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花の部屋  〜 新着順表示 〜


[41] 夢の続き
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終わりを迎えて
僕ら 何処へ向かったんだろう

甘いムスクのトップノート
繋いだ手 放して
僕ら 何処へ向かったんだろう

夕暮れのスーパー
朝方の広瀬川
グリーンのバスルーム
同じシャンプーの香り

あの朝の幸せ
手放して
僕ら 何処に辿り着いたんだろう

呼ぶ名前
呼んだ名前

叫んだ声
叫んだ言葉

流した涙
流れた時間

はみ出した記憶
薄れた感覚

抱き締めた感触
重ねた思い

後悔はこれで最後

向き合った思い
背中合わせにして
踏み出した一歩

指輪は来年
そう言ったクリスマス

滅茶苦茶に壊して
滅茶苦茶に壊れて


恋して 愛して 殺した思い

永遠という美しさを
刹那という愛しさを

儚い命の尊さを
温かい手が
教えてくれた

痛いと言って
ごめんと緩めた
あなたの手が

教えてくれたんだ


終わりを迎えて
僕ら 何処へ向かったんだろう

それぞれの明日
それぞれの路を選んで




may 12, 2010

2010/05/12 (Wed)

[40] 塵になりて
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一生を注いだ空洞を
何かで塞がなかったら
きっと
壊れたままで
淋しいままで
悲しいままで

「心以外の僕をあげる」
そう言われた気がした
箱の中

還る理由さえ私に被せた


在るべき場所を
見つけたんだね

在るべき心
在るべき場所に返して

ニ度目の後悔しない人生を歩む



再生した皮膚が
私を押し退け
居場所を奪う

さあ
君も帰りなさい

在るべき場所へ
在るべき場所へ


パタンと閉まる
ドアの前

短剣を喉に突き刺した

本物はいつもひとつ

ひとつなんだと



塵になりて

散りになりて


2010/04/23 (Fri)

[39] 遠ざかる青
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今日も空は真っ暗で
風に流れた
言葉が悲しくて

何も知らない理由が解らなくて
落ち込む意味さえ
地に沈んで

日に日に広がる空洞が
何もかもを飲み込み

慣れていないせいなのか
免疫がない訳で

分からないことを
解りたいと願う日々


限界を打ち破り
塵となった心拾い集め
優しく抱き締められるのは己のみだった

他の誰でもない
自身しかいないのだ

一歩先はいつも岐路

今日も
明日も
この先も

2010/04/23 (Fri)

[38] PRECious TO me
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夜明け前の
一瞬の薄紫
儚げな夢から覚める一歩手前
両手で抱えた想いを
手放す覚悟を
どうか どうか
授けたまえ

喉元に詰まった
最後の言葉を
丁寧にラッピングして
ありがとうを添えて


見つめ続けた愛の葉を
求め続けた愛の葉を
この手に乗せて


晩秋の失しものから始まり
真冬の淋しさを便りに
春先の別れを越えて
夏に巡り会った


付きまとう淋しさに
落葉を重ねて
厳冬の夕暮れは
視線を逸らす

淋しさを埋めるのは
貴方であっても
空白を埋めるのは
私ではなかった


手放す勇気を
授けたまえ
見守る優しさを
授けたまえ

うちなる愛に
さよならを込めて

言葉に勝る
愛を添えて


2010/04/22 (Thu)

[37] 
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例えば
どんなに喧嘩しても
根っ子の部分に
愛 があったら
乗り越えられる
そう 信じてた


例えば
どんなに嫌いになろうとしても
愛があったなら
許してしまう
そんな感情を持ち合わせてた


狭くて稚拙な愛だったけど
真っ直ぐに見つめていた
胸を張って言うよ

明日も明後日も一年後も十年後も

その手を握りしめていたかったのさ



私は 世界一卑怯者で
誰よりも君を愛してる

最初から
君の目には
私など映ってなかった事実を
いつか映って欲しいと
願いを込めて

繋ぎ止めている


私は 私が嫌いになったよ
誰よりも大切な君の心
見てみぬ振りだもの


もう少し時間を下さい

君の幸せ願えるように

君が
君の大切へ飛び立てるように

最後に
私が輝けるように


運命を受け入れられるように

2010/04/22 (Thu)

[36] 違う誰かに
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なりたい

私じゃなければ
誰でもいい

雨降って 空見上げて
雲だけで その先見えなくて

生きてきて
生かされてきて

出逢いに喜んで
別れに悲しんで

信じて
疑って
それでも 信じて

成功して
失敗して

後悔して
やり直して

学んで
繰り返して
また学ぶ


違う誰かになりたい

私じゃなければ
誰でもいい



私じゃなければ
誰でもいいんだ

2010/04/22 (Thu)

[35] 私嫌い
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私が わたしであることをひどく 悔やむ


好きにもなれず
嫌いにもなれず

哀れむだけ


私は 私にしかなれぬというのに



2010/04/21 (Wed)

[34] 漂流
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心に和かな陽射し 射し込む季節だというに

ビクリビクリと
怯える始末

何処か背中合わせな
毎日過ごして
私は わたしであると
空を見上げる


何処かで繋がって
何処かで切れて

溺れたまますがり付いて

何かを信じていて
何かがわからなくて

誰かを待っていて
誰かが見えなくて

空洞


虚しさ


埋めようと

空を見上げて

何処かで繋がって
何処かで切れて

背中合わせに気付いて
振り返り
しがみついた昨日


私は わたしであると
知って欲しくて

私は 私だったと
恨んでみた


2010/04/21 (Wed)

[33] 素直な気持ち 3315
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一年前と同じように
少しずつ 優しい風が吹き始めました



ミニスカートを履いて
会いに行った
夏の日

手を繋いだ
あの日

あなたに触れた
あの日

夢や幻でなく
これが 現実なんだと
涙しました


初めてあなたが
涙した日

少しだけ
あなたのテリトリーに
踏み込めた気がしました

カフェミルクと煙草
音楽とギター
本と携帯
いつもあなたの側にあるもの

父と母にお会いした
あの日

覗けない心
知りたくて
喧嘩した毎日


愛せそう
じゃなくて
愛してほしいと
叫んでた


今も 今だって
愛してると叫んでる

だから
言葉じゃなく行動で

あなたの
望む通り

2010/04/15 (Thu)

[32] 無題
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厚手の上着を脱ぎ捨てて
君の元に走った昨日

花弁に隠れた横顔が
叫んだ名前を
遮った

足跡さえ
黄砂に埋もれて

追う術なく

空を切った右手に
悲しみが宿る

2010/04/13 (Tue)
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