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綾の部屋  〜 新着順表示 〜


[103] 
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過去と言えるほど

昔の恋になっていたんだろうか

いつのまに

2011/12/08 (Thu)

[102] いつも
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あたりまえという幸せを
ひとつひとつ覗いてみたら
何でもないようなことなのに

明かりが灯るやさしさで
ささやかに問いかけてくる

ここまで生きてきた暮らしに
ゆらりきらり転がるビー玉

大人になったら見えるんだ
そんなことに気付いて
思うときがくる

そんなときは幸せなとき?
少しだけさみしいとき?

晴れの日も雨の日も
ここに帰ってくるよ

いつもそこにあなたがいた
いつもそこにわたしがいた

2011/07/27 (Wed)

[101] 私の好き間
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ひといきついたとき

1日のうちの

私にできた隙間に

あの人のことを

思い浮かべるのだ

2011/05/21 (Sat)

[100] 3月11日
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いつものことが
積みかさなって
あたりまえになったもの

ひとつのきっかけで
ひとつひとつのいつもが
失われてしまった雪の降る日

暗闇の中で見つけたものは
驚くばかりの満天の星空だった

好きな物を食べて
好きな音楽を聞いて
好きな本を読める幸せ

待っている家族がいて
友達とおしゃべりして
好きな人に触れる幸せ

あたりまえになっていた幸せ

ひとつひとつの今日を
積み木のように重ねたら
明日を見ることが
できるでしょうか

私の好きな春を待ちわびる
あなたにも届きますように

2011/03/24 (Thu)

[99] いつもの今日を見送って
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夕焼け色に染まる
歩き慣れた道も伸びた君の髪も

言葉にできるのは
思ったことの半分くらい

思ったことを言葉にしても
届いているのは半分くらい

だから好きだって言えばいい
もったいぶらずに言えばいい

日が暮れてしまう前に
知らない誰かに恋をする前に

2011/02/24 (Thu)

[98] 恋文日和
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ポストに手紙を落とした
もう戻れないとこまできた

いつだって私だったのに
もう私を思い出せないんだ

遠くへ届けばいい
君の中にまで届けばいい

冬の青空に白い吐息

マフラーをぐるりと巻いて
音にうもれて
ときどき泣いた

2010/11/20 (Sat)

[97] 
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もし欲しいものすべてが
思うまま手に入るとしたら

もし失うことを知らなかったら
気付いていなかっただろうか

手のなかにある幸せを
抱きしめられる幸せに

優しい人だと私に言う
あなたのほうが優しいことに

こぼれ落ちる涙をぬぐう
あなたの指でひとりが救われた

誰かを愛するとき
世界はどんな色に変わるだろう

それは温かくて薔薇色より
柔らかい色かもしれない

2010/10/25 (Mon)

[96] 思い出らせん
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思い出が
こもれびに揺れている

温かい光の中で
笑うあなたがいた

私はどんなまなざしで
あなたを見つめていたの

それはあなたしか
知らないこと

あなたが私を忘れても
私はあなたを忘れない

いつかそのことを
悲しいと感じるときが
おとずれるとしてもだ

あなたがいて
私がいた日々は

誰にも持ち去ることが
できない宝物だから

2010/07/29 (Thu)

[95] 帰り道
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同じ空の下にいても
すれ違うことはないけれど
空模様も帰り道も違うけれど

茜の余韻に立ち止まり
思い浮かべたことは君のこと

制服の少女は
夕焼け空を写していったよ

私も届けたいと思ったけれど
暮れていく時間を切り取って
今日は胸にしまっておくの

君の声と私の声が
繋いでいるものは
形にはできない心

悲しくて泣いてるときも
他愛ない話で笑うときも
君の声が私を抱きしめる

君は1日の終わりに
私を呼んでくれる

もうすぐやってくる夜は
同じ色をしているから

私は夕焼けの端を
そっと見送ることができる

2010/07/15 (Thu)

[94] 夏模様
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涙は虹色になって
空を泳いでいった

見送る君の背中に
私も手をふった

若葉の上をすべって
生まれる風も旅に出た

一面の青がきらめく
夏はすぐそこまで

少し違う私になるだけだ

2010/07/05 (Mon)
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