詩人:ジャガー | [投票][編集] |
まぶた閉じると
微かに見えてくるよ
けど太陽がまぶしくて…
耳を塞げば
微かに聞こえてくるよ
けどもう十分だ…
いったい何を求めてる?
焦れて仕方がないのさ
頭で地ベタを撫で回し
脳味噌をくすぐってみる
命が惜しいとか
この世が悲しいとか
そんなんじゃなくて
もっと単純で
それでも重大な事です
君よ
行け…遠くまで
羽ばたいてみろ
行け…振り向くな
その綺麗な羽で
きっと飛べるから
どこまでも…
朝が迎えにくるまで
少し僕と喋ろうか
春はとっくに過ぎたのに
まだ別れ惜しんでるの?
ただ本当は…
卑屈になってしまって
その先は言えなかった
ただ君に射す光は
僕までは輝かせて
くれないだろう
君よ
行け…遠くまで
羽ばたいてみろ
行け…振り向くな
その綺麗な羽で
きっと飛べるから
どこまでも…
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記憶の君と
僕の時間を
繋ぎ合わせて
結んでみるのさ
あの時君から僕は
どう映っただろう
それさえも
思いのままだから
誰かの足跡の真相は
僕には見えないから
今は見える月のような
不確かなままの
想像で熱を冷ます
空気を抱くように
空回りしはじめた
すべて同じだと
知っていたから
見つめ合い触れ合う事で
二人の体温が
愛を感じ合えてた
今じゃ
記憶の中の絵本だから
空気を抱いてみる
今はないかもしれない
月の光に照らされて
不確かなすべてを抱く
きっと僕も…
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ほら無理矢理に
ねじ込まれた
押さえ付けの感情なんて
感情じゃなくて知識だ
意味無く何度も
自己暗示を繰り返す
俺から産まれる物
そんなもの無い
なら俺の価値ってなんだ
押さえ付けられ
叩かれカッとする
果てしなく
自分と理想が格闘する
不完全な熱を
振り撒いて葛藤する
我を忘れて太陽を
見失ったまま逆走してた
でも今は
確かに今は聞こえる…
胸のあたりから響いた
心見付けた、心見付けた
嗚呼…泣いてる
今は、今は
確かに痛むんだ
バラバラに刻んだ
赤い糸が
今なら
見えるから
会いに行くよ
引かれ合っているよ
確かに感じるよ
さらば悩める日々よ
さらば脳味噌よ
僕は行くよ
心を抱き抱えて…
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さぐる言葉
つたう愛と
繋ぐこころ
君がいればよかった
まとうプライド
ぶら下げた卑屈
振り撒いた怒り
君がいればよかった
涙さえ出なくなったよ
あの瞬間から
時間が止まった
愛すること忘れた?
太陽より月
笑うより涙
愛しさより悲しさ
卑屈になりすぎた
あの日あの夜
最後の涙流した
僕のすぐ隣に
君がいればよかった
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並ぶ金網の横歩く
街頭がやけに寂しい
以外にもやさしい風が
疲れた僕の髪を撫でる
弱々しく落ちる雨
路面を濡らして光る
曇りの向こうから
星が降っているみたいだ
やけに虚しくって
幸せのすぐそばで
両手で空をあおいだ
それで笑ったら
僕はただ純粋な地球人
涙になったら
宇宙を越えて行ける
どこまでも…
せめて同じ朝は来ないで
せめて夢を見せていて
せめて死ぬ事忘れさせて
いっそ一人でもいいから
以外にもやさしい風が
疲れた僕の髪を撫でる
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暗闇を繰り返す
世界の真ん中で
ときに光がさす瞬間を
俺は生きてる
誰かの気まぐれみたいに
訪れるランダムな苦楽
どうにかしたくて
必死に世界を
かきまわそうとする
嫌われたくないとか
失いたくないとか
奇妙な理性なんかに
絡まりながらもがいて
産まれてしまったから
もう考えまいとしても
必然と来る最後の運命を
恐れながら俺ら…
暗闇を繰り返す
世界の真ん中で
ときに光がさす瞬間を
俺は生きてる
暗闇を繰り返す
世界の真ん中で
光を解き放つ瞬間を
俺は探してる
無くしたもの全部は
戻りはしないだろう
また産まれた今日を
無我夢中で彩ろうか
窓から飛び出して
さぁ…あの空へ
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ぼんやりと沈む
枕の上転がる寝息が
たまらなく愛しくなって
黙ったままで
眠る君の顔に
キスをする
嫌がる寝顔に
妙に寂しくなって
背中を向けて
寝たフリをする
引き裂いて
また繋いで
また引き裂いて…
イタズラに繰り返された
心まで同じように
傷つけは舐め合って
引き裂かれた愛をまた
キスで繋ごうとして…
何度も繋げてスリ減った
そしてはまらなくなった
このネジの様に
何度も繰り返し
許し合った
ぼくらにはもう…
水をナイフで
切りつける様に
水面が映し出す空が
醜く波紋で揺らいでも
やがて波は静まり
水しぶきは雨でもなく
水面にまた青空を
広げるだろう
ぼくらも同じで
きっと愛とか心には
カタチなんか無いって
信じ続けるから
スリ減る事はあっても
いつかはまた
繋がれるはずだから
そのときはまた
キスでおやすみしよう
愛を繋ごう
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悲しみなんて
もう知りたくない
涙なんてとっくに
忘れたけどね
君のやさしい声に
包まれた瞬間に
僕の乾いた心が
うるおってゆく
少し焼け跡が
ズキズキくる
雪が舞い降りて
月が踊るメロディ
奏で始めたら
旅立ちの合図だ
さぁ…行こう
あの煙突を上って
流れ星に飛び乗ったら
銀河を越えて眠るのさ
落ちないように
僕の手をしっかり
握っていて
雪におおわれた世界を
君に連れられて歩きたい
寒さを暖め合って
瞳の中飛込むんだ
さぁ…行こう
あの煙突を上って
流れ星に飛び乗ったら
銀河を越えて眠るのさ
落ちないように
僕の手をしっかり
握っていて
ただ今は
想うだけ…
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荒れ果てた広野の
あちらこちらで
無駄に煙を起こすような
そんな行為ばかり
そんな人間ばかり
俺もそんな一人で…
ただ気付いているんだ
世界の残酷さを…
果てしなく孤独で
そう…
みんな真実は孤独で
太陽にさらされた
悪夢を…
闇を…
這いつくばってるだけ…
無我夢中で
知らない何かを
存在すら知らない物を
探し回っている…
貧乏揺すりのような
ただ…
ただ…
空間を繋ぐ
たった1本の糸を
揺らしたりするんだ
生きると書いて
焦れるととらえる…
死ぬと書いて
眠るととらえる…
俺は…
それでいいと思ってる
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そう…僕らは
結局最後は
ひとつになる
分離した生命体
時の最果てを
待ちながら
知らないすべてと
ひとつになりたがる
僕らにも
重力がある
空を愛撫しよう
雲に溶けてしまって
やがて雨と落ちよう
大地に固められ
蒸発して空気になる
繰り返したら
やがて核になろう
時間軸の違いを
なんとなく手探りで
掴みはじめたら
そこはわりと
現実的だった
確かに存在する有限と
しかし圧倒的な不可能…
僕らは呪われてる
数億にも見えている
無数の絡まる糸は
実は四次元的に
1本に繋がっていて
過去、現在、未来
すべてひとつと知った
時の最果てには
時空をも越えた
存在のすべてが
ひとつになって
丸まっているんだ
そう…僕らは
結局最後は
ひとつになる
分離した生命体
すべてには
重力がある