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満月の部屋  〜 投稿順表示 〜


[61] タイム
詩人:満月 [投票][編集]



気が付けば今年も終わりそうだ

一年振り返ったら何が自分の為に

周りの為にできたのだろう


いや…何もできてやしない



日々の繰り返しをこなして来ただけだ



だましだまし過ごして来たのだ

1日1日はとても長く感じるが、何をして来たのか振り返ると


まるで鳥が羽ばたくが如く



時間は無限にないのだと…ありきたりだが思う


僕の最期はいつ頃なのだろうか…


足音が聞こえる…。

2009/12/13 (Sun)

[62] 最後の手紙
詩人:満月 [投票][編集]


緑がきれいな田舎から、母の最後の手紙が届く

夜になっても明るい街へ


十数年間かわらず私への心配事を伝えてくれる

苦労重ね満足に電話も出来ぬ母へ、私は何も出来ないまま最後の手紙をそっとしまった


ぐっと込み上げてくる感情は、いつまでも私を責めつづける


2011/01/28 (Fri)

[63] 砂塵の花
詩人:満月 [投票][編集]



日々照らされ

照らされ続けて

それでも焼けず 汗もかかず


でしゃばって花咲かせたら 一晩で枯れ落ちた

怒りで妖しく尖る針先に磨きがかかる


照らされ続けて

それでも焼けず 汗もかかず

恨めしそうに太陽を睨む……が日課なのよ

わかってる明日も明後日も日々同じなのは


根をはってるのよ これでもね

埃まみれになったって風でも吹かなきゃどうにもならぬ


慎ましく花咲かせたら 一晩で枯れ落ちた


悲しくはない 不思議と


2011/04/16 (Sat)
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