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緋文字の部屋  〜 新着順表示 〜


[90] 甘味
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本来もっと単純なところで

放っておいても生き

放っておいても死ぬ

おおまかに言えば
そんな生き物であったような気がするのに

すっかり構われる事に
慣れてしまったから人は

やたらに寂しい なんて
思うのだろうね
識ってしまって


そういえば、あなたには
一度口に出してしまった事あるものね

私もすっかり甘えて
構われてしまったのだろうね

でなければ此処に
あなた なんて
書いてはいないものね

2005/09/25 (Sun)

[89] 適材適所
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男をダメにする女がいるように
女をダメにする男も勿論いて

わかってるけど…
なんて言わないで
人生の終わりにでも
立ってるみたいな口調で

惨めにしてくれるだけの
悲しい愛しい人なんて

サッサと
気持ちよく捨てよう

自分の置き方を変えれば
きっと心からまた笑える

ところ変われば各々また
うまく作用する
居場所が違うの

そんなに打ちのめされてしまって
自分の価値をも
見出だせなくなるようでは

誰に
愛してもらえるというの
誰を
愛するというの

2005/09/25 (Sun)

[85] 入浴のススメ
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盆前の暗い海

入ってみたら
意外に怖くなかった

まだ日焼けなんて
気にする歳ではなかったが


昼間の喧騒もなく
汚物なんか気にならないし

何より途端に
水が抵抗を増して

液体が少し固体化して

その重みが心地よかった

母親の胎内は
こんな感じ
だったかも


月は綺麗で

背泳ぎが出来ない自分を
呪うほどに


どうして独りだなんて
あの時は思ったのだろう


アナタも
お風呂に入るとき
照明消してみて下さい

月の代わりに
蝋燭でも立てて

2005/09/21 (Wed)

[84] 共に怯えましょう
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核爆発がいい

そしたら、あなたを庇って

一瞬で
一緒に
灰塵になりましょう

あぁでもどちらかといや、

私達に入るモノあれば

伐って切って

滅多斬りにしてしまいたい


そうして二人だけになって

あなたがどんなに恐ろしそうにしたって

もう私しかおりませんから

未来永劫愛でる覚悟を。


そのくらいのつもりで

私を みる
と、言いましたか


恋が愛に変わった時

互いの怖れも
増殖します

2005/09/19 (Mon)

[83] 幸せを感じたのはこんな日
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守れぬ約束はしないアナタ


青いバラの
TV中継を見終えて

『コレ、買ってあげるね』 と言いました

青は好き

でも
バラは特別
好きでもなかったので

 即座に
『いらない』
 と言いました


ん!?確か…

「2007年市場に出ます…」


 私は急いで
『一本買って』
 と言いました


アナタが静かに笑ったので

なんだか
とっても幸せになり

私も一緒に笑いました

2005/09/19 (Mon)

[77] うつらうつら
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閉められる扉の微かな音

その静かな行いに

すがる余地の無い事を知る

せめて勢いよく解り易く

音を立て

感情あらわ

閉ざしてくれたならば

文句の一つも言いながら

追い掛ける事できたろうか

後ろ姿と
静寂だけ
残された

もう二度と開けれない扉

その向こうは

もう、空虚で

ただいま

なんて返ってこない


戻らない

を知りながら

見つめ続けて動けない

終わりなんて滑稽なもの

そんな夢ばかり見る


一緒の夢を見るはずではなかったの?


どちらが夢なのか

区別がつかないとこにきた

2005/09/16 (Fri)

[76] 忠誠
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人の意思なんて
操作できないのだから

当然

その人の
その人生に

入ることは困難で


せめてどうにか出来そうな

自分の意志くらい

限りなく
近いところへ
常に置いて


きてたつもり


数えきれない
選択が重なり

造っていく人生

自分で選択の幅を
狭めてしまうような

生き方はしたくない

したくなかった


もうこの先は
しないから

私は
私に生きます

2005/09/15 (Thu)

[75] ネジ曲げ
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踏み込めてなかったことを


自分が

踏み込もうとしてなかった

こととして気づく


護身ですか


単純なことさえ

複雑化して

怖い

などと ほざくのは


見せかけの

誠意ない戯言に過ぎぬ


私欲を離れろ、と

虫酸が走った

2005/09/14 (Wed)

[74] 根性あるよね
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喪服着て

半端ない荷物抱えて
ごぼう抜き

そんな私に声かけた

『食事でもしませんか』

あんたの勇気が私は欲しい

2005/08/31 (Wed)

[73] 可愛げのある女に
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親に感謝しないと

誉め言葉のような侮蔑で
私を抱いた男の何人かが言ったわ

おかあさん

父しか知らないらしい
貴女はまるで修道女なのに

私は男を悦ばせるのが得意

泣いてばかりいるのを影で見てたから

お酒を一滴も飲めない貴女の枕元に

私の好きな禁断のコーラと
父の隠してるお酒を置いた

翌朝ちっともお酒は減ってなかったけど

コーラは減っていて
悲しいような嬉しいような

貴女は今でも飲めなくて

酒に逃げてるあの人を羨ましがるけど

私はそんな貴女が羨ましい

荒んだ中でも貴女は強くて

時々、私達が見えなくなるくらいに弱くて可愛くて

あなたのそんなとこが
少しでも遺伝してるとよいのにな

何と言われても
守りたいものが出来たのよ
おかあさん

2005/08/31 (Wed)
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