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禪稀の部屋  〜 新着順表示 〜


[18] 
詩人:禪稀 [投票][編集]

死んで楽になるなら楽になりたいよ…

私はいらない存在

毎日 毎日 繰り返される
暴力にひどい言葉

誰かに助けを求めても

助けてくれない

反撃をしたくても

私の細い細い手で殴っても
あの人には効かない

お婆ちゃん お爺ちゃん
助けて…

あの人の本性を見抜いて

体中が痛いんだ
お腹がすいたんだ
もう 起きていることも難しいんだ…

お願い

誰か私を助けて…

2006/06/11 (Sun)

[17] жお伽話 泡
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『ずっとあの人を想ってます あなたが幸せなら…』

あの荒れた海で出会ったときからこの想いは始まった

あの人は何でもできてプライドが高い人
だけど本当は臆病で―
そんなあの人の隣にたってみたかった

だけど あの人は陸の上で暮らしている王子様
私は海の底で暮らしている人魚姫

人魚の私が陸に上がったら何も言葉にすることができなくて
少しの時のために魔女と契約してみたけれど
声がでない私には想いを伝える手立てがなくて…

あなたのためなら
魔女とかわしたとても恐ろしい契約も
  破ってもかまわない

私が泡となって消えればいいことだから
大きな海に溶けて…

あの人の幸せを祈ってます

2006/06/18 (Sun)

[16] жお伽話 自分勝手…
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たった一本の赤い薔薇
それは昔 俺が罵った一人の老婆が俺を野獣に変えて残していった
“この薔薇が枯れるまでに人の優しい心を知るように…”
という言葉を残して老婆は去った

あの頃の俺は
自分勝手に生きていた…

自分勝手に生きてても気にしなかったし
周りも何も言わなかったから

そんな俺を
 長い月日と―
心から美しい一人の少女が変えてくれた…

野獣の俺にも優しく触れてくれる彼女の心に触れる度
俺は自分がしてきたことが恥ずかしくてどんなに愚かな存在か
彼女が俺にわからせた

彼女は俺の悪いところをはっきり教えてくれた…

そして
“悪いということがわかるならこれから変わればいいよ…”         こんなふうに優しく言ってくれた

彼女のおかげで俺は変わることができたんだ

彼女のおかげで醜い野獣から本当の姿へ戻れた

俺は優しい心を知ることができたから
   愛する心も知った…
だから
もぅ、薔薇が枯れようとも消えることはない

彼女と俺はこれからも生きていく

恥ずかしくて彼女へ言えないけど
言いたい言葉

それは…“ありがとう”

2006/06/18 (Sun)

[15] 壊れた心
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あの日 壊れてしまった彼女の心―
今も治る事無く続く日々

近くにいたのに守ることができなくて…
何もできなかった自分を責め続ける

あんなに近くにいたのに― 
気付かなかった…

あんなに楽しそうに笑ってたから
いつものように…

少しも苦しい素振りを見せなかったから

今 思い還せば完璧すぎたあの表情がおかしかったのに

“前みたいに優しくほほえんでくれないか…?”

俺は 愛らしいあの笑顔がが好きだった

俺を頼ってくるあの娘が愛しかった

だからお願いだ…

またあの愛らしい笑顔でほほえんで
俺の横にいてくれよ
俺を頼ってきてくれよ―

今度は必ずどんなものからも守ってみせる

俺は強くなったから

だからこっちに戻ってきて

2006/06/07 (Wed)

[14] 孤独
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静かで小さな塔の中
私はずっとここにいる…

外に出たくても―
出れなくて―

誰かといたくても…
誰もいない…

此処は何も聞こえなくて
静かすぎて眠れない日々が続く…

毎日 闇が近づくにつれ考えることは

此処から解放される唯一の手立て
  “死”

私が解放される日は

それは―この世との
別れの日…
永遠に続く何もないこの場所で

私は一人消えていく

解放される日を夢みながら…

2006/06/07 (Wed)

[13] ハートのピース
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ずれてしまったハートのピース
それはそのままなくなった
すべての物がその穴から
埋まる事無く通過していった

完成できないパズルは

寂しげになくなったピースが戻ってくるのを待っている

ハートのパズルを完成させることのできる

その日まで…

2006/06/07 (Wed)

[12] 休息
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陽が昇る刻

涙がこぼれ落ちた…

長い間、続いていた闇がおわった

やっと長い間続いていた

戦い 絶望 裏切りの世界がおわった

明るい未来へと続く道開かれた場所に辿り着いた―

闇が続いていた頃が辛かったから

誰もが涙した

もぅ 闇を恐れなくてもいい場所

“眠ろう…… ”

もぅ 眠っても大丈夫だから

眠っても明るい朝がやってくるから

みんなゆっくり休んでいい
此処は争いの場所ではないのだから…

そう…

ここは―“天国。

2006/06/06 (Tue)

[11] 小さな鎖
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「何をしたら振り向いてくれますか?」
あの人達に問い続けてた

あの人達は“私”という存在をもう見ない…

私がこけてしまっても
隣にいる誰かを見てばかりで…

もぅ 期待するだけ無駄なの?
いつかあの頃に戻る日がくると思っていても無理なの?
あの頃はただの偽りだったの?

“ここにいてもいい”という証拠が欲しかった
家族と私を繋ぎ止める小さな鎖がずっと欲しかった

あの家族といるときの孤独感を
もぅ 味わいたくないの…
少しの間だけでも私のほうを振り向いて
ちょっとだけ私の声に耳を傾けて

私は前のように家族と仲良くしたいだけ…

2006/06/04 (Sun)

[10] 二つの言葉
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“好き”と“嫌い”

この二つの言葉が私とあなたの間にあるのなら

あなたは“好き”よ
私は“嫌い”

これでいいでしょ?
こんな汚い私でも
あなたが私を好きと言ってくれるから…

2006/06/03 (Sat)

[9] 待ってるよ
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寂しいの…?
悲しいの…?
疲れ切ってしまったの?

最近 あなたが笑ってくれたのはいつだった?
前 あなたの流した涙を見たのはいつだったけ…

思い出そうとしても‥
思いつかない

前は どんなに辛くてもあなたはいつも笑っていたのに
今は…笑わない

ずっと同じ表情で
いつも遠くを眺めてる

あなたの瞳には
ちゃんと私が写っているのかな?

「無理をさせてばかりでごめんね。あなたの辛さに気付いてあげられなくて…」

あなたにむかって叫んでもあなたの耳にはきっと届いてない

また あなたの優しい笑顔で
やわらかい瞳で私を見てほしい
またいつの日かあなたが優しく声をかけてくれる日がくるのを

ずっと ずっと… 
待ってるよ

私はあなたといつも一緒にいたいから

2006/06/03 (Sat)
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