詩人:ジャガー | [投票][編集] |
歩く人だかりの下で
立ち尽くす景色受け止めて
選んだ行き果ての道を
俺だけが彩って
ゲラゲラ持て余す隙間に
孤高の口をちりばめて
クズで散らかる部屋に
飲まれて眠る
呼吸をする間のような
本当些細なひとときに
歩き過ぎた行き果ての成れを
抱えられず絶望する
曖昧な信念を燃やして
簡単な問いにさえ振り回されて
何度も違う事を言うのは
実はそこには何も…
食らう言葉に耳をすまして
理屈を紐解いて暴き
納得したふりして促す
否定の術を隠したまま
信号を待つ間のような
本当些細なひとときに
流れ身にまかす人の群れを
見渡して絶望する
曖昧な現実を渡って
単純な日常に抗うように
何度も違う事を言うのは
実はそこには誰も…
呼吸をする間のような
本当些細なひとときに
歩き過ぎた行き果ての成れを
抱えられず絶望する
曖昧な信念を燃やして
簡単な問いにさえ振り回されて
何度も違う事を言うのは
そこには何も無く
思えば思う程ひとりきり
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語りかけるようなつぶやき
夜が藍色に濁って行く
同じ月を見ているどうのこうのよりも
俺が成すべき道を探すため
がんじがらめどころか
本当は凄く自由さ しかし
やはり待っていても朝が
浮き沈みを繰り返す
長年の活路を探す中で
さっき行った道へ戻り
気変わりか また戻っちまう
がんじがらめどころか
本当は凄く自由さ しかし
やはり消せないまま朝が
今日も愛に毒を盛って
止まらない物を押さえ付ける
無駄に使ってる言葉
誰に使ってる言葉 言葉
また昨日と違う事を唱えてる
がんじがらめどころか
本当は凄く自由さ しかし
やはりだからこそこのまま
語りかけるようなつぶやき
夜が藍色に濁って行く
同じ月を見ているどうのこうのよりも
今日も夜に毒を盛って
止まらない物を押さえ付ける
無駄に使ってる言葉
誰に使ってる言葉 言葉
また昨日と違う事を唱えてる
今日も夜に毒を盛って
無様な俺の真実を暴く
無駄に使ってる言葉
誰に使ってる 言葉 言葉
また昨日と違う事を唱えて つまり
ごまかしているのだ
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俺の部屋には
タバコの空箱
飲みかけのドリンク
服やら漫画が散らかってる
つまり掃除は嫌いでゴミだらけ
ひょんな事から取り付かれてた
あまのじゃくな信念を貫こうと
矛盾したまま引きずっているのだ
静かに音を立てて
俺をずっと離れないで
まとわり続けてる物は
生活の邪魔ばかりする
腐ったゴミ虫便器みたいな
いらない物なのさ
悲しい事に俺には
これが無きゃ生きられねえんだ
これ以上誰も愛さない
誰の物にもならないとか
"自由"なんてただの言葉に縛られたり
挙げ句 死に様まで
思い描くようになれた
俺をずっと離れないで
心の奥底で煮えたぎるのは
沢山捕れたゴキブリホイホイのような
いらない物なのさ
意味を成すのか
むしろ死を早めながら
それでも踊らされ
叫び続けていたいのだ
切ない愛の日々には
もう戻れそうもないから
ゴミにまみれて行くぜ
臭いから誰も近寄らないだろうな
俺がずっと離さないで
しがみついているプライドの正体は
残飯に漬けたチーズ入りうんこハンバーグのような
つまりゴミだゴミ
それでもここを
離れないのです
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心の中に決められてる
独りでは解けない絡まる糸
固く結びついたまま
切る事も出来ないから
身体中に巻き付いたまま
端を持つ人に会いに行こう
空はいつまでも高く
僕はいつまでも小さく
道はいつまでも長く
続く
どんな時もそこへ
歩いていたから
止まぬ雨の下をくぐって
青空を夢見てる
そこに君がいなくても
ふとたどり着いた
薄暗い道見覚えのある景色
団地まで続く上り坂
夢中になって糸をたぐる
足を止めた視線の向こうには
糸を持ったまま
無邪気な声で歌う
君を愛したままの
少年がいた
その歌は純粋で
切なく雨と重なってた
連れて行くにも
僕にはわかる
彼はここを動こうとしない
振り返り僕は歩き出した
長い道のりをこのまま行こう
新しい歌を雨と口ずさみながら
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長い事俺にとりついていた
止まらない止まらない
恐ろしいまでの焦れは
いつの間にか消えてしまっていた
タバコの本数が急激に減った
止まらなかった食欲が落ち着いた
他人への妬みや苛立ちが消えた
なぁなぁ
これじゃまるで…
死への恐怖は
少しずつ弱くなってる
冴えない未来には無関心なのは変わりないけど
最高の未来ってやつが思い描けないんだ
どれも似たり寄ったり
ただ素敵だと思うエンディングはいくつかある
なぁなぁ
まるで死に近付いてるみたいだよな
なんて…
思い当たる節は
あったり無かったり
まぁ大丈夫だ
きっとずっと前の頃みたいに戻るはずだ
なんだかんだ葛藤の2周目3周目
俺ら渦巻いてんだから
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突然君に伝えたくなったんだ
なんだろう
自分でもわからないくらい突然
電話をしようとしてやめたんだ
今さらなんかおかしくて
今の距離がお互いにとって
いいのかな
わかんないや
なんか優しくなってる
優しく君を思い出してる
真っ白な日々
多分一番幸せだったんだろう
伝えたい事は
一応ここに書いておこう
なんかごめん
いきなりだけど
君が好きだ
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正直者が言葉を吐く
嘘つき者が言葉を吐く
両方非難を受けるのさ
賛否両論の世界だ
黙って見ている者は
言いたい言葉を飲み込んで
溜まる一方で
吐き出すチャンスを伺う
闘うように
撒き散らしてる
カチカチカンカン
音を立てて剣を振るうように
抗うように
撒き散らしてる
価値 価値観 勘
音を立てて剣を振るうように
聞く耳を持たぬ者は
相手にされずあしらわれて
我流の術を試せず
普遍を持った争わぬ者は
高みの見物で解説者と化す
闘うように
撒き散らしてる
カチカチカンカン
音を立てて剣を振るうように
抗うように
撒き散らしてる
価値 価値観 勘
音を立てて剣を振るうように
果ては何も残らぬ
散らかった知識の塊となり
虚無感の中で
それでも同じ言葉を
繰り返す
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病気みたいな俺を
惨めに思わないでくれ
そうさ死に様だって
もう決めているのさ
伝説の人に憧れた
その人の苦労も知らぬのに
あげく果てには愚弄した
望んだ場所はあまりにも理不尽で
臆病に臆病を重ねたような俺だから
投げやりな方が気楽なんだ
諦めにも似た
つまり吹っ切れてるんです
どこにいても
生きる事には
悩むのが俺の生き様なんだろう
その叫び声が
この世界を包んで
何事も無く
終わっちまうのが
俺の死に様なんだろう
少しの不安や孤独は
自尊心で補えると思ってた
足りない努力や
足りない理屈が
嫌になった
それなら全部捨ててやろう
ひねくれ者の甘えすぎた俺だから
ひとりの方が気楽なんだ
そう思う事にしたんだ
諦めにも似て
つまり吹っ切れてるんです
どこにいても
生きる事には
悩むのが俺の生き様なんだろう
その叫び声が
この世界を包んで
何事も無く
終わっちまうのが
俺の死に様なんだろう
何も成し遂げる事無く
何にも追われる事無く
ひたすらひたすら
ひたすらひたすら
声を出して…
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若返るみたいに
感情が溢れる
滲んでる感覚
うつろ目を擦って
睡魔に夢ごと飲まれぬように
いつの間にかまとってた
退屈過ぎる理性
溢れる感情を蝕む
それなりの暮らしのための
それなりの理屈や常識
周りに寄生するみたいに
頭じゃ感じられない
痛みを分けてくれよ
神秘の水を飲もうか
若返るみたいに
感情が溢れる
滲んでる感覚
うつろ目を擦って
睡魔に夢ごと飲まれぬように
明日の頭痛と吐き気は
天国から墜ちた痛みだ
記憶ごと散らかって
頭じゃ解けない
謎を解いてみよう
神秘の水を飲もうか
若返るみたいに
感情が溢れる
滲んでる感覚
うつろ目を擦って
睡魔に夢ごと飲まれぬように
飲む
飲まれる
呑む
呑まれる
睡魔に夢ごと飲まれぬように
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木々は順に並んだ
無数の手を高々と上げて
日々はただの過ぎたる物だ
時計は何周しても相も変わらず
息をする
流されるように
息をする
見届けるのだ
何も憶する事ないぜ
何も決め付ける事もなかれ
風の流れるままに目をやれ
それを感じるままに流れ