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高級スプーンの部屋  〜 新着順表示 〜


[155] 
詩人:高級スプーン [投票][編集]

バッテリーの無い
携帯のように
君が居ないと寂しい

2005/03/24 (Thu)

[154] −em
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暗く示した言葉の数々
最近どうも在り来りな
マイナス含む唄ばかり

消えてしまえ

思う感情も
消えてしまえ

なんでもない私など
どうでもいい
投げやりになるけど
何も出来ずに
抱え込み塞ぎ込む

裸の王様が
こっちを指差し
笑ってる
感情を剥き出しに
出来ないのなら
いっそ消えてしまえ
全て消えてしまえ

私なんて
私なんて
要らない
吐き捨てて
透明になっても
何処かに在りたいと
惨めに拾う

死にたい
逢いたい
複雑な気持ちほど
言葉は簡潔に
終わってしまう

あなたの感じた重さは
私と同じですか

2005/03/22 (Tue)

[153] 5−5=1
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暴発しそうになった
獣が腰を抜かして倒れた
一重の左瞼が瞬きをしたら
眼球の奥に姿を消した

些細な事でケンカして
疲れて眠った
君の横顔を見て
首を絞めたくなった

悪いのは獣じゃない
歪んでいるのは僕だ

純粋を幽閉する五感を
全て殺したらどうなる

君が視えない
君が聞こえない
君を匂えない
君と話せない
君に触れられない
それでも
僕は感じるのか
どうなんだ!?

左の眼球を
ぶち破って
獣が出てくるのを
二重の右眼は
黙って見ているだけか
どうなんだ!?

全てを失って
残るのは
僕一匹だけだ!!

2005/03/22 (Tue)

[152] 欠末
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私は欠けている

生まれる前に転んだ傷

生まれてからついた傷

そういうものから

目を背けたり

直視したりするけれど

一度欠けた部分は

二度と戻らない

傷つかないように

覆い隠したり

わざと剥き出しにして

傷ついたりする

何をしているのだろうと

立ち止まっても

しばらくすると

また歩き出す

ぐるぐるぐるぐると

廻り続ける

私は欠けることが

好きなんだろう

本当に

好きなんだろうか

本当は

言葉を濁し

自分を汚さない

不意に呼ばれて

振り向いたら

また欠けた

2005/03/20 (Sun)

[151] ハイエナのエサ
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時間と空間の合間で

何かされたのか

命までは取りはしない

嗤う囁く声に

反応出来ない心体は

もう死体のよう

生きていても

仕方ないと

感じてしまいがちな

思考の瞬間瞬間に

君という映像が

食い込まれる

食い殺されて

ノイズまじりの

映らない虚ろに戻るまで

時間は僅かすぎて

反応出来ない心体は

もう死体のよう

動くのを止めて

転がり仰向けになる

過ぎてしまった

時間と空間の合間で

僕の映像すら

消えかかっている

2005/03/20 (Sun)

[150] みきぬるれば
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かやむゆもなし

せめなまるなま

もなせきはむる

やむなくせもれ

てひまどうじゃき

ぜにしゃくれぬる

ちひてかまらん

こをひびばはれ

やん

2005/03/20 (Sun)

[149] 銀の河
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何処からともなく
聞こえる笛の音が
君を呼んでいる

星だらけの夜なのに
僕の隣には
暗闇しか居ない
かけがえのないもの
たった一つあれば
何も怖くなんかないのに
こんな夜に溺れそうだよ

行っちゃだめだ
戻ってこれないよ
行かないで
お願いだ
一人にしないで

君に出会う前は
欲しいものなどなかった
望まなければ
恐い夢も見ないから

大切なものが
目の前から
連れ去られた夜
ここから遠く
静まり返った
銀色世界の
奥深くから
輝く君の声がした

微かに
でも
確かに

僕には聞こえたんだ

2005/03/18 (Fri)

[148] 異次元より
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消えるなら書こう

熱しやすく

冷めやすい詩を

叫びたい日があって

黙りたい日があって

活きたい日があって

逝きたい日があって

よく使われる言葉は

ありきたりな

個性の無い人間の

主張の一つなのか

もうダメだ

まだやれる

呼吸のように

繰り返す日々

歌うように

詩を創ってる

変わらずに

主張するもの

いつか無くなる

次元の向こうに

消えるなら書こう

何度も何度でも

熱しやすく

冷めやすい詩を

此処に描く

熱しやすく

冷めやすい詩を

此処に

2005/03/18 (Fri)

[147] さらうひと
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さらわれた
さらわれた

足元を
すくわれて
冷たく暗いモノに
飲まれて流されて
また一人
また一人と
さらわれていった

波紋を呼んだ
嵐が起きた
いつの間にか
巻き込まれてた

たった一人の
たった一言が
大勢の人を
さらいにやって来る

連なる鎖は解けない
君の意思に
繋がる僕等は
さらわれた
逃れられない
君自体も
いつか
さらわれる

さらわれた
さらわれた
また一人
また一人と
さらわれていった

2005/03/13 (Sun)

[146] STAR DUST BOX
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愛されたい人に
捨てられた
ゴミは
くずかごに
町が綺麗になった夜
世界の隅っこで
輝きを無くした
二人は出会った

要らなくなった僕を
必要としてくれた
君が欲しくてたまらない

ハズレしか無い
クジを選ぶのは
もうやめた
この場所から離れよう
二人でなら怖くないから

願いを叶える暇も無く
流れる星のように
限られた時間を
生き抜く為に

僕の笑顔を
一つでも多く
君の記憶に
残せるように

僕の心満たす
君の笑顔守りたい

再び輝き始めた二つの光
深い闇の中を流れてゆく

希望が
また一つ飛び出した

2005/03/11 (Fri)
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