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MAREの部屋  〜 新着順表示 〜


[100] 枠の色
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鏡の枠を何色にしよう

赤 黒 か 茶色

映る顔に

影響するかな

鏡の枠を何色にしよう

青 白 か 緑

飾る部屋に

影響するかな

君の顔ばかり

みとれて

僕の顔なんて

わすれた

飴を渡す その手は

魔法が かかってて

僕の顔は まっかで

にやける 君の顔




鏡の枠を何色にしよう

橙 ピンク か 黄色

飾る頃に

二人映るかな

エアコンつけては

寒がって

エアコン消しては

暑がって

わがままな 色選び

どれでも 同じようで

全然 違うよと

ふくれる 君の顔

2006/06/14 (Wed)

[99] 風の向こう
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紙が切れ

声がかすれる

水が脈打ち

針が脈打つ

遠くの音

近くの雑音

風が鳴く

肩が溶けた

誰かの足音は

陰に隠れて

道幅は変わらず

時代がさえぎる

自由を使えず

未来を造れない




帽子が飛ぶ時

枯れ葉は燃えて

光に隠れた

肌を探す

2006/06/13 (Tue)

[98] 夜の光
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雨は あがって
道も 乾いて
アジサイ かたつむり
残し 過ぎていく

夜に さしかかり
話も 途絶えて
光と 闇だけを
残し 過ぎていく

あの星は 光って見えるけど
今も 変わらず
光っているのかな

星を紡いで
探す君の顔
あの場所が
輝けば笑顔なのに

星を紡いで
探す君の顔
あの場所に
僕がいればいいのに

2006/06/12 (Mon)

[97] 羊の寝る間に
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いつもの時間

朝もや吸って

羊は寝床


片思いは

僕をごまかし

君仕様に

変身したんだ



互いの片思いは

絡まりあい

赤い糸になるまで

狂い続ける


いつもの時間

いつもの狂った時間

羊は寝ている

2006/05/05 (Fri)

[96] 絵に描いた夢
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金魚が逃げた

花火の中

蜃気楼は

すぐそばまで

幻を目指す旅のよう


置いていった

金魚鉢

見返りに

いなくなるよ

幻を目指す旅のよう


月の満ち欠け

浮き沈み

ぶら下がり

見渡して

フタのありかを

見つけよう



夜空に残る

月を横目に

金魚は悠然と

泳いでいる




僕の夜空を

泳いでいる

僕の夜空を

泳いでいる…

2006/05/05 (Fri)

[95] 挙動
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電車に揺られて
寄り掛かる場所は
堅い手摺りか
君の背中
迷わず手摺りに
寄り掛かるけど
君は気付いてた

昼間の人込みは
少なくなって
君との距離が
鮮明になって
余計に遠く感じた

静かに

揺れる 揺れる


あの人はどこへ
あの人はどこから

君に思うのは
ただ



近づきたい




寄り掛かったら
どこかへ行くやも
目線が合ったら
どこかへ行くやも

君を追う視線が
恥ずかしくて
堅い手摺りを
眺め続けた

君の横顔に
流し見る僕の視線は
新宿への波に
溶け込んだ

2006/04/07 (Fri)

[94] 古い石垣の上
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雲が夕日を象り

緩い風は溜め息を

連れていった


答えがでない

落書きだけが残って

メッセージは伝わらず

時間は過ぎ行く

君が答えの先に

いるのか

石垣の端に

増える落書き



夕日が山を象り

刺す風は涙を

吹き飛ばした


自分をかばった

答えばかりが見えて

冷めた空気撒き散らした

君を浮かべて

痛いほどに笑えれば

言えるのか

石垣の端に

寝そべる影





石垣に交じる夕日

寂しくも暖かく

懐かしさを

待ち侘びている

2006/05/16 (Tue)

[93] 温もりは空
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喧嘩別れで

もう会えないけど

遊びたいよ

もう一度


意地はって

許さないって

あれは冗談さ


そんなの知ってるよと

笑っていたんだろ


どちらであっても

会えないなら

勝手に仲直り


さよなら

さよなら

温もりは空

笑顔残して

空へ旅立つ

親友よ

2006/01/31 (Tue)

[91] happy place
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昨日 降った雪が

陽に溶かされて

近所のピアノの音で

芽が出た


僕の歌い声が

少しうるさくて

君は遠くに行った

すぐに見つかるよと

歌いながら探した

柱のすみに

君は隠れていたね


ピアノの音に合わせて

踊る冬景色

歌のない場所に

君はいないだろう

let's go in search of a happy place


一昨日 降った雪が

陽に溶かされて

君の笑い声で

芽が出た


君の歌う声が

少しうるさくて

僕は遠くに行った

少しおどかそうと

こっそり隠れても

すぐ見つかって

顔を膨らましたね


黄色い笑い声に合わせて

踊る冬景色

笑顔のない場所に

君はいないだろう

let's go in search of a happy place

2006/02/10 (Fri)

[90] 紫の空と雪
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久しぶりの雪は

冷たくて

機嫌の悪い僕は

喜ばない


八つ当たりに

壁に雪を投げつけ

その拍子に落ちた

雪に埋もれた

買ったばかりのリンゴ


素直になろうと

考えるほど

素直じゃないね


夕焼けがまじる 紫の空


運命の人は

君だったのか

カラスは笑っていて

雪は冷たい


素直になろうと

考えるほど

素直じゃないね


夕焼けがまじる 紫の空

2005/12/24 (Sat)
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