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soulの部屋  〜 新着順表示 〜


[255] blues
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確かなものを探してる
君は何もかも知ってたんだろう?
一つ覚えの愛のうたでまた誰かを貫くんだろう?
紫の煙 ハイボール 素通り
悲しいアクロバットショーみたい
ほら今重力を失って
全部混ざってくよ


今日もノートに綴った
脳内劇場を開演して
言い訳じみた愛のうたで誰かを貫くんだろう?
ドラマチック ラブソング ロシアンルーレット
いつだかテレビでみた事があるよ
ほら今重力を失って
空の星を掴んだ


生きているとか
死んでいるとか
意味なんて知らないだろう?

愛しているとか
愛していないとか
言葉なんて要らない位に
多分もっと簡単なものなんだろう?

2006/03/24 (Fri)

[254] ライフワーク
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空に刺さりそうなビルがいくつも立ってる
街路樹はうなだれた様子
数えきれない人達
追われるように生き急いで
その中で逆流しながら
見ていたんだ
その中で彼は笑っていたんだ
理由も意味も無いことを
本当は皆知っていたんだ

四角い箱の中で
四角いテレビを見てる
騒がしいニュースが今日も悲しみを放つ
コメンテーター 名演技 数分間の記憶力
濁った水みたい
垂れ流して言葉は氾濫してる
そんな風景を見ていたんだ
その中で彼は笑っていたんだ
理由も意味も無いことは
始めから皆知っていたんだ

世界平和を掲げて争ってる
平等を歌って自分の顏を忘れてる
知らない事を知らないままで
ただの情報に流されてる
コンクリートの熱で感情が蒸発してる
街角で少女は愛を買ったって笑ってる
漫画の世界に憧れて皆同じ様に笑ってる
でもそれが美しいことなのか
それが美しいことなのか

最新型の喜びを手に入れて
皆幸せと歌ってる
そんな風景を見ていたんだ
その中で彼は笑っていたんだ
理由も意味もないことを
何も要らないことを
本当は皆始めから知っていたんだ
知っていたんだ

2006/03/19 (Sun)

[253] 何も知らないままで
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目を開けて
まるで世界が終わりそうな美しい風景
何がしたかったのかも忘れて
ただ立っていた
僕は逆流して
水のないプールで泳いでいた

空を飛ぶ様な錯覚の中何処からか
幸せと歌う声が聞こえて
容易く全部一つになった
時間が止まる

薄っぺらい紙で形を作った幸せは
だんだん尖っていって
僕の身体に突き刺さる
僕が誰のかさえ知らないままで
僕は空に溶けてった

2006/03/18 (Sat)

[252] 四季彩
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鮮やかな四季彩に
人々は集まっている
柔らかな光に透かされて
風に舞う悲しみは
緩やかな放物線を描いている
おぼろげな風景の中
地に落ちる一つ一つの
終わらない孤独を思う

2006/03/04 (Sat)

[251] 8mm
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忘れた頃に見つかったのは
いつだか僕が居た風景
およそ30分の物語
世界はまた今日が始まった
モノクロフィルムを抜け出して
響き渡る水の音
輝いて限りなく透明
この手ですくい上げた
溶け出した色彩で
想像を塗ったくった
緑色の雨音に合わせて
聞こえたのは乾いた歌声
どこまでも自由な事を知っていた

もう少しで朝が来るよ

若葉の隙間
捕えられない眩しい白
確か僕は目を閉じて熱を感じていた

2006/02/17 (Fri)

[250] 無題
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空の色がにじんで
依存した心はまた
何かを探している
それでも無関心を装っている

眩しすぎるネオン
同じ様な顏
崩れかけたビル
満ち足りた空虚
モノクロの風景の中

今日もどこかから
せわしない街に
声が聞こえた
雑踏の中で彼は
立っていたんだ

跳ねまわる感情が
群れを作っては
希望だとか夢だとか
そんなのが
全部まとまって
手をつなぎながら
笑っていた
そんな夢を見て目が覚めた

今日もどこからか
幸せとうたう声が
聞こえた

2006/02/14 (Tue)

[249] 
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音もなく夜が来て
四角い月に手を伸ばした
弱々しい光が目を刺して
つまづいて逆転した世界で悲しみを見つけたんだ

いつか読んだ絵本みたい
多分世界の終わりはこんな感じだろう
いつかのあの時間は
砂になって
川に流れた

緑の雨が音をあげて降って
硝子の中で立ち尽くす僕は
60Wの光に照らされながら
つまづいて地上5cmで夢の続きを探していたんだ

いつか読んだ絵本みたいに
多分世界は素晴らしいだろう
色褪せたあの時間は
砂になって
川に流れた

緩やかに
音もなく
鮮やかに
騒やかに
流れて

2006/02/06 (Mon)

[248] 漂流
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ここから先は知らない
行き着く所を考えない
安心は買わない
隠し持った色々な持ち物も置いてきた

大袈裟な理由は要らない
容易い諦めではない
宝物は持っていない
失うものは増えてったが
後悔はない
見えるはずのものは
明るい未来ではないが

ただその声が
ただその音が
聴こえただけ
ただのその夢が
ただその風景が
見たいだけ
ただそれだけの事で

無意識に広がって
無抵抗な感性で
想像を越える色彩で
描きたい欲求を
恥ずかしげもなく
表現したい

大袈裟な理由は要らない
陳腐な説明はしない
行き着く所で見える風景が
素晴らしいものでなくとも

ただその声が
ただその音が
聴きたいだけ
ただのその夢が
ただその風景が
見たいだけ
それだけ
ただそれだけの事で
どこまでも行ける
どこへでも行けるだろう

2006/02/01 (Wed)

[247] 作り話
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暗闇に浮かべたものを
手に取ろうとして
初めから無いことを
知ったのです
ただそれだけの事で
誰かが笑ったり
泣いていたり
そこには何も無いのに
それが真実だと
たかがそれだけの為に
どれだけ失くして
たかがそれだけの為に

2006/01/29 (Sun)

[246] 見知らぬ所
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頭の中に疑問符が蔓延して
答えを探してみただけ
何も無いのはわかっていたのだ
それでも
生きていたいだけ
何処かへ行きたいだけ
証明が欲しいだけ
現実とは何だ
今日も幾つか
高層ビルから放たれた悲しみが
電波になって飛んで行って
僕は見ていたのだ
誰かが苦笑っていたのを
僕は見ていたのだ
同じ事を
何万回も繰り返す様を
コンクリートで作られた
見知らぬ所で

2006/01/23 (Mon)
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