詩人:ジャガー | [投票][編集] |
そしてまた何年か経って
それでもまだ同じだろう
夢遊するみたいな
ただ流れるような
単純でやや不規則に
あくび連なる、
無を隠す、
火を灯さんと、
我を叩く
血を失う、
無を唱える、
機を逃さんと、
我を叩く
胸元にぶら下げた
この熱い…
その…
それは
まだ
まだ…
まだ……
まだ生きているよ
そうさ
きっと
きっと…
きっと……
きっと消える事も無く
そしてまた何年か経って
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日々の葛藤の中で生まれた
もうひとりの僕が
もともとの僕の人格を
支配し始めた
支配者は特に考える事無く
やりたいことを
やりまくった
臆病な僕は怯えながら
少しだけそいつに
身をゆだねた
もう、どうにかなっちまったのかな
もう、どうにもならないのかな
憶測はすでに現実になった
むちゃくちゃな僕になった
弱点は常にあるものだから
克服の術を考えはじめた
もう、どこに行けばいいのか
もう、ここもどこかわからない
もう、何が正義だどか
むちゃ、くちゃになったそうだ
晴れ渡る空が墜ちてきら
最高にハイになってくれたならいいか
かくれんぼ
してるみたいだ
ついに身動きもとれなくなった
支配者は笑いながら
完全に僕になった
もう、特に言うこともない
もう、今は楽しもうじゃないか
もう、残り残された
道をひとり歩きながら
晴れ渡る空が墜ちてきたら
最高にハイになってしまえばいいか
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いつからなんだろう
みんな狂ってしまった
乾いた喉を潤すような
それよりも確かな快感を
不自然な形で得る世界
綺麗事が通じない世界になっちまったのは
汚い事が誰にでもうなずけるようになったから
ネオン踊る街
長い霧に抱かれてしまって
黒い髪の少女は
現実と握手してしまうんだ
瞳の奥にある世界を放棄して
体の外側に飛び出そうとしてるんだ
きっと幸せだろう
知ってか知らずか
現実も精神も実はひとつの…
正直僕はこのままで
どっちつかずのまま
死に腐れるんだろう
どうか見てくれ
俺はこいつと地獄に墜ちる
どうか聴いてくれ
俺はこいつと地獄で叫ぶ
いつからなんだろう
俺は狂ってしまった
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僕が本当に求めてるのは
仕事よりもお金です
僕が本当に求めてるのは
君じゃなくセックスです
単純な思考で簡単に
欲望にひざまずいたら
なんて呆気なく納得いく答えだろう
神秘もロマンも無い真実
不確かな夢、想像、愛
僕らはまだ不完全なまま
なんて美しく
なんて綺麗な
他人事を羨む
崇めて思想に取り組むよりも
それでもやっぱ欲望だろう
僕が本当に求めてるのは
神じゃなく幸運です
僕が本当に求めてるのは
思考より行動です
僕が本当に求めてるのは
もしかしたら生きるより…
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君の愛が欲しい
わがままなのは
分かっているから
苦しそうな顔で
迷いながらでも
出来れば本当に愛して
僕と沈んでくれないか
平々凡々
退屈しのぎばかりの日々の中
なんだか君も
冴えない顔をしてるね
隣においでよ
僕の眼を見つめて
互いの身体に沈み
深い所へ潜ろうよ
君の日常をくれよ
わがままなのは
分かっているから
軽い遊びのつもりでもいいよ
その優しい声で
嘘か本音微妙な
切ないセリフで
僕を泣かせてよ
無理やり忘れた過去も
突然襲いくる不安も
空が泣いてる夜も
全て包んでしまえる
全て関係無い世界へ
短い間の夢でいいよ
わがままなのは
分かっているから
痛そうに繋がったままでいいよ
闇雲に絡ませて
迷わせてくれよ
君の愛が欲しい
わがままなのは
分かっているから
快楽の果てを見ようよ
欲望の渦に飲み込まれて
少し不思議な愛に変えてはみないか
それは海の底のように暗く果てしなく広く
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不自由な自由に
振り回されて
見えない憧れを
なんとなく追いかけてた
狭く感じてた現実や思想が
屋根をぶっとばして
無限になれた
今ここにいることで
感じるのは事実
明日ここにいるとは
限らない現実
また何処へ行くのも
行けばそれは真実
まだ見たこともない
不思議はまるで魔術
なんか急に自由に
なれたみたいだ
あくせくするのも
嫌いになるのも
今日を造るのは
結局俺なんだ
あいにく外は
雨かもしれないけど
さぁ
何処へ向かおうか
君が願った事さえ
出来なくは無いんだよ
でもあいにく
他人事ばかり押し当てられて
振り回されてる場合じゃないや
今ここにいることで
感じるのは事実
明日ここにいるとは
限らない現実
また何処へ行くのも
行けばそれは真実
まだ見たこともない
不思議はまるで魔術
なんか急に自由に
なれたみたいだ
のんびりするのも
好きになるのも
未来を造るのは
やっぱり俺なんだ
あいにくの雨も
いつか終わるよ
さぁ
何処へ向かおうか
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君と音楽は
同じようなもので
日ごと奏でるのは
いつも君か僕で
この歌も君の事だよ
繰り返す詞は
自問自答
自らを説得したり
想いに拍車をかけたり
または儚い祈りか
絶えず変わりゆく
日々の中で
変わらない愛を
奏で続けるのは
変わらない無邪気さを
愛しく想っているから
まだ
想い尽くしていないから
ただ無念を晒す
生涯を奏でるんだ
消えない傷を治療する様
頭に焼き付いたフィルム
あまりにもシーンが
多すぎるから
たくさんの音楽を
当てはめるんだ
涙目でさ悲しげに
"奏でるべき想い"と
誇らしげに言えるよ
これが僕の
本当の愛の形
絶えず変わりゆく
日々の中で
変わらない愛を
奏で続けるのは
変わらない無邪気さを
愛しく想っているから
まだ
想い尽くしていないから
それは
想い尽くせないから
ただ涙を晒す
まだ音が溢れる
胸を張ってくれよ
これが僕の
本当の愛の形
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鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
闇に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…
掴んで離さない
おもちゃを手にした子供のように
無くしちゃいけない…と
幸せの中で唱えた
崇めては唱える
夜毎色濃く染まる
眺めては唱える
色濃く染まる
死ぬ事を貴方どれほど願っていたのでしょう
生きる事を貴方どれほど願っていたのでしょう
揺らめく太陽 月とかくれんぼ
全てを青く包んでしまいそうな空
夜が好きだった貴方
海になったように消えていった
おもちゃを奪われた子供のように
泣けば戻ると信じて
色とりどりの四季を涙で洗い流し
やがて色を失った
鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
目を閉じてまぶたの裏
何千何万何億と繰り返した景色に
変わらない貴方を見つけた
出逢えた場所
太陽と月から
かくれんぼする場所
一瞬小さな灯りを浴びて
波に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…
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つまり俺は
何処までも行く
相変わらずの事を
命を、願いを、愛を
歌って行く
いつか言ったよな
俺らはまるを描いてる
渦巻いて渦巻いて
やがて中心を
これ以上無く
黒く黒く染めるんだ
やがて穴が空き溢れ出す
爆発するみたいに
良くも悪くも
俺らには羽なんか無いから
最初から決まっていたのかな
こうなる事も…
俺らに
ある限りの時間を
持て余して行く自由
制限無く無限
無限の自由
矛盾の言葉
繰り返す
減らず口
それは願い?
繰り返す欲望
それは命の源だぜ
つまり俺は
何処までも行く
相変わらずの事を
命を、願いを、愛を
歌って行く
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ある日のロックスター
黒き夢にさ迷って
不自由に牙を剥き歌う様
共感する絶望する
圧倒されて見守る
見守る不自由さ
快楽に身を任せ
傷つく泣きつかれる
わがままを押し通そうとする
反発し合う暴走する
妥協する許し合う
憧れにとどまる真似する
真似する不自由さ
ある日のロックスター
脳から伝う言葉を吐き出す
目玉を剥き出し叫び出す
自由を不自由に歌う様
絶賛する脱帽する
声を上げ共感する
運命を探す疲れて休む
意味を探す疲れて休む
開き直って叫び出す
凡凡、さらけ出す
ありふれし世の名は?
誉めてくれ
ありふれし世の名は?
凡凡、叫び出す
憧れる崇める称える到達したがる
見守る真似する
真似する不自由さ
フリーダム
すぐそばにあるのに?
気付かないで冷たくなって
気付かぬ不自由さ
ある日のロックスター
ロックスターの不自由さ