詩人:ジャガー | [投票][編集] |
進入禁止の胸の内
柵を破って飛び込んできた
君が触れてしまった
君に触れてしまった
どんなに許せなくても
気付けば愛してしまっていた
誰が来ても
追い返したのに
君だけは
どうしてだろう
繋がっていた
嫌いになりたくて
たまらなくて
それでも君が会いに来た時
僕は自分を殺したくなるくらい
やっぱり
君を愛してしまっていた
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ただひたすら
愛してただけの僕だったから
傷つけたら傷ついて
泣かせては泣いて
君の全てが欲しかったんだよ
それもいいね
それもいいよね?
空が遠くて仕方無かった
両手はいつだって
握り締めていた
もどかしいのが嫌い
欲張りで何が悪い
何も拾えないまま思ってた
時間の流れはいつも
意地悪に急かしては
全てを変えてしまう
自由を知れば知る程
不自由さを知った
青春と呼ぶのだろうか
あまりにも正直で
全てがありのままだった
それでも愛し過ぎて
傷だらけで遠い過去
それもいいね
それもいいよね?
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損得も無いし
むしろそんな次元じゃない
僕らは常に異常で
確かに過去に囚われてもいる
けれども
それでも美しいのは
見つめ合う瞬間のように
他のどれでも無く
ひたすら君と僕
過去も未来も無く
絶望も希望も無く
酸素や細胞だって無い
測る事など出来なくて
言葉さえいらない
この詩だって
本当は必要すら無い
あの次元には
君としか行けない
君としか分かり得ない
愛とも呼べない
もっともっと
深くて深い所
ただひたすら
君と僕
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脳と直結してるだろうか
この胸の痛み高揚感は
心ってなんだろうか
君のクオリア
僕に覗かせて下さないな
何をどう見失ってたのか
あんなに愛し続けてたのに
いっそこんなふうに愛してしまえば良かったのに
浮かれてる
浮かされる
慈しみ愛撫する
なあDr.
見てくれませんか
痛むのです
怖いのです
愛しいです
ヤバイのです
まさかまさか
ラヴ・シンドローム
いや脅迫の
ストックホルム症候群
愛の極地の緊張に
脅されてる…ってか
ってかマジで
浮かれてる
浮かされる
想像でも止まらない
なあDr.
見てくれませんか
騒いでます
はしゃいでます
愛しくて
ヤバイのよ
そうね俺たちは
くだらない理屈や
思い込みや環境なんか捨てて
ただ愛しくて仕方無かったから
またこうして
なあDr.
見てくれませんか
愛しくて
愛しくて
愛しくて
愛しくて…
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やけに遠くなった
都会の景色
わけも無く働いてた
モノクロの日々
僕は被写体を失っていた
必死にもがきながら
飼い慣らされる寸前
我に帰ってまた飛んだ
なんて実はすっかり…
都会の煙に紛れて
黒く染まった
平和のシンボル
塗り潰したみたく
皮肉にも都会の空に
よく似合う
あんな真っ黒なキャンバスに
僕が描けるものなど
彩りたい色など
実は無かった
藍色には皮肉にも
涙がよく似合う
僕が書いた曲
全ては君のために
テーマはやっぱり愛
藍色の空に守られて
滲んだ君の"涙"が
何よりも美しかった
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相対的とされるこの世界で
君と僕が生きていて
同じ世界にいるくせに
こんなにも違う景色を見て
こんなにも違う道を
歩いてきた
そして僕は知らない
君の道のりや
君の見え方や
君の全てを僕は知らない
相対的とされる世界で
僕は自分の景色しか知らない
だからこそ
映画に頼り
本に頼り
愛情表現に頼り
僕は未知の世界を
知りたがる
それでもやはり
どんなに知ったかぶっても
僕の世界は
君のたった一言で
こんなにも激しく
揺れ動いてしまっている
違和感はそこ
理屈は崩れかけている
脳が下した決断
求めるのは
たったひとつの普遍
平和なんか知れない
平等なんかあきらめてから長い
僕はずっと
恐らく君と僕に共通するであろう
"愛"が知りたくて
仕方が無い
君の嫌う単語
二人なら壊せそうで
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主導権は君が握る
いつだってそうだった
僕は囚われてるだけ
これは神が下した罰
そしてもうひとつの
許せない事だって
許してしまわなきゃ
恨めない
掴めない
しかし離せない
開けてはならぬ
知ってはならぬ
それは災いのもとぞ
欲張りこそ知りたがる
そして盗人猛々しく
意地を張り馬鹿を見る
秘め事
こじ開けたくて
たまらない
パンドラの箱
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なんてこった
こんなにも脆く
こんなにも軽い
こんなに情けない
築いた数年の領域
友情はなんなく
信頼と崩れた
理屈はあっけなく
矛盾と壊れた
ただただ
胸が痛くて
ただただ
ひとりの人が愛しい
僕の脳みそは
あの時から
全てを決めてしまったみたい
確かな痛みを抱えながら
定義無い不確かなものを
貫き通す事
とにかく君が
死神に見えて仕方無い
何故もっと早く
出会えなかったのだろう
後悔はいつも君から始まる
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いつもいつも一緒だったね
涙も隠せないくらい
わがままでもかまわない
二人だけの世界だったね
はがれ落ちる事の無い
夜空の確かな黒さを
「好きな色に染めたい」と…
君の瞳を覗けば覗く程
言葉さえいらなくなっていた
いま、
月が調度隠れてるから
こっそり泣いてみようかな
なんて
もうすぐまた
逢えるはずなのに
今更、想い夢心地
外は激しい雨なのに
傘も持たずに来てくれたね
「馬鹿みたい」
抱きしめて
びしょ濡れの髪を撫でたね
鳴り止む事も無い
確かな君の鼓動を
「それでもひとつになりたい」と…
君と体温を分け合う程
言葉さえいらなくなっていた
いま、
月が調度隠れてるから
こっそり泣いてみようかな
なんて
もうすぐまた
逢えるはずなのに
今更、想い夢心地
ねえ、
月がずっと夜空に在るように
僕らも出逢ったのならば
それは
変わらない光と
いつか君が話した
"運命"だったと
そう信じてもいいかな
なんて
もうすぐまた
逢えるはずなのに
今更、想い夢心地
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つまりそれを選ばなかった
そこには理由があり
そこには何事かある
あなたには
明るい未来が見えますか?
どんな未来ですか?
そこにわたしは映ってますか?
本当に望むものはなんですか?
いくつもの矛盾
つまり両方を称えるほど
この胸はその度に
激しく痛み
苛立ちとして
自我を崩壊させてゆく
ひとりぼっちがやはり辛い
あなたはわたしを
愛してますか?