今はきっと彼のことで
頭がいっぱいだろうね

あんなことがあったから余計だね
泣きじゃくるキミを前に
ボクは何をしてあげることができたんだろう

キミが話すことを
ただただ聞き
気を紛らわせたいからか
ボクに何気ない話をふる

ボクが話したことに
相槌をうっていたけど
きっとＢＧＭにしか聞こえてなかっただろうな

それでも
相槌をうつキミの小さな優しさ
何だか無理をしているようにみえたよ

キミを好きだったあの頃
たくさんのラブソングを聴き
好きの強さを感じ
舞い上がっていたよ

キミを遠く感じ始めた頃に
聴いたあの歌たち
とても切なく聴こえたよ


一緒に聴いた当時の流行の歌
今となってはキミを思い出すための歌
口ずさんでは
キミの笑顔を思い出す


キミがボクから離れた時に聴いた歌は
あまりにもその歌詞が
当時のボクと重なり合い過ぎていて
止まらない涙　何度も流したよ

時々どこからか聴こえてきては
ボクの心をズキズキ痛ませていた


ボクらの思い出と
あの歌たちは
いつも隣同士

まるで肩を並べて歩いていた
あの日のボクらのようだね

キミとの思い出は過去形で
"楽しかった"

キミと過ごした日々は
かけがえなくて大切だった

そして
何よりもキミのことが
"大好きだった"

いつも一緒だった

だけどこれからは・・・

過去形じゃなくて
未来系で『ずっと友達だよ』

僕を好きになってくれて
本当にありがとうね
こんな僕のそばにいつもいつも
いてくれて
支えてくれて
笑っててくれて
僕は本当に幸せ者だったんだね

ごめんね
気付くの遅すぎるよね
鈍感な僕らしいって
君は笑うのかな

今ならこの気持ちのままに言えるよ

キミのことが”好きだった”って

今の僕は
あの頃のように
笑って居れてるのかな

あんなに楽しく過ごせていた日々
今は思い出に・・・

無邪気で何か先のことを
考えているようだけど漠然で
かたちになっていなかった、あの頃


過去の未来を生きる今
僕はちゃんと前を向いて
生きれているのかな

かさぶたがあると気になって
つい取ってしまう

僕の心の傷にもかさぶたが出来た
けど出来たと思えば痒くなり取ってしまう

そのたび傷口がズキンと痛み
血が溢れる

触れば痛むことわかってるのに・・・

僕のかさぶた
傷跡がなくなるのは
思い出が消えるようで
なんだか寂しい

だけど、このかさぶたも取れ
傷跡もなくなる日がくるんだろうな

僕はもしかしたら
君に会いたいんじゃないのかもしれない

君という存在を特別なものとしてて

架空の人物に恋をしている
そんな気持ちにさせられている

心は変わる
今は不思議なぐらい落ち着いている

心は変わる
いいようにも悪いようにも

心は変わる
僕は新たな光をみつけた

そして今
ゆっくりと歩み始めた

君から離れることを
決めたあの日からの１週間

あんまり実感がなく
ただただ過ぎていった


次の１週間
会えない寂しさ
君のことが頭から離れない

せっかく離れると決めてしていることなのに
これじゃ意味がないと悩む毎日

会いたくて・・・
メールしたくて・・・

けど
けじめをつけるためと
アドレスを消した

今ではそれに救われている