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空白の部屋  〜 投稿順表示 〜


[119] 無題
詩人:空白 [投票][編集]

言葉と書いて

無理に

余白と

読ませよう

意味では

足らない

僕の気持ちを

書き込むために

2007/01/05 (Fri)

[120] 白紙の魔力
詩人:空白 [投票][編集]

真っ白さに

吸い寄せられ

鉛筆と

消しゴムが

国取り合戦

鉛筆優勢

色々書いて

消しゴム劣勢

消すだけで

次第に

白紙は

黒くなる

どっちが勝っても

綺麗な白には

戻らない

誰のものにも

ならない

その美しさに完敗

2007/01/07 (Sun)

[121] 
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なにもかもが

うたっています

このせかいで

うたわないものは

おりません

わたしはただ

みみを

すましているのです

かたりかけてくる

しずかで

やさしい

おんがくに

2007/01/09 (Tue)

[122] be
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命は熱

熱は熱い

熱いは痛み

痛みは心

心は感情

感情は言葉

言葉は自分

自分は1人

1人は大勢

大勢はひとつ

ひとつは争う

争うは命

2007/01/15 (Mon)

[125] ズレ
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重なりあう

そのズレが

なんだか

愛しいのは

僕と君が

全然別物だからで

擦りあう

そのズレが

まったく

許せないのは

やっぱり

君と僕が

全然別物だからで

好きになるのも

嫌いに

なっちゃうのも

やっぱりさ

僕が僕で

君が君

だからなんだよ

2007/01/17 (Wed)

[127] California
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ビルに遮られた空
季節的な閉塞
ここだらけは
息が詰まる

そこには
ここは無いという
僕の足が立つ場所に

春の安らかさも
いらない

夏の解放感なんか
そことは
比べらんない

秋の美しさも

冬の切なさも

僕を繋ぐ鎖だ


匿名の視線

ツリ目の陰口


翼を下さいと
口ずさみながら


チケットが欲しい


壁に貼った

その青色が

僕の目に眩しい

2007/01/20 (Sat)

[129] メール
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利き手の親指だけ

器用になっても

まだ心は

不器用なままで

2007/01/22 (Mon)

[130] 普通
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意味としては

好きでも

嫌いでもない

その唇の

動きに

その音の

響きに含まれる

包括的な意味に

寒気がする

何をもって

そう

位置づけるのか

答えをくれよ

みんな違うのに

みんな違うのに

大人の社会に

型抜きされて

目盛りはいくつさ

異口同音で

幾度聞いたか

その普通さに

取り込まれない

僕は異常

それでいい

2007/01/23 (Tue)

[131] 
詩人:空白 [投票][編集]

呼吸すること

血が流れてること

体温が温かいこと

心臓の鼓動

眠くなること

目が覚めること

腹が減ること

オナラが出ること

排泄物が出ること

病気になること

怪我をすること

悲しいこと

淋しいこと

怒りがあること

楽しいこと

ふと孤独になること

学習すること

怒られること

誰かを殺したいと思うこと

自分を嫌いになること

死にたいと思うこと

誰かを自分を認めること

誰かを好きになること

誰かとsexしたいこと

自分の子どもを

育てること

でも一番は

僕が死ぬことだ

2007/03/31 (Sat)

[132] 無限なる有限な思考
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早すぎた

目覚めの日に

甘やかされて

僕らは時々

流されて流されて

忘れてしまう

無理なく

無理矢理に

紙一重を

何枚も重ねて

望みすぎて

望みすぎて

聴こうとしない

落ちていく

有限なる

時の砂

間違いすぎて

間違いすぎて

もう何もかも

わからない

正解なんか

欲しくないのに

求めすぎて

求めすぎて

数値と数字に

急かされて

急かされて

ねぇ

何をそんなに

急いでいるの

何が欲しいか

わかっているの

そう聞いたのは

誰の声だったか

優しくて

優しすぎる

意地悪で

意地悪すぎる

矛盾なのか

正論なのか

本日も僕は

悩みすぎて

悩みすぎて

前が見えないのです

2007/02/01 (Thu)
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