ホーム > 詩人の部屋 > 里雨夜の部屋 > 投稿順表示

里雨夜の部屋  〜 投稿順表示 〜


[311] 友達のうた
詩人:里雨夜 [投票][編集]

自分の精一杯で

ある人のことを考えて

友達として

どうするのが一番

その人のためになるのか


考えて考えて

悩んで悩んで


でも

本人には
分かってもらえないこともある

虚しくて嫌になるけど


それを分かってくれる人がいる


頑張ってるって
認めてくれる人がいる


だから

虚しくてもやっていける

毎日をなんとか頑張れる



人生って捨てたもんじゃない!

2012/07/05 (Thu)

[312] ざんこく
詩人:里雨夜 [投票][編集]


優しさってなんだろう


相手のことを
考えて考えて考えて
相手が幸せになるようにって
とった行動も

相手に伝わらなくて
あまつ
「妬みだひがみだ」
なんて
根も葉も無いこと
言われる人がいる

毎日のように部屋来て
遅くまで泣いて泣いて
それに付き合ってあげて
ふっ切るきっかけになればと
相手にとって残酷だけど
事実を告げれば
「言わなきゃよかった」
なんて当てられる人もいる


その一方で
思ってることは告げず
めんどくさいから
相手を否定することを言わない
そんな人が信頼を得てしまう


大学生になっても
20歳を超えても
こんな状態



やりきれない


やり切れないよな

2012/07/22 (Sun)

[313] じこぼうえい
詩人:里雨夜 [投票][編集]

理想の自分って
昔は具体的に思い描いてたけど
いつからかそれを忘れてて

現在の自分は
昔思い描いた理想とは
真反対な人間で

でも
そんな自分に
あまり嫌悪感を持たないのは

今の自分に理想がなくて
自分を諦めることに
慣れてしまったからなのかも


そうして
苦しいとか辛いとか

窒息しそうな自分を
守ってきたんだと思う


嫌悪を抱くということは
そんな自分を否定するということ


あぁ、なるほど


僕は
理想を忘れることで
自己防衛を続けているんだ

2012/08/13 (Mon)

[314] 私の手
詩人:里雨夜 [投票][編集]


私の手はおしゃれじゃない

骨太で
第二関節は更に太くて
爪の形までずんぐりむっくり

つけ爪は形合わなくてダメだし
マニキュアで飾っても
全然垢抜けない


でも

嫌いじゃないんだ


私はこの手のおかげで

目一杯部活して
たくさんの仲間とハイタッチして
時には涙を拭ったけど

素晴らしい青春を過ごしたから


そして

大好きな人と
しっかり手を繋げるから





私の手はおしゃれじゃない

だけど
他の人の手とは替えたくないほど
お気に入りなのです





kikaku2012手

2012/08/15 (Wed)

[315] 慎ましく生きよう
詩人:里雨夜 [投票][編集]

おちる

おちる


落下スピードも

落下後の衝撃も

高さに比例する



オチル

オチル



跳ねっ返りの強さは

自分自身だ




kikaku2012落下

2012/08/15 (Wed)

[316] 忘れないで
詩人:里雨夜 [投票][編集]

たとえ目に見えなくても

確かに存在しているものはあるよ

目に見えるものが

世界のすべてではないよ



夜には

見えない太陽だって

夜でも

確かに太陽系の中心にあるんだ


朝には

隠れるお月様も

朝でも

確かに地球の周りを回ってるんだ



忘れないで


たとえ見えなくなっても

大きな光は君の中にあること


生きている限り

光は消失(き)えないこと





kikaku2012太陽

2012/08/17 (Fri)

[317] しょうとつじこ
詩人:里雨夜 [投票][編集]


自己と自己の衝突

生じる亀裂

消えない軋轢


あっけなく途切れる刻





kikaku2012事故

2012/08/20 (Mon)

[318] 欲求
詩人:里雨夜 [投票][編集]


少女漫画のような

優しく綺麗な恋愛が夢物語ならば


いっそ

狂暴なほど激しく

狂気に近いほどの欲望で


私を求めてほしい

2012/08/26 (Sun)

[319] 絶叫系アトラクション
詩人:里雨夜 [投票][編集]

ゆっくりのぼる

昇る

登る


やがてレールは平坦になり

一瞬の後に


急落下


おちるおちるおちる

凄まじい速さで

落ちては昇って時には一回転


僕は力いっぱい叫んで

力いっぱい手を握る


あちらこちらで絶叫が響く

キャー

ギャー

いやぁぁぁぁぁぁぁぁ

終着点につくころには

ふらふら涙目



涙が乾くころ

我に返り手をひらくと

巻き込まれた君の手には

真っ赤な紅葉の跡


ごめんと慌てる僕に

君はあたたかく微笑んで

優しく手をつないでくれた



kikaku2012落下&手

2012/09/16 (Sun)

[320] 野焼き
詩人:里雨夜 [投票][編集]


涼しくなった風にのり

どこからか焦げる匂いが流れてくる


目を閉じると

懐かしい故郷の夕暮れが浮かんだ

2012/09/25 (Tue)
427件中 (311-320) [ << 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 >> ... 43
- 詩人の部屋 -