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柚の部屋  〜 新着順表示 〜


[11] やっと見つけた
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綴った言葉は

どこか飾りモノだと感じて

ありのままを綴ろうと思ったんだ

どうかそのまま

裸の自分が伝わるように



けれどいくら綴っても変わらない

キレイゴトと言われる言葉たち

嫌いになりそうになるくらいに


どうしてシンプルになれない

そんな自分が悔しかったんだ



あがいた自分の周りには

結局なにもなくなった

言葉を綴るのがこわくなったから




立ち上がってみると

真っ白な世界がそこにあって

自分だけがそこにいた


いつから僕はキレイゴトになったのか

それこそが本当の自分だったのに

ひねくれ飾っていたのは


言葉ではなく僕だった



決して飾っていない言葉は

キレイゴトだと言われる




大切な心だった

2009/02/19 (Thu)

[10] カレシ
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最近きっと疲れてたんだ

どこか違う世界にいる感覚も 

ちょっとイライラするのも

きっと疲れたからだ


なにかくだらないと思うのも

今 ここに一人でいるのも

心地良いようで どこか寂しい

足りない 足りないんだ



道端ふと立ち止まり

空を見上げてみたのなら

白い雲が浮かんでいて

なぜか君を心に描いた


さみしそうに笑う顔に

何度ゴメンねと言っただろう

すぐばれるような嘘を

今思い出してゴメンね


‘大丈夫’なわけないんだ

こんなにも僕は苦しいのに

自分を抑えて泣きそうな

そんな優しい君が恋しい



今日会いに行こう

何も言わず

君の言った願いを叶えよう


たくさん

たくさん抱きしめてあげるから

2009/02/17 (Tue)

[9] 流れ星
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夜空に輝く幾千の星

静かに流れゆく

あの一つに僕はなれたのかな

誰かは僕のための流れ星

だから僕は誰かのための流れ星

どうか一瞬を見つめて

願いを託してほしい



幼い頃夢中で探した一瞬の奇跡は

なにもないような暗闇の中で

一筋の道を作った

でもそれはなにもなかったらできなくて

何かがあったからこそ

僕の前に現れてくれたのさ



あの頃は無邪気に

願いを託すだけだったけれど

今はひたすらに憧れる

人の為に輝き流れた星に


一筋の道をつくったあの瞬間を

僕も誰かの為に



作ってあげたいと思ったんだ

2009/02/17 (Tue)

[8] カノジョ
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今の気持ちをありのまま

あなたに伝えてしまったら

今のあなたはなんて言うかな

きっと優しくごめんねって言うだろう

聞きたいのはどんな言葉でもない


遠くにいるあなたへ 私からの

‘大丈夫’のメール



毎晩悩む私がいて

切なくなって

ケータイを投げそうになって

ぐっと堪えて

だけどヒミツ 秘密なの

困るあなたをみたくないから



‘私は大丈夫’本当は嘘

‘気にしないでね’本当は気にしてほしい

どうしても素直になれない

かわいくない自分がここにいる




だからせめて一言だけ



そのかわり 会った時

たくさん たくさん抱きしめてね

2009/02/17 (Tue)

[7] 同窓会
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虹色に空が光るころ

もうすぐ咲きそうな桜の下で

互いの目を見ながら

約束した



もう何年経ったかな

学生服が懐かしい

思い出の友との久々の再会

待ち遠しかった

なにより君と会えること


昔よりもずっとキレイになった

照れながら話しかけた僕に

変わらないね と微笑んでくれた顔に

どこかほっとした


その笑顔の君の

左手の薬指にはキレイな指輪が輝いている

結婚したんだという一言

そっか 良かったね おめでとう



約束を君は

ちゃんと叶えたんだね

最後のさよならから


あの時交わした「それぞれ幸せになろう」

だから僕は君に秘密にしなくては

まだ君の事を忘れられずにいるということを


勝手でごめん

だけど


今だけはその笑顔を見れて良かったと思う

2009/02/17 (Tue)

[5] 遠く近い世界と僕
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カーテン越しの外は

僕にはただ明るいだけで 

ずっと閉じこもっている方がよかった

光の先にはなにもない気がして



ヘッドホンからの音楽

静かな部屋から

逃げ出せるんじゃないかと

自分の世界に染まれる気がして

いつの間にか目も耳も言葉さえ塞いだ




なにも変わらない朝

なにも変わらない自分

なにも変わらない部屋

一つだけ違ったのは夢を見たこと

カーテンを開けた夢を見たこと

どうなったかはまったく覚えていなくて

どうしようか迷ったけれど



そっと僕は僕の部屋に

外の光と朝の声を入れてやったんだ

2009/02/17 (Tue)

[4] 空色の窓
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チョークの音に

静かな教室

先生の声だけが響く


窓際のこの席は

ちょっと寒いなあって

なんとなく外を

眺めさせる



今頃なにをしているのかな

笑っているのかな

なにを考えているのかな

どうか私の事を

考えていて



遠く遠いあなたの元へ

届くといいのにな

同じ時同じ空を見て

互いを考えていたい


いつもおもってしまうの

ふと頭をかすめるの


どうか私のことを


ほんの少しでも考えていて

2009/02/16 (Mon)

[3] 歩み寄り
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大切だと思っていたものは

こうもたやすく壊れて

くだらないと思った

結局僕には

大切なものではなかったと


それはただすがりついていた逃げ場だった

いくつもある内の一つで

世界は広いから

そんなものはいくらでもあるさ




そう思っていたのに

恋しいのはなぜだろう

涙が出るのはなぜだろう

それはこれからも

きっとつくれるものなのに



大切だと思っていたものは

簡単に壊れてしまった

くだらないと思った


もしかしたら

そう思いたかっただけなのかもしれない



今からでも間に合うだろうか

2009/02/16 (Mon)

[1] パステル
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冬に優しい桜を見た
 
春の色は雪の下

パステルピンクが儚く見えた

空の色は灰色で

見ているのは僕一人

その花に触れようと手を伸ばした


待ち遠しいんだ

この手が温かくなることが

まだずっと先になるんじゃないかって不安になる

春の色は雪の下

パステルピンクが儚く見える


寒空に響く雪の音が

心に染み渡る

キレイな雪景色はもう見えない

心の空は青色で

待っている僕独り

パステルピンクの雪が降る


ずっと待っている

春の香りと温かさが

きっとすぐにくるんだと

信じていたい

まだ春は雪の下


パステルピンクが儚く見える

2009/02/16 (Mon)
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