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soulの部屋  〜 投稿順表示 〜


[256] #12
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たかが何万の欲望を
時代の声って叫んで
それが正義だって
画面の向こうでは腐敗したメロディが流れてる
嘘だらけの世界に慣れたって
泣いているのは何故?

祈った風な顏して
作り上げた虚像の希望を目指すって
電波塔のてっぺんから今日も悲しみが降り注いでいるよ
無関心を全身に巻き付けて
泣いているのは何故?

教え込まれた現実なんて
実の所全然違って
歴史にしがみついたって
何も無いだろう?
世界平和を問われて
地球儀を割った
確固な信念は容易く揺れて
揺れて
揺れて

世情の流れに任せて
分かったふりをしながら
色は褪せていくよ
嘘で嘘を固めながら誰かを傷付けても笑っていたいんだ
名を刺して自分だと知って
泣いているのは何故?

もう見えないあなたに明日を送るから

2006/03/25 (Sat)

[257] 夢現
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この世界が嘘だとしてもしょうがないって
君は言う
そして僕は嘘が本当になるようにと
笑ってみたのだ

いくつかの朝と夜を繰り返し
世界は今日も変わりはなくて
目を刺す光
乱反射して
鮮やかなプリズム
僕らを透かしてる

突然の淡色の風に吹かれながら
何をするでもなく僕は今
頭の中を旅してる
澄んだ水
騒やかな音
華麗にステップ
僕らは泣いている

降り注ぐ悲しみが今日も真実を覆ってる
だから僕は嘘が本当になるようにと
笑ってみたのだ

現実は
覚めない夢のようだね

この世界が嘘だとしてもしょうがないって
君は言う
そして僕は嘘が本当になるようにと
笑ってみたのだ

2006/04/06 (Thu)

[258] タイトル未定
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ノイズ混じりの記憶
まるで終りかけのフィルムみたい
幾つかの夜をやり過ごして
朝を待った

掴めない色彩に
伸ばした腕は我が身を守るだけ
幾つか拾い上げて
幾つも無くした

風に舞い上がる
感情を追いかけて
雨に合わせて
離れてった
遠くで色を変えた
不確かな明日に
希望を重ねた

熱を持たない喜びに
まるで意味も無く群がって
幾つかの夜をやり過ごし
朝を待った

幾つかの星を数えて
幾つかの悲しみを塗り変えて
幾つかの想像で描いて
いつの間にか顏も忘れた

ノイズ混じりの記憶
まるで終りかけのフィルムみたい
幾つかの夜をやり過ごして
きっと世界はこんな風に

2006/04/15 (Sat)

[259] それはまるで祈りのようで
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百年先を描いた風景はあっという間に色を変えて
夢のような日常へ還った

夕陽の射す丘の上
夏に咲いた花は死んだ

そして今日も終らなかった世界の中
私は種子に還った生を吸い込んで
人差し指で描いた円を
流れる感情に乗せて
目を閉じた

およそ百年間の創造はあっという間に速度を増して
永遠を口一杯に頬張った

夕陽の射す幸福の海
眠らない魚は泣いた

そして今日も終らなかった世界の中
私は浮かび上がる悲しみを吸って
人差し指で描いた文字を
流れる感情に乗せて
目を閉じた

気が付けば
朱の色は揺れて溶けていって
振り向けば
静寂が木々を揺らす
歩き出せば
種子に還った生が
風に浚われて
まだ見ぬ場所へ

そして今日も終らなかった世界の中
私は精一杯の呼吸をするのだろう

2006/04/19 (Wed)

[260] 午前二時の空想
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陽が落ちて
感情が浮遊
夕焼け風景の中
風に浚われて
僕は空から世界を見ている

軽はずみな創造で
作り上げた数々の空虚は
予想以上に速さを増して
美しく崩れていったんだ
緑色の雨が騒やかに流していくのを見ていたんだ

たかが数文字の裏側を探して
影踏み遊び
暗闇に存在を薄めて
曖昧に浮かんだ景色の色は
いつの間にか忘れた

陽が落ちて
感情が浮遊
夕焼け風景の中
風に浚われて
僕は空から世界を見ている

独りで

2006/05/03 (Wed)

[261] 死ぬまで
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自由を求めすぎて
初めから自由だという事を忘れて
悲しい程満ち足りた
この空虚を
この世界を
地球儀に例えて
割ってみた

そんな悪あがきでは割り切れない
と誰かが言ったこの世界も
科学で解明したつもりで得意顔
実の所
全ては何故?でしかなくて

夢のような未来像を語っても
現在すら分からないから
僕はまた今日を生き抜いて行って
その内死んでいくだろう

ただ生きる本能が消えるまでは
花が綺麗だとか
空が悲しいとか
宇宙から見た地球で泣いたりとか
そういうのを愛していたいんだ

2006/05/16 (Tue)

[262] 緑色の太陽
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それは確かにあった

揺れながら溶けて落ちる陽

広がる色彩に混ざっていって

緩やかな重圧の中で

僕は緑色のそれを見たのだ

そう
それは確かにあった

2006/05/20 (Sat)

[263] 美化
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希望通りの未来を並べたって
きっと忘れて通り過ぎてて
突き刺さったワンフレーズが
風に揺れて笑ってた

生み落とす感情は
その内熱を失いそうな気がして
意味もなく生き抜いてって
理由だけ残って

放り投げたこの言葉がアスファルトに着陸した時に
いくつか手にして
ほとんど失くして
失くしたものだけ
綺麗に飾って

2006/05/22 (Mon)

[264] 語り手のない空想
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映し出す影の裏側を描こうとした
僕は気づいていたんだ
目の前の映像を見て
意味もなく笑っていたんだ

緑色の雨音は世界を包んで
風は太陽を揺らして
揺れながら落ちる日
夜が沈黙の自由を纏ってやって来て
小さな窓が朝を連れて来るんだよ

時々この世界もフィクションかもしれないって思うんだ
誰もが笑うけど
演じてないと不安を隠せないって
泣いていたんだ

使い捨てフィルムが焼き付けた
鮮やかな空想は
まるで覚めない夢のようさ
そんな風景が
何処までも続いていきそうだから

いつか遠くに放り投げたはずの感情が
響くよ

2006/05/28 (Sun)

[265] 空走
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燃えるような朱に染まる世界を
彼は疾走する
何も見えなくなる
その先を突き抜けて
物語は終わる

2006/06/04 (Sun)
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