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阿修羅の部屋  〜 投稿順表示 〜


[222] Collapse
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崩れ墜つ

その瞬間 なわけさ


刺し殺す、瞬間にも似た

何かを 見つけ出す瞬間



蒼に染まる、紅に染まる

見えなくなる


遠くなる



途方もなく 遠く  とおく




薄らいでいく 意識も視界も



もうどうでもいいなんて




世界が崩壊しても



きみが泣いても


ぼくが死んでも



何かは繋がっていく


吐き気がするほど現実は


ただ ただ冷たくて


空間に融けていく


感覚に陥る




く す り


薬をください




頭ん中が逝く


そんな感覚



どうしようもなく

消えたくなる


そんな感覚

2009/05/21 (Thu)

[223] 不変事実
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崩壊する


崩壊


ただ崩れ落ちて


泣いている現実も


遠く とおくなる




消えてしまう


吸い込まれるように墜ちる


堕ちる の?





脳味噌には何も響かなくて


無情にダレカを
傷つけておわるセカイ




わたしはワタシ以上に可愛いもの

なんてない人間かな




崩壊してくセカイ

ワタシ


人間

思考回路



コトバ



侵食されて


どこまでが自分で とか

わからなくなる




境目を探すのさえも

めんどくさい



ワタシが傷つけばいいよ


そうやってわたしは嗤う

2009/06/15 (Mon)

[224] 
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紡いだ糸を

撫でて嗤ってる



その先にあなたは
いるのでしょうか





自分のしたことが


みえなくなるまで



自分を突き刺して

突き刺して




わらっている







痛みを


痛みを



痛みを下さい



自分を許せるだけの





おちておちて

おちてゆく次のイメージ




なぞった輪郭も


繋いだ指先も




わたしが

全て

潰れて消える





繋いだ糸を撫でてわらってる


その先にまだ


あなたはいるのか

2009/10/21 (Wed)

[225] ぎりぎり
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墜ちてゆく




その途中で

呼吸がまた

できるように

なるんだと



逆さに映る月を眺めて


血を吐いた




何百人何千人の
誰かの声の
耳鳴りのあとに痛む
頭は



何かが巣くっていそうで






もう欠片も遺っていない
感情で



だいきらい ではなく



きもちわるい


と吐いた






切り裂いた傷口から

血液が流れるならば


私はまだ人間なんだと


気づくことができる





ぎりぎり人間





瀬戸際で嗤ってる



あの糸を切ったら



すべて崩れ落ちる

2009/12/16 (Wed)

[226] 部屋の隅で、繰り返す
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こきゅうをくりかえす




こきゅうを、くりかえす よ




あさく 浅く





どこにも酸素なんてない



ずっと


ずっとこきゅう



くりかえすんだ







部屋の隅で




笑う練習をして






出来損ないのいのち



はやく


はやく削れてしまわないかって





こきゅうを くりかえしている








なみだもなにもなくなった




きれいなものなどなくなった




堕ちてゆく自分を

嘲笑って赦す自分






それが
いちばん
楽 だねえ






わらっている





それでも
もういい






いつか這い出るでしょ



自分だけだもの








だからまだ



部屋の隅で小さくなって



こきゅうを



ただこきゅうをして



笑う練習を繰り返す



誰にも


気づかれない練習を



繰り返す




くりかえす










ああああ

2009/12/31 (Thu)

[227] その、ごたついているもの
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そうやって
見えるのが さ


きらきらしてると


じこ けんおに
おそわれる


いつだって
わたしには
なにもなくて


できた あなた も
自ら消してしまった



まずは 手を切ろうかって
錆びた刃物を突き立てても


なにもかわらない
かわれない




みたして、くれよ
わたしを


どこに いるんだ



って





すべてにがんじがらめ



ただ、
ながされるがままに



あのころから

なにもかわっていない


感情をいつわれるようになってから
演じられるようになってから



ほんとのわたしはずっと


へやのすみで膝を抱えて座ってる



ほんとは さ

その頃の自分を
抱きしめる事が
大切らしい

自分を一番愛せないのに

それが一番難しい事








手を伸ばして

笑うよ

泣けないから




とおく

とおく




ははは




消えてしまう よ




そんなもんやって

あきらめて




手を
突き刺す

2010/09/24 (Fri)

[228] なんにも、ない
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とりあえず

しまい込んで嗤います



未来がどうであれ


とりあえず

やらなければならないことがあるから


それをなんとか消化して
とりあえず嗤います



迷惑かければ
今以上わたしはわたしが
きらいになるから


死んで いいかい


ってきいて

何を求めていたんだっけ




なにも返って来ないのに






いつだって

何より

自分がきらい





嗤います


すべてをごまかして



自分だってごまかしてるから

他人が

わたしをどれだかなんて
わかるはずない




ごめんなさい

とわらう


死にたい

とわらう


消えてくれ

とわらう







さようなら



わらう






ほら

めがみえなくなって

みみがきこえなくなって

はながきかなくなって

うそばかりはける






さようなら


わらってればいい


その 無情




繋いで、いてよ


どうか




どうか





そうやって



願う


だれ、でもない

誰かに





すべて 空虚

わかってるよ






だから

さようなら

2010/09/24 (Fri)

[229] 世界が終わる おと
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ほら

世界が終わっていく

音がする


言葉がうまく
紡げなくて

灰色になってゆく


とおい 遠い

あなたを想っては


ただただ

どうにもならない
ことを

実感するわけです


どうしようもなくなって

腕を切っては
流れ落つ紅に
満足するわけです

ああ

わたしはちゃんと
人間だったと


再確認して

悪い何かを出して


深呼吸するわけです



ほら

世界が終わる音がする


気づいている でしょう

隣にいる
きみでさえも



崩れ落ちてゆく

その感覚を
頭のどこかで
感じ取っているのでしょう


ここから踏み出せば

すべて終わる


世界を
終わらせますか



それが今できなくて

いつだって
おわりゆく音を聞いている

2010/12/12 (Sun)

[230] alive
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さて

そうやってまた
明日はくるわけですけども


わたしはまた
無駄な時間をすごしていたんだろうか

なんて考えに囚われる



呼吸がしづらくなって
開けた窓から吹き込む風に

少しだけ洗われたような
そんな気になって



そうやってまた世界は回る


わたしがうごかなくても
どちらでも

それは変わらないわけで


わたしはひとよりすこし
よわいから

ちゃんといきている ことを捜して

回るせかいに
一歩踏み出すわけです



また呼吸するわたし

いきるせかいと向き合う

2011/02/13 (Sun)

[231] まっ、さお すこし、うすく みどり
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蒼 、


蒼いんだ、視界が



そうやって、

染まっていく



教えられても

見失い続けるわたしは


いつしか 自分を

見つけてもらえなくなって



それは、


(わたしがわたしを殺したから)





蒼の底で

呼吸ができなくて

泣いている



らしい







今、せわしなく動く

人間に成れなくて


脳が思考を ずっと止めている



言葉を 紡ぐことも 難しくて



誰かと 会話したくて

そのダレカを、捜している





音、だけが

わたしをすこしだけ

満たす いま、らしい



うたい、たい

連れ出してよ ここから



甘えは いけないって

解ってるから 云わないから




手を、手を握っていて

肩を寄せていて


傍、という感覚を






と、



ダレもいない、世界で



ひたすら、願う のです







それが、叶えられなくても

大丈夫なように




ちゃんと、

諦めて

眼を開けて



世界を視る


その世界の やさしい 色を

2011/02/14 (Mon)
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