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凜一の部屋  〜 投稿順表示 〜


[68] 虚構
詩人:凜一 [投票][編集]


どんなに目を懲らしても
無駄だ


解すれば解する程に
気付いてしまう


この世には陳腐な物しか
存在しない

2004/05/23 (Sun)

[70] ありのままの事実
詩人:凜一 [投票][編集]

例えば目を閉じて思う
手繰りよせたキオクを数えても

最初から
僕には君しかいなかった



カラッポの未来に
君の『頑張れ』を注いだら
僕は何度でも
立ち上がるから


僕が僕であるために
君が君でいてくれたら
それだけでいいから


愚痴でも意味のない声でも
全部だきしめるから

大事にするから



どうか
君の切ない感情は
僕から生まれて
僕だけが認めて


君の運命に
ずっと僕が生きることを
許してから

また『頑張れ』って

笑ってよ

2004/05/28 (Fri)

[71] 傷だらけ
詩人:凜一 [投票][編集]

君が好き

だから

ヒドイことされたって

ヒドイこと言われたって

君の優しい言葉があれば

すぐ機嫌なおっちゃうよ


でも


ほんとはね

もっとココロの奥で

ずっと引き摺ってたりするんだよ

一瞬だけど

大好きな君を

ヒドイ人だって思ってしまったりも

するんだよ


でも


次の日になって

君の顔見ると

やっぱり一緒にいたいって

傷も忘れるほど

また好きになるんだよ


傷だらけになっても

へらへら笑っている

ばかで従順な子犬に

あたしはなりたい


君と一緒にいたい

2004/05/31 (Mon)

[72] 好き
詩人:凜一 [投票][編集]

好きだなあ

大好き


君を見てると

よく分かんない気持ちが

じわじわ滲みてくる


なんで君は優しいんだろう

なんで君は可愛いんだろう

なんで君は

僕をこんな気持ちにさせるんだろう


ぽつり

雨の中で

『走ろう』って笑った

君の笑顔が消えなくて

ずっと見ていられるなら

この雨に閉じ込められてしまってもいいと思った



こうやって

手のひらのあったかさとか

サヨナラの余韻とか

君のことがわかってくる度


よくわからない気持ちが

じわじわ滲みてくる


好きだなあ

大好き

2004/06/01 (Tue)

[74] 地球最後の日に。
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まるで絵の具をこぼしたように鮮やかな夕焼けを見ると君は
決まって

地球最後の日だ。

と呟く。


有り得ないくらいたくさんの流れ星を見つけても君は
決まって

地球最後の日だ。

と呟く。



ばかじゃないの。

決まって僕は言う。


じゃあキスしようか。
地球最後の日に。



君といた証。



地球最後の日のキスは

決まって


別れのキスではないのだ。

2004/06/03 (Thu)

[75] 黄昏
詩人:凜一 [投票][編集]

隣にいること
声が聴けること
笑いあえること
全てが大事すぎて
失くすのが怖くて
「恋をしている」なんて語ってしまえば
脆く壊れてしまいそうで

僕はそんなに頭がよくなくて
優柔不断で
それでも彼女が一緒にいてくれるのは
僕が友達だからだろう
だって彼女は失敗ばかりのダメ人間にも優しくて
僕もそのダメ人間のヒトリなのだから

僕の出来損ないの脳味噌が「好きになれ」と信号を出して
優柔不断の僕はそれに逆らえなかった
…それだけの話


抱きしめたいのに

不変のまま終わってく

好きなまま消えてく


僕の想いは黄昏

霞んで見えなくなればいい

2006/07/12 (Wed)

[76] 逃げ場
詩人:凜一 [投票][編集]

勝手に私を選ばないで
私は逃げ場じゃない


どうしようもなくつまらない時だけ
私を思い出すんでしょう


誰かが一人にならない限り
私は独りなんでしょう


寂しさを捨てる為の
ごみ箱に過ぎないんでしょう



私は孤独から逃げられないのに




勝手に私を選ばないで
私は逃げ場じゃない

2004/06/08 (Tue)

[78] size
詩人:凜一 [投票][編集]

僕のぽっかり空いた空洞に
君の存在は大きすぎた

無理にはめ込もうとしたら
壊れてしまうから

半端に納まってきた感情を
僕はそっと追い出した


愛は確かなのに
一つになれず


大事にしたかったのに

大事にしきれなくて

何よりも大切だ、と

胸をはって言えなくて


君の「好き」に

本当に応えたかったのに


言いようのない愛しさを
この腕に確かに感じていたのに


僕のちっぽけな殻が

君を傷つけた


だから

ゴメンネの代わりに

サヨナラをしよう


いつか大きな心の人が
君を温めてくれるだろう

2011/05/10 (Tue)

[79] 寂しさは人を殺せる
詩人:凜一 [投票][編集]

人生は寂しさの撃ち合いだ

どっちが先に「サヨナラ」と言えるかの競争だ


人間は寂しさのイレモノだ

与えられた孤独に酔って
錆びていく生き物だ


神様の競走馬である僕等は

クダラナイ事を蓄えて
馬鹿みたいに死んでいく

ちゃんとクダラナイって知っているけれど

それでも

クダラナイ事を蓄えるのに必死だ


神様の競走馬

長い長いレース


重たい躯を引き摺って

寂しさに溺れて

走り続けていたいんだ


どこまでも


生きていたいんだ

2004/06/09 (Wed)

[80] どうしようもないこと
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君と出会い

愛を知り

別れてから

これまで。


どうしようもないことを
覚えました。



「サヨナラ」に「サヨナラ」は
できない。

2004/06/09 (Wed)
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