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老女と口紅。の部屋  〜 新着順表示 〜


[57] 夏色の予感
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木漏れ日に
 つつまれて二人

六月の風は
 四つ葉をゆらす

うつむいた
 麦わら帽子

彼の手が
 髪たぐりよせ

君の瞳には
私がいたの

かかとが大地を離せば

音と光は息を飲み
 時と風は歩みをとめた

私の唇はゆっくりと
 甘く切なく濡れてゆく

震えた吐息‥
 この身と共に
  しなやかに流されて

広い胸へと
  沈みゆき

こぼすことなく
 あますことなく
    つつまれて

     つつまれて私‥


時よ
 お願い

もぅ
 少しだけ

このままで
     いたいの‥…

2008/04/20 (Sun)

[56] 浮ツイタ気モチ‥
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泣くなよ

これ
 あげるから


うつむく瞳に
  青空あげる

乾いたお口に
  潤いあげる


冷たい両手には
  僕の手‥ あげる

だから

ね、

少し
 歩こうか‥



ごめんね
 わるかった

僕には
 君だけだから‥…

2008/02/04 (Mon)

[55] 片思い
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黙って見てたの


好きだから‥


つき日
 重ねる程に
   増す想い‥


素直になれたわ
 あなたを見てると


溢れる想いが
  涙を誘うの‥

星に願いを
 月には想いを

辛くて
 重いから

聞いてもらったの‥


もぉ 片思い
 持ち歩いて
  ゆけないから


置いてゆくの ここに‥


でも
 笑みも
  こぼれるの


片思いの
 思い出なんて



綺麗すぎるから‥

2004/11/07 (Sun)

[54] 箱の中
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毎朝ユラユラ箱の中
流れる景色は窓の中

あなたは私の対面に
知らない制服 身に纏い

うつむきユラユラ箱の中

初めて抱いた恋心
ユラユラ揺られて胸の中

春の匂いに包まれて

あなたと一緒の時の中
じっと君待つ夢の中


ゆらり揺られて箱の中
ゆらり揺られて箱の中

2008/02/03 (Sun)

[53] 雨の休日
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日常の
 暮らしの中

忙しさに
 溶かした悲しみ

雨の休日に
 にじみ出る

うつろう瞳が
  濡れてゆく‥


雨の匂い
 嗅ぎながら


あの人は
 過去の人‥

寄り添って
 抱き合って
  確かめ合った

ぬくもり

忘れられぬままに


冬の足音
 近すぎて

町は
 やがて


白に
 染まりゆく‥


2004/11/06 (Sat)

[52] 足跡
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巡り逢ったひと夏
 二人で歩いた砂浜

波は

すぐに足跡を
消してしまったわ

でも
あなたは

出会った時の記憶‥
    無くさないで

見つめ合う瞳
  そらさずに

重ね合う唇
 思い出にしたり‥
      しないで

だから
 お願い

つないだ小指
  離さないで
     いてね

あなたは
私を


足跡のように

消したり



しないで‥

2004/11/05 (Fri)

[51] だけなら‥
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近すぎて見えなくなるなら
何度も重なり合うだけなら


愛など
口にしなくていいから‥


快楽に溺れ

狂った童子になれるなら
静寂嫌う闇夜の獣になれるのなら


幸せ望んじゃいけないよ


夜明けには

悲しみ
 だけが


込み上げて
 くるからさ‥

2004/12/07 (Tue)

[50] あの時
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ねぇ‥



風の吹くまま
 気の向くまま

人の目も気にせず
 流れゆく雲だけ見つめ

 歩めていたなら


アスファルトを割り
 芽吹く命に

乳飲み子抱え
 微笑む母親に

 優しさ感じて
   いたのなら‥


僕は

 もぅ少しだけ
  大きくなれて

    いたのかな


君の潤んだ瞳
 寂しげな仕草に

二人公園で
 足元にある
   四つ葉に

 気づいていたなら



きっと僕は今頃幸せに

溺れていたのかも



しれないな

2004/11/03 (Wed)

[49] 詩姫
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いにしえの
 古城にそよぐ春の風

湖面に舞散る
 さくら木の花
  波紋に気の付く
   鯉もいるとて‥

詩姫は唄ふ

 つらり
  つらりと
   短冊の上

走らす筆に
 込めいるは
 遠き都にいる殿へ
 はせる想ひはこれ一つ

 狂おしく
  愛しき人へと
   つのる想ひを

青き空を見つめいて
春の風に詩のせいれば

千里の先も
 万里の果ても
  想ひはきっと
   越えゆかん‥

春なのに


ぽろり
 こぼるる



なみだ
一つあるかな‥



2004/10/27 (Wed)

[48] 詐欺
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俺は
 俺‥

俺は
 俺である為に

自分捜しに家を出た

前だけ見据え
 振り返らずに‥

あの頃は ただ
 がむしゃらに
 ただ やみくもに

あれからもぉ
 十年もの
  歳月が流れて

あぁ
 秋の色は淋しくて
 秋の人肌冷たくて

 秋の夕焼け悲しくて‥


何もありゃしねぇ

 手元にあるのは
  借金ばかりさ‥


はぁ〜
 俺も電話してみるか


あっ、

 もし
  もし
  おふくろ?

 オレ
  オレ

オレだけど
 事故っちゃってさ
 示談金がいるんだぁ

 三百万ほど‥




ここに
 振込んで!



今すぐに‥

2004/10/22 (Fri)
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