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Bobの部屋  〜 新着順表示 〜


[39] 井の中のかわず
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井の中のかわず
大海を知らず


井の中のかわずは
せまいせまい井戸の中で
1番なのだと思ってる

己の大きさを過信して


井の中のかわずは
ひろいひろい大海に出たらそこで何を思うのだろう?
己の小ささを過信して


そこにあるのは
失望か?落胆か?


大海に昇る太陽は
かわずに何をみせるのだろう?


恐怖か?絶望か?




そこにあるのは


希望であってほしい



 

2006/02/01 (Wed)

[37] ボタン
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しっかりと繋ぎとめていたはずの君と僕との関係


でも実は…


掛け違えていたボタン


必死でとめ直す
このかじかんだ手



君の手を握っていた
あたたかいはずの手


でも実は…


君の心をつかみとれていなかった


かじかんだ手じゃうまくとめ直せなくて


流した涙は寒さで
凍りつき
溢れた想い出は切なさで
凍りついた


二度と溶けない氷を

落としたら粉々に割れてしまう氷を

かかえて



僕は歩きだす



ボタンは全部

ひきちぎって…


 

2006/02/01 (Wed)

[35] 忘れ物
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どぉやらあたし忘れ物してきちゃったみたい


ダメだね


想い出がいっぱいつまったあの部屋には
もぉ行かないって
決めたのに

あなたとは
もぉ逢わないって
決めたのに


それなのに
こんなに大切なモノ
置いて来ちゃうなんて…



そろそろ取りに行ってもいいですか?


あなたのすぐ傍に
忘れて来ちゃったあたしの
  “恋心”




 

2005/11/16 (Wed)

[33] なんのために
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私はいったい
なんのために産まれて
なんのために生きて
なんのために死んでいくのでしょう?



私が産まれる事で
母が父が祖母が祖父が
喜ぶというのなら
私は
いくらだって産まれよう


私が生きる事で
誰かの支えとなり
誰かが
幸せになるというのなら
私は
いくらだって生きよう


私が死ぬ事で
世界の秩序が
守られるというのなら
私は
いくらだって死のう



私のすべては
家族のために

私のすべては
愛する人のために

私のすべては
世界のために


私のすべては
私自身のために



捧げよう

2005/11/13 (Sun)

[26] ピアス
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なんで自分の身体に
穴をあけるの?



なんて人は言うけれど


あたしの場合
自分が嫌いだから
開けたくなるの


何か変えたくて
開けたくなるの




初めて開けた時
立ちくらみがした


三つめを開けた時
涙の中嘔吐した


五つめを
軟骨を開けた時
叫びのたうちまわった




何かあるたび
増えていく穴の数


苦しみから逃れたくて
増えていく穴の数




とりあえず今は
五つ



けどきっともうすぐ


七つ





 

2005/10/30 (Sun)

[24] あなたの隣
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こんなにも
あたしはそばにいるのに


あなたは言う
『孤独だ』



そんな事言わないで

あたしまで
『独り』
になってしまうカラ




あなたが『孤独』なのは
あなたが周りを見ようと
していないから

あなたが『独り』なのは
あなたが誰にも心を開こうとしていないから




こんなにも
あたしそばにいるのに



それでも

あなたは言う
『孤独だ』




あなたの隣にいる

はず… なのに


あなたへの距離は

すごく…  遠かった

2006/10/24 (Tue)

[23] あと一年
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春が来て草花がざわめき
蝶たちは舞い踊る


夏が来て太陽がてりつけ
水しぶきが舞い上がる


秋が来て木枯らしが吹き
色付いた木葉が舞い散る


そして
冬が来て世界は色を失い
粉雪が僕の体に舞い積もった

すぐに僕も色をなくした世界へ溶け込んでいった




あと一年
そう告げられた時
僕はもがき、あがいた


あと半年
カレンダーがめくられるたびに
僕の心は落ち着いていった


あと一ヶ月
残された時間はもうない
けど人間として残された仕事はもうない




あと一秒
外に飛び出し
僕は倒れ込む
雪が僕を隠してくれた





 

2006/02/26 (Sun)

[21] ゴミ箱
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ゴミ箱がほしいな


このぐちゃぐちゃな気持ちを
捨てられるゴミ箱



二度と同じ想いをしないですむゴミ箱


悲しい気持ちも
苦しい気持ちも
つらい気持ちも

嫌な想いぜぇんぶ捨てちゃうんだ



でもそれを繰り返してたら

きっと嬉しい想いもなくしてしまう



嫌な想いがなければ
嬉しい想いも
嫌な想いに変わってしまう


そしたらきっとまたその想いも
捨てるんだ




いつか自分自身さえ捨ててしまう

2006/10/24 (Tue)

[20] 黒ネコ
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寂しくて 切なくて
家にはとてもいれなくて

ビルの裏の駐車場
たった一人でそこにいた


そいつはそんな俺に向かって 一声鳴いた




「にゃあ」




あぁなんだ 黒ネコか

そこで初めて
自分以外の存在に
目を向けた



そのネコの瞳には
満たされることのない月
だけが映っていた


俺の瞳にも
一部が欠けた月
だけが映ってるんだろうか?



ビールの空き缶は
歪んだ俺の顔を
映し出す


歪んだ俺の瞳には

何も映っていなかった



今日は新月なのだろうか?ふと上を見上げる





あれ?…満月だ

2006/10/24 (Tue)

[14] いつか
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どんな時も
『ごめんね』
ぢゃなくて
『ありがとぅ』って
言える人に
  なりたい。

2005/10/23 (Sun)
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