ホーム > 詩人の部屋 > #聖の部屋 > 投稿順表示

#聖の部屋  〜 投稿順表示 〜


[61] たまゆら
詩人:#聖 [投票][編集]

春の日に桜が鳴る

告げたかった
告げられなかった言葉が
心のこのあたりで
揺れる

いつまでも続けばいいのに

ふぶく桜に
後ろ髪をひかれて
思わずその名を呼んだ
その名を呼んでた

春の日に桜が鳴る

次の季節が
訪れようと必ずまた
めくりめくって
まわる

いつまでも呼んでいたい

舞い散る桜に
後ろ髪をひかれて
思わず立ち止まると
その名と同じ声が聞こえた

春の日に桜が木霊したけれど
玉響に消えていく

2011/01/28 (Fri)

[62] 
詩人:#聖 [投票][編集]

僕だけ残してどこに行くの

ふと目覚めたら傍にいる
それに慣れてきた 冬から春

ずっとひとりで やっとふたりで
それが好きで 君は嫌いで

後ろ髪引っ張ってるのに 歩み止めず
振り向きすらしないで 誰の どこに

当たり前な日々に思う  繰り返し繰り返し
ひとりにしないから ひとりにしないで

残り香だけに思う

2011/01/27 (Thu)

[63] 指と髪
詩人:#聖 [投票][編集]

月が雫が静かに
透明感が濁りそうで 怖い
寝息が腕のこのあたりで
囁く

白く引かれた距離も
互いの手にあった鍵も
疎ましかったその言葉さえも

君は何処かへ
僕は叫んでた
虚しさが入り乱れるこの部屋で
また昨日が来るよ 空っぽの昨日が来るよ
指を持て余したまま

そのまま そんなままの
今日にさえ捨てられそうで
意識に飲み込まれそうに
囁く

微妙なやりとりも
認めてたその心も
冷たくなった空気も

君は見えなくて
僕はただ探す
ため息が積もるこの部屋で
まだ明日は来ない そうまだ来ない
指をもて余したまま

君だけでいい
僕はそれだけで
忘れられないなら それでいいとさえ
また今日で まだ今日だから

その指と髪は

寄り添うことでまともでいられた
はず なのに

2011/01/28 (Fri)

[64] 
詩人:#聖 [投票][編集]

正しくて
美しい君の瞳には
僕はどう映ってますか
囚われの猫ですか
僕にはわかりません

僕はどう映っていますか

僕が何をしましたか
歪なこの形を正せば
僕に酸素をくれますか
整われて
優れた君の手では
僕には触れませんか

ひれ伏す犬ですか
従わない鳥ですか
僕は知りたくありません
僕が何をしましたか
煩い頭を閉ざせば
僕は綺麗に見えますか

僕が何をしましたか
生まれおちたこれを整えれば
僕は理由を聞けますか
生まれおちたこれを整えれば
僕は理由を聞けますか
僕は認めてもらえますか

僕は認めてもらえますか

咎め続ける
その真理
お鏡を
さあどうぞ

2011/01/28 (Fri)

[66] 落ち葉
詩人:#聖 [投票][編集]

またひとつ
またひとつと
忘れていくのさ
まわる
まわされる
日々の中で
あなたも 私も

ふと眼をやった水面に
あの日が映りそうだったけれど
ひとつ落ちてきたそれに
揺々と広がった

もう独りなんだね
誰もいないんだね
あなたはいないんだね
探しても 探しても

幻のあなたしか見えなくて
今のあなたに縋りつく
今の私

ふと手をやった水面を
ずっと見つめていたけれど
頬に流れおちたそれに
滔々と揺れた

ひとつひとつ落ちていく
その全てがあなた

2011/02/07 (Mon)

[67] 05
詩人:#聖 [投票][編集]

苦痛を望んだ日々
消えたい
消えたい
あの人を憎む日々

苦痛を望んだ日々
苦しい
苦しい
あの人を呼ぶ日々

苦痛を望んだ日々
欲しい
欲しい
あの人に縋る日々

苦痛を望んだ日々
来ないで
来ないで
あの人に偽る日々

苦痛を望んだ日々
痛い
痛い
あの人に隠す日々

苦痛を望んだ日々
生きたい
生きたい
あの人を叫ぶ日々

2011/02/08 (Tue)

[68] うつくしいせかい(仮)
詩人:#聖 [投票][編集]

いつからか
全てが偽りに見えるこの世界
色彩無くして
ただ崩れる音が響いてる

その眼にはどう映ってる?

今だってほら
涼しい笑顔であなたは笑うけど
それすら
嘘なんだろ
嘘なんだろ

痛みも
苦しみも
全部全部隠して
そのうち本当に忘れて
そうして残った
あなたの笑顔は

荒廃した
腐りかけた
見栄えだけは繕われて
何も
何もない

そんな世界の中心で笑うあなた
嘘っていってくれよ
嘘っていってくれよ

あなただけは
違う

・・・なんてね

ご覧召しませ
全てを忘れた美しい世界

2011/02/09 (Wed)

[70] 水葬
詩人:#聖 [投票][編集]

目を開ければ
そこは深い水底

手を伸ばせども
その影にすら触れることなく

沈んでいくこの身に
悲しみが囁くように馴染んでいく

誰の手も差しのべられることなく
ただ 深く 堕ちていく

息が奪われる
静かに 滑らかに

目を閉じれども
その呼吸を感じることなく

動けないこの身に
悲しみの鎖が沈んでいくいく

奪われる意識の中で
あなたの背中が見えた気がした

2011/02/17 (Thu)

[71] 僕と君との気まずい空気の理由 その一
詩人:#聖 [投票][編集]

苦しいから苦しいと君は言った
苦しいけど苦しいと僕は言えなかった

2011/03/12 (Sat)

[72] 迫害
詩人:#聖 [投票][編集]

守るため?
笑わせるな

侵すためだろ?

この足を
この息を

奪うだけだろ?

その言葉で
その視線で
少しずつ食べて

その後に

欠片になった俺を笑いたい

それだけだろ?

2011/04/05 (Tue)
152件中 (61-70) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 16
- 詩人の部屋 -