笑って 時に深くため息を吐いて

トンって ポンって 宙に 放てば 煌めくのです

誰かが泣いたり 消えたり 幸せになったり

とても形なき すべすべな全てです 液晶も紙の上も

瞬間 瞬間を よくよく 味わいながら それが一度きりの最高の今の味

先の味 未来の味

震える指先 あたためましょう

お望み読みではなく いまの 偽りなき瞬間 瞬間 きもち

ごめんね 耳障り 目障り だと おもう

おもう

今はこんなに冷えてるのにテーブルの上で

溶けてた バター ぺろりと 指先で すくい舐めてみた

鳴いてるように 感じたから

で 僕は静かに眠りについた

たくさんを殺した今日を正しく終える

終わるつもりで 終わらないつもりで 口ずさもう

僕らはは ちゃんと 拍手を贈るよ

透明になってきたけれど 聞こえなくたっていい

空気を払ったっていい

しんと してる しんとしてる

実は 泣きたい きもち

そして なかないで スイッチぽちして先送りして 見ないように

見なくてもわかるだなんて 跨いでみたり

2011/09/28 (Wed)

[27] 目覚めの唄
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ハロー ハロー

また今日も僕は哀しい夢を 見ました

夢の中で 痛い痛い


でも ハロー

本当は、

本当は、生きてちゃいけない人間だど

わかってる

でもハロー また今日もぼろぼろ泣きながら

目覚めました まるで劇薬のような 夢でした

ハロー 泣いてなんかいない ハロー

ずっと見続けてしまうなら ハロー

たまに姿を消しても ハロー

ついてくるって分かっているから ハロー

僕の中に居たいなら どうぞ ハローハロー

また僕は

2011/09/28 (Wed)

[28] きゃなちゃん
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楽しいと思った時
もっとって思うこと
分かち合う楽しみ
笑っている
口ぷらぷらぺらぺら
笑っている
きゃなちゃんは
忘れない
忘れる
きゃなちゃんは
止まらない
きゃなちゃんだから

2011/09/28 (Wed)

[29] きゃなちゃん2
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きゃなちゃんの1日は急がしや
とっても忙しや
だって
実はきゃなちゃん神様だから
みんな知らないふりして
きゃなちゃんも知らないふりして
きゃなちゃん影で頑張ります
きゃなちゃん必死に頑張ります
頑張れきゃなちゃん
わたしも応援しています
きゃなちゃんみんなの神様
きゃなちゃんみんなの父母
世界の創造主
きゃなちゃんいつまでも
ずっとずっと
行け!
止まるまできゃなちゃん

2011/09/28 (Wed)

[30] きゃなちゃんの呼吸
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まぁ 普通

きゃなちゃんの 脳

ブラックホール

きゃなちゃん の わがまま

まるで太陽

きゃなちゃんの心


わたしは 神様


きゃなちゃん の 呼吸

ありきたり

2011/09/28 (Wed)
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