刻む刻
放つ花
空の空
滲む虹

思って　想って

失って

掬って　救って

喪って

僕は今日に希望を持つんだ


いつもより
学校に少し早く行く
とか

いつもより
休み時間は廊下に出る
とか

いつもより
放課後は遅くまで教室にいる
とか


僕に出来る精一杯は
そんな少しの事だけど

もしもあの子に呼び出されたなら
僕らのこれからにはたくさん希望が溢れてる

そんな気持ちになれるんだ

転がって

広がって

繋がって


僕と君

キミは怒ったかな？
ボクが不用心に言った言葉。
悪気は無かったんだ。
ただ言ってみたかっただけなんだ。

それでもキミはこうして消えて、
だから、だから…

ボクは今、
キミを探してる。
夜の曇り空を見てる気分だよ。
キミはどこ？
見つからないよ…。
ボクの心は孤独で壊れそうだ。

キミはどうしたい？
ボクには何にも分からない。
言葉が全部じゃない。
そんな事分かってるつもりだけど、

「許して欲しい」
それが言いたくて、
だから、だから…

ボクは今、
キミを見つけたよ。
雲の切れ間に三日月が在った。
キミはここ。
やっと見つけたよ。
ボクの心は愛しさで壊れそうだ。

「ワタシ怒ってないよ」
許してくれた。
微笑んでくれた…。

息を切らして走る少女

声を枯らして叫ぶ少年

ただ生きることを目標に

ただそれだけを目標に

逃げろ！

逃げろ！

何もかも捨てて


逃げちまえ！

遠く揺らぐは炎の意思か

近く見えるは水の思考か


白い声 黒い雲

何も判らぬ音が生る

浴衣に袖を通す君
夕暮れが照らす髪飾り
花火の音と蝉の声
遠く聞こえぬ君の声

子どもの頃に描いた夢に、
一体何を残しただろうか。

大人になって知った現実に、
一体何を求めただろうか。

僕達の目の前に在るものは


いつだって現実で

いつだって幻想で

いつだって自由なんだ