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夢野咲道の部屋  〜 新着順表示 〜


[24] 掴めないモノ
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

どんなに手を伸ばしたって

掴めないモノがある


どんなに手を拡げたって

掴めないモノがある



何も確かな言葉は無く

何も確かな約束も無い

あるのは不確定な明日と思い過ごしの昨日



解っている

どんなに手を伸ばしたって掴めないモノがある事

どんなに手を拡げたって掴めないモノがあった事

2008/02/09 (Sat)

[23] 恋をしましょう
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

純な恋をしましょう
報われないと知りながら、それでも愛さずにはいられない

何も特別な見返りなどいらない
ただただ、ただただ愛したい

大人だって恋をする
損得打算の無い恋に憧れる
少女マンガのようなメルヘンな恋は似合わないとは分かってる
けど、心の何処かではドラマのような恋がしたいと思ってるんだ


切ない恋をしましょう
心の奥に閉まってあった
本棚の埃を掃って
切なさについて書かれた本の表紙をめくれば
きっとすぐに思い出せる
あの頃恋した切ない気持ち

世間体と言う建て前はもうやめよう
しがらみなんてモノは脱ぎ捨てよう
全部脱ぎ捨てて裸になった時
ホントの心が見えてくる


哀しい恋をしましょう
痩せ我慢をしても、据膳は食べない
身体より心を抱き締めたいんだ


情けない恋をしましょう
今更ながらの純愛志願はバカな男のロマン?
若い奴には「キモい」と言われて笑われましょう

笑われたって本気は本気
どうせなら、みっともないくらい情けない恋をしましょう

2008/02/08 (Fri)

[22] 夢よ
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

昔のままの君と 変わってしまった僕が
君の知るはずもない 僕の街を二人歩いてた

街は雨だった 狭い一つの傘の中で
ふれあう手と手のぬくもりを 僕は感じてた

夢よ  時の流れを越えて
夢よ 自覚めた時よみがえるあの日

夜明け前の幻は 追いつく事の出来ない蜃気楼
Ah 夢よ



何かを言いかけて うつむいた君は
いつもの笑顔を失くし 僕の腕をそっと振りほどいた

夕暮れ時だった 雨に消えて行く君を
追い駆ける事も出来ずに 僕はもがいてた

夢よ 時の流れを止めて
夢よ 醒めても続く惑いの中で

何もかもが崩れ去った 砂の城みたいに消えて行く
Ah 夢よ

2008/03/27 (Thu)

[21] 長い雨
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

長い雨が降り続く 
3日と5時間 お前と別れた時から
長い雨に心は憂欝 
だけどお前のいないせいとは思いたくない

誰か言ってた この世には 
止まない雨などありはしないってね
だけどそれは多分嘘だ 
3日と5時間 まだまだ止みそうにない

TVを見ても ギター弾いても 
行きずりの女 愛しても
酒を飲んでも 歌を歌っても 
お前の写真破り捨てても


長い雨が降り続く 
3日と5時間 心もずぶ濡れ
長い雨に心は憂欝 
そんなにお前を愛したつもりもないのに

TVを見ても ギター弾いても 
生きずりの女 愛しても
酒を飲んでも 歌を歌っても 
お前の写真破り捨てても

ラジオ聞いても 本を読んでも 
何をやっても虚しくて
お前のいない空っぽの部屋 
お前のいない空っぽの心


長い雨が降り続く 
3日と5時間 心もずぶ腐れ
長い雨に心は憂欝
3日と5時間 まだまだ止みそうにない

2008/02/20 (Wed)

[20] 古い写真
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

雨が降るから よけい寂しいんです
一人ぼっちの秋の夜は
貝殻のように閉じてしまった 僕の心
思い出す事など 何もなかったはずなのに
又 開いてしまった 古い写真帳
思い出にひたって たった一杯の水割に酔ってしまった
あの頃の夢は 何処に消えたのですか
あの日愛した女は 何処に消えたのですか


ラジオ入れれば あの頃の流行歌
懐かしいなんて 時を感じる
写真の中の少し澄ました 君と僕
たった一枚 あの日破れなかった
心の何処かで まだ 君を愛していたんだ
何年になるだろう 丁度こんな秋の夜に別れた
あの頃の僕は 何処に消えたのですか
あの日愛した女は どうしているのでしょう

2008/02/08 (Fri)

[19] 狂詩曲/ロンサム・ラプソディ
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

一人でいると一日が とても長く感じる
なぜか君の顔さえ 今は懐かしい
道は閉ざされて 想い出は溶け込んで行く
心のままに生きていける 人はもういない
遠い街の灯 駆けて行く風に 君の声が遠去かる


何にも見えないよ 何にも見えない
君の悲しい言葉の中で 忘れようとしてる影
そんな僕に問いかける 人は誰もいない


窓を叩いて北風が もうすぐ冬だと言う
誰かに逢いたいけれど 今はもどかしい
街は木枯らしで 何もかも吹き飛ばして行くのか
遠い街の灯 ゆらゆら揺れて 僕の声は届かない
もうじき冬だね 嫌いな冬さ
僕は失くした言葉のかけら 探そうとしていたのさ
いつも通りに夜は暮れて そして僕は一人

2008/02/08 (Fri)

[18] 休みの国
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

コンクリートの向こうに沈む
夕陽は何処に 帰って行くのだろう
喜びも悲しみも朱く染めて
夕陽は何処に 帰って行くのだろう
黄昏が心の中 ドアを開いて
色あせた想い出に 手を振っている


愛は優しさが全てだなんて
いつしか君を 縛りつけていたんだね
君がいなくなった今になって
そんな事を思うようになったよ
消えて行く想い出は 相も変わらず
他人行儀に笑って見せる


日を閉じてお休みなさい 
夢の中の休みの国へ
目を閉じてお休みなさい 
夢の中の休みの国へ

2008/02/08 (Fri)

[17] 僕達の関係
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

ねぇ 僕達の関係は
友達? 恋人?
それともただの話し相手?

訊けない言葉を飲み込んで
今日もピエロを演じてる


ねぇ 僕達の関係は
知らない人から見たら
どんな風に見えてるんだろう?

今日も明日も明後日も
君が笑顔なら良いけれど



君を送る夜の道は
口数少なくなる
はしゃぎ過ぎるくらいに笑う君は
そんな空気を感じてるんだろう

今ここで
君を抱きしめてしまえば
きっとすぐに答えも見つかるかな?



ねぇ 僕達の関係は
友達? 恋人?
それともただの話し相手?

道化を忘れたピエロには
哀しい結末しか無いんだろうな

2008/02/07 (Thu)

[16] この秋がみえますか
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

街はいつもの黄昏
けれど なんとなく風が冷たくて
夕陽の沈むのが いつもの倍寂しかった 秋
意地っ張りで寂しがりやの君 この秋が見えますか?
話し相手もいない時 何処まで逃げても追って来る
昨日と言う名のこの秋が


季節はずれの優しさと
来るはずのない君の便り
みんな何もかもが いつもと同じはずだった 秋
意地っ張りで寂しがりやの君 この秋が見えますか?
一人で歩けば寂しいけれど 二人で歩けばなお辛い
そんな哀しい秋だった


夢を見ながら生きるのは
みんな同じさ 寂しいからさ
だから人は互いのぬくもりを感じていたい 秋
意地っ張りで寂しがりやの君 この秋が見えますか?
優し過ぎると辛くなる それ程君を愛してた
今は忘れた遠い秋

2008/02/06 (Wed)

[15] さよなら
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

さよなら 君はもう微笑忘れたみたい
あんなに好きだった笑顔に影が落ちて

窓辺にもたれて君は過ぎる人波を見ている
僕はそんな君を見てる事だけしか出来ない

もう一度振り向いて微笑見せて欲しけど
たぶん 君はもう振り向かないだろう

さよなら 言えばもう全てが終わってしまう
言い出せない言葉を 多分君は待ってる



壊れた時計のように止まってしまった時は
戻るも進むも何処へも行けない

二人温めてきたはずの明日という夢は
何処かに置き去りにして来たのか

あんなに分からなかった君の心がまるで
今は手に取るように分かる だから

さよなら 君はもう微笑忘れたみたい
あんなに好きだった 笑顔に影が落ちて

2008/02/06 (Wed)
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