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ヨミの部屋  〜 投稿順表示 〜


[62] 投影
詩人:ヨミ [投票][編集]

木洩れ日描いた

光と影は夢見に浮世絵

斑な心在り処

未完成なコントラスト


壊れた街灯

虚ろな僕に視界を与える

わずかな光粒が

この身を明日へと誘う


踏み付けたあの日の影

今の僕みたいで

怖くて辛くて

嫌になってたよ


心から笑えたら

色彩を纏えたら

暗影満たす家路を

転ばず帰れるだろうか


混ざらなくていい

疑心を招こう

強く白い光を

この心奥刻むために

2010/02/12 (Fri)

[63] 這灰
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噎び泣くのは
頬を這うのは
苛立ち煽る雨と
嘲るあの空

縺れては笑う
感傷に溺れ
寄り添いながら

また忘れて……

求める 
求める 
求める

不浄に充ちた愛憎



2010/05/10 (Mon)

[64] 
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淡く霞む宙を見ている

空回りの心重なった

少しだけ考えてた

彩りの理由も忘れてた

罅割れる鼓動の声

伝わるなら意味はなくていい

閉じた手には掴めない

睨む先は明か意味を成した





2010/05/20 (Thu)

[65] 殻夢
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静かな夜の細路

何処か遠くへ吸い込まれる

そこは隠された場所

何も与えられない

それが安らぐ

固い殻から抜け出せる

そんな感覚に溺れる

そして目覚めた瞬間

全てを忘れる

2010/05/20 (Thu)

[66] 羽夢
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土の下の悲しい塊

それは皮肉にも

決して目覚める事なく

眠り続ける

終幕の香りは

そこからさ迷う

不幸の知らせ

生きるより易い

■を想う

それもまた

永久に目覚めない

2010/05/20 (Thu)

[67] 天涯
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くすんだ空になって
「僕みたいだ」と匙を投げる
箱詰された記憶
埃を纏い忘れていく

おどけて笑った眼が
貴女をいつも逆撫でした
空から落ちる線に
刺されたように体が痛い

ほらもう崩れてしまう

赤々と落ちていく斜陽だけ綺麗で
隠した灰色だらけの絵を憎んでしまう
夢の中転んでは傷さえも笑って
膨らみ風に流され高く飛びたい

2010/06/04 (Fri)

[68] 混沌
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段々離れる白い雲
ありきたりなようで
わからない
言葉の裏の意味を
気づけばほら
強がるため
なぞってきた

散々想像することで
傷みを和らげて
楽になれたのかな
逃げたのかな
楽になれた?
逃げたいだけ
楽になれるわけもない

ここからどんな未来を呼ぶのだろう
全てはこんなちっぽけな心から
生まれては埋もれていく だから今は曖昧でも象ろうか
悲しい別れも彩れば
いつの日か美しく思えると信じよう

2010/11/28 (Sun)

[69] 癇冷
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首を刺した冷めた風も

遠い空消えて

やけに騒ぐ光の群れ

虚しさを語る

白い線の向こう側を

過ぎる車の音

何処へ向かう

何を乗せて

等しく幸あれ

電柱の影から

顔を出した猫が

笑いかけてくれたならば

笑える

2010/12/01 (Wed)

[70] 窓の外
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繰り返し流れる歌のよう
いつからか響いた雨音も
忙しなく見える街に埋もれ
優しさを忘れるのに慣れていた

遠ざかるあの日の僕が
何もかも否定するようで
曖昧な絆にサヨナラする

初めから無かったと思うことで
逃げるよりいくらか楽になれる
新しい居場所はここなんだと
変わらず求めればいい

冷えた心の中からは
暖かい言葉を探せないよ
わかっていても僕らは
嘘でいいからと空回って

傷付いた誰かを忘れ
狭い世界躍らされていく
こんなにも不自由な心を笑う

夢の中漂うように
生きていけるわけじゃないのに
寄り添える安らぎ探してばかり

繰り返す雨音狂いなく
水溜まりを駆けたあの頃を
思い出す今だけ昨日より
優しい気持ちになれる

2011/05/18 (Wed)

[71] 不浮
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また離れていく過去
響いている
もう 消える余韻も

ただ終わらせるのを
拒んでいたのに
終わらせたいよ

染み込んだままの
気持ちが今日
滲んでから
広がり方を忘れたら
どうすればいい
傷んだふりばかりほら
上手くなって
掴めない雲を
眺めています

染み込んだままの
気持ちがもう
滲んでいく
広がる事はないからと
滲んでいく
眠れなくなる夜
過去に逃げて
逆さまの言葉しか
心は浮かない
浮かない

2011/06/13 (Mon)
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