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柚樹の部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 君が居ない
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何処で失くしたのか
何処で手放したのか
もう君が居ない

狂ったように泣いて
叫んで
名前を呼んでも
もう君は居ない

傷ついて
泣き叫んで
それでも足りなくて
腕を伸ばすけど

もう 君が居ない。



2004/11/28 (Sun)

[22] ヒトリ
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ヒトリになりたい

あの日君に吐いた嘘は
僕にとんでもない罰を
連れて来た。

ヒトリにしといて

君の幸せを願ったから
僕は嘘を吐いたのに
キミハ

そんな僕の想いを無視して
空へ還っていったね


僕は
独りになってしまった。

これが
あかい嘘に対する
からい罰。




――喜べないよ。


2004/11/29 (Mon)

[23] モノクローム
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空と海の境界
雲と太陽の境界
僕が僕で在る為の境界

そんなものが皆
無くなってしまったよ。

だって君が居ない
君がそこに居ない
それだけで
世界はこんなにもモノクローム


君が世界に居ない
君が生きていない

それだけが
今僕が泣き叫ぶのに必要な

真実。

2004/11/30 (Tue)

[24] 代償
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貴方が妾に注いだ
深くて 執拗で 別れの様にゆっくりした接吻
妾は其れの代償に
恋の病 恋の熱に苦しみ

貴方が下さった 其の接吻の中で少しずつ

死んで逝くのだわ。


2004/11/30 (Tue)

[25] 大嫌いです
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嘘吐きな貴方等。

何故私を置いてゆくのですか 何故私に一言言う事すらして下さらないのですか。
愛して居たから
そんな体裁の良い嘘は止めて下さい。
貴方が私を嫌いになっても構わない
只其処に 貴方が居れば

だから ねえ
嘘でも良いから
嫌いと言って

そうすれば

貴方の死ぬ意味等無くなるのですから。

2004/11/30 (Tue)

[26] 
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空が紅く染まった暁には
愚かなあたしを
愛して下さる?

海が紅く輝いた暁には
愚かなあたしを
信じて下さる?

太陽が落ちて
世界が朱に染まって
何もかも
全てが紅く染まった暁には
愚かなあたしを
見つけて下さる?

皆燃えてしまって
あたししか居なければ
貴方はあたしを
見つめて下さる?

愛して下さる?

2004/12/01 (Wed)

[27] 
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華の様に麗わしく
雪の様に美しく
血の様に艶やかに

そうやって生きて来た
貴方が求めたあたしを演じて 演じたあたしは貴方を求めた

もう如何にでもして
そう言ったなら貴方は
あたしを此処から 出して下さる?

此の 華の都
大門の外側へ
此の檻から
連れ出して
其れが叶わぬなら
…どうぞ 殺って。

2005/03/16 (Wed)

[28] 最終電車
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最終電車を見送って
ちいさく
さよなら と言った。
向こうに手を振る
きみが
見えた気がした。

開いたままの君の写真は
もう二度と動かない


さよならを言うよ
君を愛した日に
さよなら
全部、思い出にするよ
涙はまだ止まらないし
もう電車は無いけれど

きっといつか
手を振り返せるよ。



2004/12/18 (Sat)

[29] いつでも。
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いつでも
貴方を見てるわ

いつでも
貴方に触れるわ

いつでも
貴方を繋ぐわ

いつでも
貴方を掴むわ

いつでも


いまでも
貴方を
離しはしないわ。


2004/12/25 (Sat)

[30] 天気晴朗なれど波高し
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長い夢から醒めると
隣りには
温もりを失った
君の身体が在った。

外を見ると
窓に切り取られた空は
どこまでも青く
青く泣いていた。



2005/01/22 (Sat)
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