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浮浪霊の部屋  〜 投稿順表示 〜


[62] 神詠境地〜浜川天下推参〜
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

 
円を描く切っ先の先で 光が啼いた
エンゲ ケツニク  ロップ
嚥下する血肉の群れが六腑を炙る
エンテイ
焔啼 「神を捜せ」
アヤ
殺まちに染まった仔らよ

崇めよ ただ崇める為に

《(目を呉れた) 私は目を差し出した
 (耳を呉れた) 私は耳を差し出した
 私は五臓の全て貴方に呉れよう
 だから泣いてくれ 神よ
 私が私を殺めるために》

コン   トウタダ
棍は唸り 刀は佇み

風はいななき 空に弾け

さんざめく鼓動が契りを笑う
シニクハ
歯肉食み 宵闇に笑う恍惚の(信仰の)

殺されるために産まれた仔らよ

崇めよ ただ死ぬために

激動に産まれた落とし仔よ

崇めよ ただ生きる為に




☆★☆




シャナさまこと梅宮 蛍さまからの贈呈品。
絶賛予定中のコラボ企画本『詩徒詠唱録』に収録予定の共作小説『試驗的破滅弍號【実動風紀】』の主人公格、浜川天下班長代理の詩なんだぜ! 詩人の部屋の日記に時々書いてるアレぞね。

それにしても私ってやつはもう三週間くらい前にはプロット上がるって約束したくせに未だに上げて無いのはどういうわけなんだろうね。

2011/01/03 (Mon)

[63] 明けましておめでとう
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 私ね、あなたが死ぬ夢を見たよ。
 

2011/01/05 (Wed)

[64] 偶にはデレてみるのも悪くはないさ
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朝の満員の通勤列車にぎゅう詰めにされて
不景気な顔して揺られている

惨めなあなたたちが、好きだよ

2012/07/23 (Mon)

[65] 殺さないで 愛してる
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ねえ、おままごとをしようよ。



わたしがあなたのことをすきで、あなたもわたしのことがすきっていう、あそび。

2012/10/01 (Mon)

[66] 茫洋境
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独り歌う 虚空に向けて


誰かが迎えに来てくれるまで
あなたが気づいてくれるまで

 

2013/01/06 (Sun)

[67] 女(名前募集中)「君は強いね」
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はきだめのような世界で、必死に戦って、耐えて。すごいよ。
 

 
なんで死なないの?

2013/01/10 (Thu)

[68] 女(名前募集)「月曜日だね」
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

ご覧


貴方は翼を持っている。

それは鉄で出来ていて 飛ぶことは出来ないが

美しく羽ばたきながら落ちていき

見栄え良く終わる助けになるだろう。




さ あ !


2013/01/20 (Sun)

[69] 私が詩で皆に…ううん、貴方に伝えたい…本当の想い。
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

感想ください。くれなきゃ死んでやる。
 






2013/01/28 (Mon)

[70] 倭秦合睦 〜Japan-China Amity〜 (一)
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

お前が好きだよという朱絳(ジュ・ヅィァン)を、あたしは嘘だと怒鳴りつけた。
お前の気持ちに応えてやってもいいよという彼女の言葉を、あたしはそれは気の迷いだと撥ねつけた。






【倭秦合睦 〜にっちゅうゆうこう〜】






どなるあたしを、彼女は困ったような、驚いたような… 
ひどく戸惑った表情で見つめた。
彼女は繰り返す。

「嘘じゃない」
「いーや、嘘だね、信じない。君(ジュン)は嘘を吐いているんだ。
もし仮に本当だとして、君の、僕(プウ)への愛は」


あたしは朱絳の肩を両手で掴み唇を奪った。
彼女は体を大きくふるわせ、あたしを振りほどこうとした。


「気の迷いだ。瞞しだ!」


私は体格的優位を利用し、彼女に蔽いかぶさり押し倒した。
朱絳は力強く抵抗したが、腕を振り回すなど暴れたりはしなかった。
私を傷つけまいとしているらしかった。

触れ合わんばかりに顔を寄せ、彼女の耳元に唇を寄せ。

私は囁く。

2013/03/26 (Tue)

[71] 倭秦合睦 〜Japan-China Amity〜 (二)
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

それが違うというのなら、君が僕に抱く愛が
嘘ではないというのなら。
姉様(ズィーヤン)、

僕(プウ)は君(ジュン)の特別になれますか

君は僕を愛してくれますか

僕を、僕だけを愛してくれますか。

どうか誓ってください 僕以外を見ないと

僕が君の唯一無二になれないなら、僕は君なんていらない


朱絳(ジュ・ヅィァン)は抵抗を止め、ただじっとあたしを見つめた。
あたしには、彼女の見せる悲しそうな表情が理解できなかった。
唐突に胸が詰まりそうになる。
あたしは当惑し朱絳を睨みつけ、ドスを利かせた嗄れ声で命令した。

「はい、と言え」

姉様は酷く長いこと、黙ってあたしを見ていたが、遂に口を開き語り始める。

牧大岡りつ、愚かしく邪悪な、私のかわいい人。
おまえは私の【唯一】になど成れはしない
他の誰も、私の【ただ一人の特別な人】になど成れはしない
この世界は、私とおまえの二人だけで成り立っているわけではないのだから。

お前は、別に掛け替えなくなんてないかもしれない。
かわりだっているかもしれない。
それでも、私は私が与えられる限りの、ありったけの愛をお前に与えたい。

それで満足できず、お前が唯一でなきゃ駄目なのだと言い張って私の愛を拒絶するというのなら。

(姉様は、私の背後に目をやった。彼女が、神棚に祀られた聖書を見ているのを、私は直観した)

お前のことなど知るものか。
神か、それか犬にでも愛してもらえばいいだろう。


耐えがたい拒絶の言葉を紡ぎ終え、姉様は最後に、静かに締めた。

「どけ」

姉様を拘束するあたしの腕は、熱を帯び震え始めた。
一瞬にして白熱したように、言い知れぬ激痛が走り、
あたしは悲鳴を上げ、飛びのいた。

「姉様、なんでなの」
あたしは嗚咽を漏らし、上半身を起こした姉様を謗る。
「簡単なことなのに。ただ【誓う】と言うだけなのに。嘘でもいいのに!」
跪いたあたしを、姉様は抱きしめた。あたしは彼女にしがみつき咽び泣き慟哭する。

「どうして、言葉にしてくれないの」

 

2013/01/29 (Tue)
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