どこへ行けば良いんだろうか

枯れた泉

顔のない人々

俺を癒すものはここにはない

残った可能性を信じ

前へ進んでいるけど

変わらない景色に嫌になる

教えてくれ

俺はどこへ行けばいい

少しくらいの痛みなら大歓迎さ

赤剥けくらいの痛みが丁度いい

常にヒリヒリくるだろう？

アレが生きてることを教えてくれる

刺激のない人生なんて興味ないよ

鞭に打たれるのはゴメンだけどね

あと自分で傷つけるきもさらさら無いよ

唯一つだけの親からの贈り物だからね

でも常に痛みは教えてくれるんだ

俺はまだ生きてるんだ！ってね

痛みを感じなくなった日には

俺はこの世にサヨナラするよ

痛みを感じない人間なんて迷惑なだけだしね

イツモハ笑ッテイルケド

心ノ中デハ泣イテル

傷ガ痛クテ

ソレデマタ泣イテ

涙ガ傷ニシミテ

痛ミガ増シテクル

ダケド

誰ニモ言エナクテ

ダカラ

傷ガ広ガッテイク

誰カ

助ケテ

視線

嘲笑

野次

全てが俺を傷つける

ゆっくりと

しかし確実に

逃げられはしない

首に巻かれた縄が締まってゆくように

いっそ自殺したくなるよ

君がいなければ

親父は最悪だった

酒が入ると特にね

ガキの頃は殴られ

寝てるのに蹴られ

本当に辛かったよ

最近はもっと悪い

威厳の欠片もない

まさに駄目親父だ

素面の時もでさえ

威厳をなくしてる

可哀相なヤツだよ

それでも俺の親父

俺は大切にするよ

犯罪者には誰かの裁きが必要だ

お前はそう言ってたよな

だからお前はあいつを裁いたんだよな

じゃあ一つ聞いていいかい？

人殺しのお前を裁くのは誰？

強がるなよ

俺は気付いてる

お前は一人なんだってな

一生懸命隠しても俺にはわかるよ

お前の焦りが

不安が

わかるんだよ

だから辛いんだ

お前は嫌いだ

だけど苦しんでる

ほっといたらどれだけ楽か

皆と苦しめてもいい

ただそんなことは出来ない

なぜ俺の前で苦しむ？

そこまでして俺を苦しめたいのか？

やめてくれ

やめてくれ

俺を悩ませないでくれ

心の炎はまだ燃えてるかい？

もし消えかけてるのなら

俺の炎を分けてあげよう

忘れちゃいけないよ

どんな事が起きても

心の炎は消しちゃいけない

悪魔崇拝だって良いじゃないか

何を信じていたって

信じる気持ちが純粋なら

悪魔だってきっと良い神様に変わるよ

暗闇

冷気

静寂

どれもネガティブな要素

けれど

彼らが冬の夜空を引き立てる

ネガティブでも

良い仕事するんだよ

だから

諦めるのはまだ早いんだよ