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ジャガーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[88] 夢黒く
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真っ黒に塗りつぶす
 
これ以上無い程に
 
全てを吸い込む様に
 
濃く濃く、黒く
 
出来上がる
 
ブラックホール
 
凝縮を極める
 
 
 
 
 
そしていつか白く
 
これ以上無い程白く
 
放出する、反射する
 
ビッグバン
 
全てを解き放つ
 
 
 
 
 
 
黒く塗り
 
いつか解放するんだ
 
 
 
 
 
痛い痛い痛い…
 
消えないなら
 
 
 
それを黒く塗り
 
いつか…
 
 
 

2007/06/20 (Wed)

[89] 紙飛行機
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見上げた空は雲が流れ
 
時間の流れを数える
 
 
 
過ぎ去った思い出達は
 
僕をどこへも導いてくれはしないや
 
 
 
やっと開き直れたみたい
 
今となればもっと早く
 
気付いてやれたのに
 
 
それでも今も輝いているんだろう
 
僕のあの頃の

夢を乗せて
 
 
 
帰らないあの紙飛行機
 
飛ばしたまんま
 
空を見てた
 
 
小さくなった僕を見下ろして
 
きっと自由になったんだ
 
 
きっと自由になれたんだ





高い空に手を伸ばしても

今じゃどうしても届かない


丸い大地を自由に行ける

僕にはこれくらいが心地良い



もっと好きな物を見つけたら

これからはもっと長く

愛してやりたいな


それでも今も輝いているんだろう

僕のあの頃の

夢を乗せて




帰らないあの紙飛行機

飛ばしたまま

空を見てた


見えなくなった君を見送って

僕も自由になったんだ


帰らないあの紙飛行機

飛ばしたまま夢を見てた


小さくなった僕を見下ろして

きっと自由になったんだ

きっと自由になれたんだ



2008/05/17 (Sat)

[90] フガフガ
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曖昧な嘘の境目と
 
思い切り逃げた僕の
 
強烈に軽薄な言葉
 
並べた螺旋の日々
 
 
 
並び立つ…負(ふ)
 
やがては…膚
 
それでも…歩
 
 
 
深く深くへ潜った
 
感触をこの手に
 
呼び寄せて
 
 
不完全な熱よ怒って
 
感情をこの手に
 
この手に…
 
 
 
 
気付いた…牙(が)
 
いつもそう…我
 
それだけが
 
 
 
街頭の下で笑って
 
全ての総てを
 
許したが
 
 
僕はそのままに
 
怖を持って生きてゆく
 
 
 
負我腐牙
 
 
 
浮我歩我
 
 
 
フガフガ…
 
フガフガ…

2007/07/01 (Sun)

[91] 僕らあの頃を讃えて
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感覚ばかりで生きてきて
 
頭を使う事が少なかった
 
モラルや常識を嫌っていて
 
決まった枠を壊したかった
 
 
 
本当の愛が何か知りたかった
 
本当の強さが何か知りたかった
 
細かく並べられた数字の羅列より
 
湧き上がる感情、それを信じたかった
 
 
 
 
正直変わってしまった様な
 
かさばる知識の中で
 
踊る踊らされる

真っ暗なクズの中で
 
馴れ合いにまみれてく
 
 
 
 
うるせえ!
 
 
 
 
何が僕らを
 
変えてしまっただろう
 
 
日々よ僕らが
 
枯れてしまう前に
 
 
 
 
死に損ないの身体と脳みそが

本当に死んでしまう前に




ひたすら唾を吐け

 

2009/09/29 (Tue)

[92] どうして
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あれから何年の
 
月日が流れたっけ
 
まるで別人みたいに
 
なったでしょう?
 
 
一人きりの考える夜ほど
 
僕らは変わってしまうものだから
 
 
 
 
もう何十回泣いたっけな
 
笑う気力も失せるくらい
 
思い切り愛を抱いて
 
過ごしてきたんだよ
 
 
 
 
ずっと胸に残った温もりは
 
今日をまた飲み込んで行く
 
こんな長い年月を
 
ひとつの愛が奪ってしまうんだろう…
 
 
 
どうしてだろう…
 
 
 
 
 
 
あれから君は大人になり
 
こんな僕も大人になった
 
あれから本当は何も
 
変わってはいないんだよ
 
 
一人きりの考える夜など
 
僕らは望んではいないものだから
 
 
 
 
もう何年位こうなのかな
 
笑う気力も失せるくらい
 
思い切り愛を抱いて
 
過ごして行くんだろう
 
 
 
 
ずっと記憶に残る笑顔は
 
月日をまた飲み込んで行く
 
こんな長い年月を
 
夢の中でさえも
 
ひとりの人が奪ってしまうんだろう…
 
 
 
どうしてだろう…
 
 
 

2007/07/08 (Sun)

[93] 太陽の化身
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繊細で大ざっぱな
 
それでいて意味の無い
 
 
 
 
 
真っ白な太陽に
 
全部晒されているのだ
 
 
 
金色に輝く月は
 
太陽の化身
 
 
 
僕ら見たことも無いモノを
 
想像を超える現実を
 
今日も歩いて行くんだ
 
 
 
 
不確かな今を
 
不確かなままに
 
 
不確かな未来へ
 
不確かな存在で
 
 
 
僕ら、ただ太陽の化身
 
 
 
 
繊細で大ざっぱな
 
それでいて意味も無く…
 

2007/07/09 (Mon)

[94] 俺とお前で
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実に簡単な事だ
 
 
肝心なのは
 
 
 
社会的常識?
 
愛しいあの子の気持ち?
 
誰かの共感?
 
 
 
いらない
 
いらない
 
 
 
 
本当に肝心なのは
 
俺がどうなりたいかだろ
 
 
そして
 
お前がどうなりたいかだろ
 
 
 
 
今は目の前の
 
俺とお前で宇宙なんだぜ
 
 
 
 
とりあえずその中で
 
分かち合おうぜ
 
楽しもうぜ

2007/07/12 (Thu)

[95] 金色の空と…
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存在だけを漂わせて
 
無口なままの不規則な夢
 
ふかした煙を遊ばせて
 
君の匂いを漂わせた
 
 
 
 
見てごらん
綺麗だね
 
触ってごらん
痛むでしょう
 
 
 
 
何事も無かったかの様に
 
遥か遠くへ…夢のように
 
 
 
 
 
優しい記憶がそこに
 
 
添えてあった
 
 
 
 
 
 
夕方の空の様に
 
金色の暖かい
 
日々よ…
 
 
 
日々よ…
 
 
 
 
 
日々よ…
 
 
 
 
 
見てごらん
綺麗だね
 
触ってごらん
痛むでしょう
 
 
 
 
何事も無かったかの様に
 
遥か遠くへ…夢のように
 
 
 
 
夕方の空が世界を
 
 
彩ってるんだ
 
 
 
 
 
何事も無かったかの様に
 
遥か遠くへ…夢のように
 
 
 
 
そこにひとつの
 
 
たったひとつの
 
 
 
 
愛が添えてあった
 
 
 
金色の…
 
 
空が世界を包んでる
 
 

2007/07/17 (Tue)

[96] 少年
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傷ついた事でしょう
 
深く潜ってゆく
 
乾いた叫びは
 
血流を加速する
 
 
歪んだ鏡が
 
世界を引きずり込んで
 
終わりを描くような
 
真実を…
 
 
 
 
 
 
このまま
 
眠ってしまうのなら
 
どうか…
 
どうか静かに
 
誰も…
 
誰も起こさないで
 
覚めない夢の世界へ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
弱い少年
 
いつかの愛の形を
 
今も見守ってる
 
 
故、少年
 
傷ついた体をまだ
 
今も眺めている
 
 
故、少年
 
止まない雨が降る事を
 
今も祈ってる
 
 
故、少年
 
最後を待つだけのこの
 
世界を嫌ってる
 
 
 

2007/08/28 (Tue)

[97] 
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僕が作り上げた理屈も

僕が並べ立てた言葉も

考え過ぎた夜も

出来すぎた夢さえも



ほんの些細な現実が

全てさらってしまうから



僕は焦ってまた考えようとする





繰り返す葛藤はただの幻




今日はシャワーを浴びて


外に出よう


2007/10/30 (Tue)
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