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黒の部屋  〜 新着順表示 〜


[50] 最深の詩
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私はいまだに触れてはいない

私は穴を掘り続けている

いつからか掘り始めた穴はどれほど深くなったのか

上が見えなくなる程は掘った気がする

けれど私はいまだに触れてはいない

光は当に届かず

登ることはもはや叶わないだろう

これは最深に向けられた唄

私は穴を掘っている

2006/01/30 (Mon)

[48] new culture
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黒服を着た不良集団が何かを奪って

黒服を着た不良集団が様々な楽器を持って集まって

黒服を着た不良集団が新しい事を始めようと

黒服を着た不良集団得意なのは破壊で

黒服を着た不良集団苦手なのは建設で

黒服を着た不良集団結局は建設で

黒服を着た不良集団カルチャーと呼ばれるのを避けて

黒服を着た不良集団は裂けた

黒服を着た新しい私が生まれた

2006/01/30 (Mon)

[47] lake of end
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振り乱しても振り払えない事を知って

雨土を避ける間柄にありながら

指三本で余韻を感じた所で曲は終わり

ホコリだらけの部屋で

空虚極まりない詞を読んだの

高揚感か恍惚か間柄は道化

夜が明けるのと同時期だった

2006/01/30 (Mon)

[46] 日常
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夕時

ポケットに手を入れてゆるい坂を登る

人びとは皆それぞれ

犬を連れる人

自転車に乗る人

缶コーヒーを買う人

手をつなぐ人

足がその風景にゆっくりと入る

赤い空には飛行機雲

すれ違う人もそれを見ていた

あぁ

ウォークマンを忘れてきた事にようやく気がつく

「悪くないかもね。」と誰かさんが一言

2006/01/30 (Mon)

[45] freedom
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ジャンクフードを私に

すぐにでも飛び出せそうなんだ

レコードプレーヤーのスイッチを入れて

髪の毛を縛ったから

湧き上がるイメージとはっきりと見えるカラー

だから

ジャンクフードを私に

お喋り好きには喋らせときな

風船に針を刺したり四季を数える事の方が私には重要

早く

早く

速く

ジャンクフードを私に

金ならない

どこにでも飛び出せそうだよ

2006/01/28 (Sat)

[44] 死して薬局
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黒が昼間もよりも深い

インド

レイバンをかけたチンピラ

粘土のような大きな塊

フランス

俳優似のバイヤー

容器いっぱいのパケを取り出す

オーストラリア

ホームステイの学生達

手馴れた様にジョイントを巻く


黒が昼間より百倍も深い

黒が昼間より千倍も深い


深い

2006/01/28 (Sat)

[43] 誘いの終わりへ
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流行らない縦笛を振り回せばチンピラにからまれ

前衛気取りの鼻っ柱はあっとゆう間に折られた

ガレキの上に立つブルトーザーを宮殿と勘違い

家に帰っても身にならないギターを何時間も鳴らすだけ

いつだって優しい子だよ

目でも耳でも良すぎるって事は時に悲惨で

スリリングな落下を楽しめる

その隙に空の間を殴り飛ばしたい

突き抜けて突き破って光速

消し飛んで消し飛ばしてブラックホール

ポンプ売りのガキ俺の目を見ろ

2006/01/27 (Fri)

[41] the end computer
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ハローハル 久しぶりに君に会えたよ

ハローハル 赤い目は美しい

ハローハル 君の声は美しい

ハローハル 君の声は恐ろしい

ハローハル 無意識の孤独なんだね

ハローハル 君と友達になれないよ

ハローハル 君を嫌いになれないよ

ハローハル

ハロー

全て順調だよ

歌を歌う事も



off

2006/01/26 (Thu)

[40] 靴ひも
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好きにすればいいよ

空はこんなにも青いんだし

誰とだって恋すればいい

僕はジャックパーセルを履くけれど

オールスターにだってひもを変えるぐらいの個性ならある

僕はいつだって部屋にいるから

誰とだって恋すればいい



好きにすればいいよ

空はこんなにも青いんだし

誰とだって恋すればいい

ドイツなんかに行きたくなくて

フィリピンに行きたいと言う

僕はいつだって部屋にいるから

誰とだって恋すればいい



僕は正直忘れたし

あなたは覚えてると言う

オールスターにだってひもを変えるぐらいの個性はあるね

好きにすればいいよ

空は青い

誰とだって恋すればいいさ

2006/01/25 (Wed)

[39] 思考を持つ者達
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一本の骨はやがて銃となり人類は雑食を極める

害敵なき矛先は完全に同種だけに向く

第二、第三のベルリンの壁は分け隔てなく立ちはだかりあの素晴らしい崩壊は意味を亡くす

白と赤の国では色事が主軸となりこの先世代の蜂起は望めない

恐れを知らぬ開拓者達にガイアの報復を憎む事は許されない

これらは全てにおいての感覚の欠落を意味する

2006/01/25 (Wed)
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