言葉だけ
それだけでは届かない
そんな場所がある

そこにも
ここにも

そんな場所に
そんな場所だからこそ

アナタは
アナタが
アナタだから
アナタなんだと
思い思える
そんな場所があるんだよ

闇は
晴れていて
闇は
闇のまま
佇んでいる
闇に射す光など
闇には捕まえられない
光は通り過ぎていくだけで
闇に佇んではくれない

私はここにいるのに
君は何処へいくの？

光とは影

反射
なにかを通して
初めて見える

そのなにかが
なにものであれ
光そのものではない

そんななにものかに
アナタがアナタを
見いだせるなら

光をかざして
アナタがそこにいるはずだから

すべてが
あなたにある
それなら
すべてがあなたになる


失敗も
成功も
なにもかも
すべてが
あなたを
助けてくれるだろう


あなたが
あなたで
あれますように

今日もひとり
空を見上げる

またひとり空を見上げる

空を見上げて
空と見上げて
空に見る夢

そんな夢を見続ける
そんな夢と見つめ続ける

いつの日にかと
空を見上げる

いつの日にか
いつの間にか
束の間の夢を

終わらない夢の続きを


今日もひとり空を見上げる

すぐ目の前にいるのに
アナタは私に気づけない
アナタはアナタに気づけない

そっと
消えて

次第に
音をなくす

静かに
瞬いて

底に浮かぶ
ほらそこに

テーマ

これがテーマ

それのテーマ

問いだけで

こたえはない

誰も応えてはくれない

問うしかない

問い
続けなければ
ならない

それがテーマ

いっぱいの
言葉で
埋めないで

いっぱいの
言葉から
選ばないで

いっぱいの言葉を
いっぱいのまま
１つに
または
いくつかにして

置いて
そのままに
並べればいい

そっと

月が

顔を出す

その時間

そんな時間

朝と夕

うっすらと

つらつらと

見上げては歩く

歩道

鼓動

時折

足を止めて

そっと見つける

その月は

その色を深め
その色を薄めていく

その孤独