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旅人モドキ(左利き)の部屋  〜 新着順表示 〜


[25] #0025
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

優しさとたわむれる雨粒が染み渡りうるおう花
フライングぎみの酷暑が駆け抜けてだるかったよ
そんな夏バテしかけた状態を持ち直すきっかけだった
今おれは解きほぐせない縄にがんじがらめで
ああ恋から愛へと引き寄せるたづなを持てあますのさ
とても同胞をおめでたいムード作りで祝うゆとりが無いし
セカンドライフを満喫するための計画も練りあぐねるオジサン

2008/12/14 (Sun)

[24] #0024
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

最終便は遅れると告げられて
溜め息をえぐる彫刻刀がざっくりと気骨を削り
激するほどの心頭をなぜにたゆたう憂愁か
蒼海にちりばめた古のほおばる筋書を漁っても
貪ったはずの憧れはうわの空に吸いとられ
ひとみに浮かべる美しい涙までも悩ましげ
窮屈な蒸しぶろを脱してむかう源泉はうつろで
転寝もせずに待ちわびる宵闇のお迎えは
生ぬるい珈琲でさえ飲み干せない歯痒さがある

2008/12/14 (Sun)

[23] #0023
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

反吐の逆あがりが算盤をけちらし ほころぶ薬玉が泣き叫んでも魂消てはならず
尽日あてどもなく流離う案山子らと
項垂れつつ長閑な宙づりの荒屋でかさぶたと化し
カスタネット風じゃんけんは奇天烈にののしられ
うぬぼれへの扉をなまめかしい陽炎が妨げても
なめらかな潮騒に被さるつつがない戯言は 少数決での思わぬ裏切りさえ手懐け
ひょろながい乱雲と絡まりあって たなびく億兆ものプリズムに惑わされ
懸賞に抜けめない覇王樹が渦まき 没分暁漢とコラボレーションした海象が
放射冷却の羅列でしめ括る街角のろし祭り

2008/12/14 (Sun)

[22] #0022
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

きみは移ろいやすく
それでいて落ち着きはらう態度をうかべ 幾多の心をかきまわす
澄ました表情に魅せられ 泣き崩れては憎まれもするが
その涙さえ称賛に値する
まばゆい輝きを放つかと思えば アンニュイな影を醸しだしつつ
鋭い眼光をちらつかせ一瞬で虜にさせる きみには到底かなわない
エナジーをまき散らし群集を草葉の陰に追いやるのに
七色のほほえみで優しくつつみこむんだ
あちこちで官能的なダンスが乱れ飛んでも
きみは見透かしたように悠然とふるまい いつもファとシの間にたたずむ

2008/12/14 (Sun)

[21] #0021
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

どんよりした朝
やみ上がりでトンネルに入ると
車列のもたらす残響がおれを
陶酔させ未知への旅にいざなう
虫のささやきや鳥のさえずりに
ふみ鳴らすノイズは雲隠れ
のぼり坂を挟むうっそうとした森
すきとおった昼
射しこむ陽光が道標を照らす
やがて旅路はくだりへと転じる
懐かしの集落で静まるコバルト
突風のいたずらで砂浜に散る菓子
ここを好きなまま引き返す
汗ばみつつも探すデジャヴの断片
なごりおしい夕
暗がりをくぐりはかなき旅は果て
そと回りの仕事におれは猛進する
わが身をむしばむ筋肉痛と
まばたきノスタルジアの奇襲
ともに屈せず役目を全うする
帰宅してふとんの包容力に埋没
うらさびしい夜
望遠鏡でのぞく月のクレーターの様に
昨日の景色は鮮やかな高き幻となる
旅や生活が無意味でもかまわないから
余韻にひたり青写真へやき付ける
ふと疲れが癒えたかくすぐってみる足

2008/11/16 (Sun)

[20] #0020
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

くすんだ色あいに染まるって快適なもんだ 白黒つける事がすべてなのかなぁ
起こってしまった展開をひっくり返せやしないんだし
悪者扱いなんて虚しいと感じるけど そんな話も含めてあいまいにすれば
好都合のような気がするから 善人ぶっとこうと思ったけど失敗して役たたず

2008/11/16 (Sun)

[19] #0019
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

例の書類が届いたら すぐに作業を始めてみよう
着実に読みすすめ 字にペン先を走らせる
頼まれたのは表記統一 だがおれは物足りず 素読みの癖が顔をだす
見つけちゃったぞ食いちがう箇所 本文と小見出しで
意味がまったく逆だって 当たってるのはどっちの方か
ナゾだからとりあえず 黒字で指摘しておこう
ひと晩ねると変換ミスを 発見さ寝入率
だれが寝入った割合を どんな理由で計るんだろう 明らかに値入率
赤字で直してみたけれど なんだか惜しい面白すぎて
残したい気もするな 百年前の歌人でも
おなじ仕事をこなしたらしい こんな事あったかも
筆を入れつつ笑ったり 迷ってみたり多分あるハズ
なんとなくそう思い 働くおれの聞く音は
今夜テレビでめずらしく観る ミュージシャンの音楽
矛盾みたいな話だが 新曲なのに昔の歌だ 楽しみに待ちながら

2008/11/16 (Sun)

[18] #0018
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

気球の影が ぼんやりと映る野を見おろして
きみは写真を撮っていたよね
ときおり吹きつける風の冷たさに 手先を震わせながら
かじかんだ掌をこすり合わせて 温めた指でシャッターを切る
きみが何だか幼くみえた瞬間
騒がしい街の雑踏から遠ざかり バルーンに夢まで膨らませては
あどけない仕草を雲のじゅうたんに振りまく
きみにクギづけで菜の花畑のザワメキさえ胸に響かず
我を忘れてふわりと浮遊する心が 澄みきった空色をつきぬけるほど漂っては
あの山のてっぺんに積もる雪のように
穏やかなひざしによって解かされてゆくよ
ポストで発送するはずが内ポケットに入れてしまった
猛烈なことばで埋められた紙片は ゆうべの雨で勢いを増した
眼下にある滝に飲みこまれ きみへ導く奔流とともに河をたどり
海までストレートに届くのだろうか

2008/11/16 (Sun)

[17] #0017
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

きりがない
はんげつをにらんだところで
このゆきづまりはおもくのしかかる
つまらない
じだいのせいにばかりしても
そのもんだいはやまづみのまま
なさけない
いきようようともくてきちをめざしても
どのみなとからもふなびとはしおのかなたへ
あきらめない
むなしくてもいまをたのしもうとする
あのひびとやくそくしたきぼうはいじでも

2008/11/16 (Sun)

[16] #0016
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

自他ともにバラバラに切り裂けば かなわぬ夢など無くなんのか
デトックスなんて流行ってるが どうすりゃ心にある毒まで排出できるんか
醜い行為が人間性の欠如だなんつって
ねつ造されたデータを使ってんじゃねーか
おれってやつは 砂漠みてーに乾ききってんだよ
おのれが秘めた弱みや傷口を隠してーから厚着して
荒れ狂ってる寒風に凍えちまうも ヒトゴミを必死でかき分けつつ進むんだ
絶えまなく横ぎってくモノの大半とは もう決して交わんないっつーのにな

2008/11/16 (Sun)
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