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あとりえの部屋  〜 新着順表示 〜


[449] 森の向こう
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


森の向こうはどんな


森の向こう空から


雨降ってるけど


草原の赤い傘


風飛ばし



森の向こう先の未来



過去

血液検査値 とことん下がらせた相手の

株値は上昇してた




そんなこと辞めろ












2011/06/26 (Sun)

[448] 明暗
詩人:あとりえ [投票][編集]



明るい未来
明るい選択
明は
文明の明


ラットたちが沢山
明るい
明るい中の
裏扉向こうに居て


ラットが歯向かえば
ラットの癖に偉そうにと


その壁向こうは
明るい
明るい未来





花嫁の部屋の床下に


何人者の前妻たち眠る


ラットのように


明るい未来

明るい
明るい
明るい



牛乳を一日 3000リットル飲みました
健康的でしょう?


明るいでしょう?


僕ですか?
ラットです


僕と同じラットたちが
新しい花嫁の部屋の床下で
眠っています


毎日、一日5000リットルの牛乳飲ませられ


牛乳は健康だから
それで身体壊すことは
ありえないと

僕の上司は言いました


花嫁も明日から一日
3000リットルから始めます


いつかばれるでしょう


暗闇から声が響いて来ますから
















2011/06/26 (Sun)

[447] 毒素
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



文字のなか巡った毒素とは


文学的にはどの様な記し であれば


排出可能ですか












2011/06/26 (Sun)

[446] 切れた鼻緒
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


岬から桜散る物語


蒼き漁火

隠す見逃した事実



遠くで星吸い込む宙



下駄の鼻緒切れても


物理的な反応


そこに因果関係は無し


ただね

切れた鼻緒の下駄では

そこから先は

裸足で走っていった物語


現実に創られて


2011/06/26 (Sun)

[445] 公園の栗鼠
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

 

公園のベンチに向日葵の種

かじる栗鼠が居て


肩に乗って遊ぶんだ

乗って遊んでくれ

どんぐり転がってくるよなあの公園から

眺めた空から

数年先


公園は閉鎖の札


無邪気な時間割は終わったと


ベンチに置き手紙的な

落書き


空にはその間


幾度となく虹かかり


それはいつか消えるんだと

いつも報せていた












2011/06/26 (Sun)

[444] 地球日和
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



潮かほりの おむすび


晴れた午前中の

フレンチトースト










また普通の人病


幸福病、出現



地球日和の時間割に


ふとあらわれた表現






地球日和
花はフォトよりきれいで


鮮やかで
セピアに暮れて



そして僕らは


別々の空の下の



地球日和












2011/06/23 (Thu)

[443] 苦痛と幸せの方程式
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


誤魔化したわけでなく



逃げている



この狭い空間の記しなかで


時折でなく





空をまた眺めるよな時間割




逃げていい?




月より翔て


翔て


翔た



地球日和に逢いたい





苦痛と幸せの方程式など

説けない












2011/06/23 (Thu)

[442] 詩吟 症候群
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



詩吟症候群のよに


白いイルカの背眺めながめながら


いつか聴いた詩吟


意識なか再生させた




掴みたいんだ



そのこころ



掴めないため


掴みたい



詩吟症候群となって



印せないし


唄えないよな

ジレンマ連鎖




再生する


始めて聴いた
ショックに近い



あの感動




どうでもいいことのようで


とてつもなく大事なことで



聴いてみれば


理解して貰えるかな


このジレンマ













2011/06/23 (Thu)

[440] いつかは消える虹の下
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


彼女はあなたに逢うために


陸を歩んだ


それは時の泉


さ迷いながら泳ぐよな


歩み方で



向こうの信号機上



瞬く凪がれ星


その行方占うように


時は行方不明のよな


迷路のような


一本道を与えて



途中 道は分かれた



どちらを択びますか?



心理占いのよに

簡単に択べる訳なく


逃避してみた彼女は



近くの森へ迷いに出かける



さあ何処に居る


何処へ向かう





陸を択んだ生き物たちは


創造という草原のカフェで


現実的な夢見ながら



森からの道は


曲がりくねった


一本道



みんなママにはなれない


だけど その道は


けしてわるいものでなく


自分で択んだようなもの






ならばそれなりの道を自ら択んだ




あなたたちが住む陸には


そんな森や道
草原の街の上



いつか消える虹を



眺めた







2011/06/23 (Thu)

[439] 水掻きの調べ消えて
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


すくっても


すくっても


指の間


落ちてゆく水の調べ


僕は


水掻きはないけれど



その調べをどうらや


識ってるらしい



遠く時の窓辺向こう


カーテン隠しながら


幸福たち微笑んでいた


季節の調べのなか






水掻きなど邪魔だ


人間らしく在りたい


何処まで日陰の奥へと


閉じ込める





指の間


すくい落ちる水の調べ


泳いだの?


どこを哀しみのなかを


ああ、だから


毒舌、辛口で


隠し誤魔化していたんだね


僕は気づかないフリして


半分生きていた


みんな100才まで生きてくよ


みんな


自ら絶った あの人でさえ


その時から脳に白い影


出来始めていたんだね


指と指の間の
水掻き消えた後から


人間らしい現実

白い影 回復するには

どうしたらいい





すくい落ちるよな時のなか


2011/06/23 (Thu)
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