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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[88] ついてないデイズ
詩人:どるとる [投票][編集]


ついてないな ほんと
ついてないよ いつも
そんなことを口に出しただけでもうほら気持ちから沈むでしょ
だからね

こんな何気ないありふれた1日のなかにあるはずの小さな喜びに気づいてさ ひとりでもいいから笑ってみようじゃないか
それをどれだけ大切にできるかで気持ちは変わってくるんだ

たしかにねついてない日もある
だけれどそんな日ばかりじゃないはずだ

もっと周り見回してごらん

小さな小石につまずいただけですぐに泣きたくなるほど心がちびっちゃくても
ほら百円見つけた
そんな小さくて些細な出来事が奇跡にも見えたなら

頑張って頑張って
なんて平気で馴れ馴れしく肩を叩く人の群れをくぐり抜けて
形だけの笑顔ですまそうとする奴らを押しのけて僕はこの不安の坩堝から脱出するんだ

ついてないデイズ
それもまた人生の形
笑えない日もあるんだ
認めたくないけど仕方ないさそれより明日笑えたらいいよねなんて思う今日が幸せなら最高だよ

太陽は何度でも昇るし明けない夜はないから特別な悲しみなんかありはしないのさ
だから進め
泣きながらでもいい
急ぐことはない
頑張れなくてもやれるだけできるだけ最善よりも最大よりもそれよりも自分がもつ力のなかでできる半分の力で笑いあとは泣いていればいいんだ
泣きたければ泣いて
笑いたければ笑って
無理はしないでさ
ついてない
ついてない
なんていうよりも
明日はついてる
なんて適当に決めつけてしまえ
今日 人生が暗闇に包まれないように
みなぎる若さと有り余るほどの好奇心で地に足を着け歩いていこう

たまには空を 太陽の顔色をおがもう
冷やかしみたいに世界をあざ笑おう
そんな生き方もあるはずだからね
自らの行き先をどこまでも密林にしないでさ 余計な雑草はかき消して この世界の光 見えるようにしよう。

2009/09/04 (Fri)

[90] ミスターナマケモノ
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僕は何もやる気ない
笑う気力も失せた
ナミダを流すなんてことさえ面倒だ
我はミスターナマケモノ
態度だけでかくて無気力な僕はナマケモノピッタシだろう
その鋭い爪は無意味になってしまう
その足はこの脳みそは何のためにあるのかもわからなくなるよ

それでもそんな僕にもいいとこは確かにあってさ
例えればつぶらな瞳なんか自分でも一番お気に入りさ

まあ何にしても
進めや進め
ナマケモノよ
密林みたいな
世の中を
どうにかこうにか
乗り越えて
その優しい
瞳でいざ行け
行けよ行け
ナマケモノよ
ただ単に
怠け者で終わるな
怠け者でも
人間的に
暖かい人なら
それは
どんなに
頭のいいやつより
素晴らしいから

ミスターナマケモノよ
自信を持てよ
愛を育てよ
それだけでいいからね。

2009/09/05 (Sat)

[91] 脳天気ボーイ上天気ガール
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脳天気ボーイ
な僕と
上天気ガール
な君で

幸せ
二人は

いつまでも
どこまでも
二人は。

2009/09/05 (Sat)

[94] 笑う太陽
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久しぶりに笑った気がするなあ
僕の笑顔はすっかり錆びついて
こんなに頑張ってもなんだか笑ってる気がしない
でも笑ったことにはかわりないから別に誰にもわるいとは思わない

空がいつもよりも低く感じるのは
少し希望芽吹いたからかな
なんてことを言いながら歩道を歩き暮れなずむ空を見ていた

夢の中じゃ僕を悲しませるものなんて何もないから安心して眠りなさい
そんな優しい言葉かけて眠ろうとしたけれど

星空が見えている
それでも綺麗だけだとは思えない景色
悲しみが 苦しみが
いつでも僕の中には言い訳と文句と卑屈があふれてる

そんな僕でさえも
太陽は あの太陽は
笑ってるみたいに
照らしてくれる

目覚めの陽の光
カーテンを巻き上げて
注いでくれる

明日もまた泣いちまうかもしれないけれど生きていこう
そう思える
小さいけれど僕には大切な大切な生きがいが見えている 今は

ありがとう
感謝の津波が
胸の奥から
押し寄せている
そんな状況下
僕はひとり
立っている
ただまばゆく光る
太陽の真下で
太陽と笑いあいながら
常識の捕虜だとは思わない もう
そんな悲しいことかき消す輝き 見つけたから

笑う太陽
あいつが教えてくれた
青空いっぱいに陽を注ぐあいつが。

2009/09/08 (Tue)

[95] ぼくらの空
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あなたにもあの空が見えているなら
それは僕にも見えているからね
ひとつの空の下で僕たちの心もひとつにつながってる証になるんだよ
空がひとつのように
心もひとつなんだよ
見えない気持ちと気持ちがおなじかぎり二人の空は無くならずにどこまでも果てしないから
途切れることなくつながってる
空の青さが
空の果てしなさが
誰から見ても
変わらないように
僕らの気持ちや
僕らの思いも
いつまでも
いつまででも
変わらないのさ

あなたと僕が見ている空がずっとおなじ空でありつづける限りずっと僕らの空は僕らの空のまま
見上げた瞳の中でおなじ色のままおなじ大きさで広がっている

それが二人の空
つまりぼくらの空。

2009/09/08 (Tue)

[96] アメとムチ
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どうしようもないせつなさは誰がぬぐってくれる?
孤独な今に救いを求めたら天使が舞い降りるとでもいうのかい?
際限なく生まれる悲しみをくたばるまで相手してなくちゃならないのに
僕は何を笑ってるんだろう
たったひとつの喜びになに、気をゆるしてるんだろう

アメに降られ
心まで水浸し
ムチで叩かれ
肉眼では見えない傷が所狭し

着の身着のまま
僕は走った
標識だらけの
ルールの王国を
ただ縛られるまま
言われるがまま
正しいと思い込んで

そこに 今 見えている光は信じても問題ないですか?
誰かおこたえください

アメに濡れて
アメの甘さについ気をゆるめ
その隙を取られ
ムチがとんできて
僕はまた傷だらけ
憎しみが増すだけ
それでも誰を憎んだってしかたないそのしかたなさに果てはないこと
誰よりも知る僕はただただとほうに暮れるばっかで
アメの冷たさに耐え
ムチの痛さにも耐え
ただ甘いアメをせがむときだけ世の中に尻尾振ったりして
本当、自分でも自分のプライドの薄さに
呆れる始末

僕の価値は一体?
今はどんなに単位を下げても値段のつけようもないくらい
自分の価値の低さに気づいて溜め息を煙らせるだけ

アメに濡れても
ムチで打たれても
もうむなしいだけ
ただ悲しいだけ
何の感想も無い
もう飽きてしまって
繰り返しすぎて
何のこともない

それでもアメは降り続きムチは振り回され続ける
僕をただ目覚めさせる為だけに
それでもまだ目覚めない僕にまたアメとムチが繰り返し繰り返し

僕はいつになったら
僕はいつになったら
誰かがいうような
利口な人間になれる?
最近は専らそんなことばっか言ってる

意味ももはや成しそうもないアメとムチの日々のなか。

2009/09/08 (Tue)

[97] 走るより歩こう!
詩人:どるとる [投票][編集]


ゆっくりのんびり気ままに生きていきましょうよ
下手に急ぎ慌てて生きていたら普段じゃ目につくはずの小石にさえ気づかないまま
すっ転んでしまうから

ゆっくりのんびり気ままに歩いていきましょうね
風まかせ 運まかせ
明日は明日の風が吹く
どうせ明日は生きれば来るんだから
ガタガタ言わないで頑張りすぎないようにモチベーション考えて生きていければ上等でしょう

だからね心に掲げるスローガンは生まれたときから変わらない

「走るより歩こう」
これに尽きます。

2009/09/08 (Tue)

[99] 今に咲く
詩人:どるとる [投票][編集]


この世界に幸せはあるのかな 僕のそんなセリフが決まり文句のように今では口癖になってしまいました
ずっと生まれたときから僕はそんなもの探してた
そんな気がするけれど

心を見りゃほらいつのまにやら
かわいい花がひとつ
これからどんどん大きくなるんだね
楽しみだなあ
未来が

今日より明日は
幸せへ近づいて
明日より明後日は
光が強くなって
僕を包む希望がまばゆさを増して

降り注がれたその陽射しとうれし涙が花を育てる栄養になるのさ

幸福の種を蒔くようにほら早く大きくなるんだよ
僕を幸せにしておくれ
なんて言葉を吐きながら僕も汗を流して働くよ

待ち遠しい未来にでっかい花が咲くように強く願いながら
僕は今という時間を精一杯に生きる
太陽に向かい闇に立ち向かいここに凛と咲くように立っている

風にも負けず
日照りにも屈せず
雄々しく
咲いている
道端の花のように
色あせながら
汚れながらも
必死に今を咲かすように僕も今に精一杯咲きたいから死にたいなんて嘘でも言わないのさ

悲しみだってこわくないぞ
お尻ペンペンさ
どーした?
まとめて相手してやる
かかってこいよ
その代わりどんなに痛い思いしても僕は死にたいなんて思わないからな

今に咲いていること
この世界に咲けたこと
全ての事実に喜びと理解をしめしてるから
僕はよって明日も死なず生き続けるのだ
咲き続けるのだ

メラメラ燃える太陽の下で明日(みょうにち)も。

2009/09/10 (Thu)

[100] 宇宙の端っこで意地を張る
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みんなが笑う
僕は泣いてる
みんなが泣いてる
僕は笑う

きっと
最初からね
住む世界が違うのさ
そんなさびしいことをためらいもせず口にする

夜がここから見えるだけの僕の世界を黒く染めて 明かりもポツリポツリつきはじめたら
僕は行方をくらまそう
誰も知らない夢のなかへお一人様 限定で誰も付き添いなどさせずに

今 僕は誰よりも多分孤独だけれどなんだかそんな自分がかっこよく思うよ
たとえばさ今の僕を言葉であらわしたら宇宙の端っこで意地を張るみたいなものさ
無理なことだろう?
でもできてるんだ
孤独という名前の闇の中で楽しいことも新しいことからも遠のいてわざわざひとりでいるんだもの
まるでこの部屋は世界中から隔離されたミドルサイズの宇宙みたいさ

窓の外からはお月さまが金色に光る、まるで世界の決まり事がずっとおなじであるように醜いくらいおなじ光り方で光りながら
笑いかけてみてもクスリとすら笑わない月でも情緒はあるのかい? 通りすがりの君?

何が言いたいのか
自分でもわからなくなるくらい未解決な謎が多すぎる
だから僕はひとり頭を冷やすために宇宙に閉じこもったんだ

けっして孤独になりたくてひとりになったんじゃないってことをまず君に伝えたい

そんな空の下で僕は幸せでもなく笑えるはずもない今を抱えながらもけっして不幸でもない微妙に恵まれた生活を送っている

全てはこの部屋から始まり全てはこの部屋で終わる小さな宇宙の小さな物語
不思議も何もヘッタクレもないんだぜ

多分ね
これからも。

2009/09/10 (Thu)

[102] ハニースマイル
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他人を上から笑う笑顔にはなんの感情もない
感情のない笑顔にはそもそも笑顔という名すら勿体ない
だから笑顔とはいつでも感情が備わっているものを指す
感情のない笑顔は笑顔とはもはや呼ばない
そんなのは笑顔に非ず
ただ口をひずませつり上げただけのお粗末なものだ
笑顔には笑顔の温度があるからそんななんの感情もない冷たいものには笑顔という名すらおこがましい
だから僕らは笑顔に優しさや温かみを感じたり込めたりするんだろう
その人に向ける笑顔が少しでも丸くなるように
向けられたその人が幸せになるような笑顔であるように
だからそんな笑顔を見た僕らは甘い甘い気持ちに酔うんだね
それはアルコールにも似た素晴らしい味わいがあるから
もっと見たいもっと感じたい
そう思うんだね
その笑顔に確かな感情を感じるから
それが笑顔か笑顔じゃないかを判別する一番の方法だ
君の笑顔はとても温かいからそれはハニースマイルだね
みたいな具合に
人は人の笑顔に感情を汲み取る機能があるからもっといえば人は人の中にある感情を素直に見透かす力があるから
人は人を愛情から憎むし愛情から尊び惹かれることもある
すべては笑顔の成す力なんだ
甘いだけだと見せかけてとてつもない力を秘めた笑顔の。

2009/09/10 (Thu)
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