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ジャガーの部屋


[361] 名残
詩人:ジャガー [投票][編集]


きっとそのままでいい

誰の声にも耳を貸さないで


ひっそり暗闇にたたずんで

眼を閉じて

眠ってしまえばいい




もう何度目の季節?

相変わらず

雨音が鬱陶しい


緑色の記憶開けば

カーテンが風でめくれる

月などもう見えないさ

僕らは光を拒んでた





ただ大きく

呼吸をするだけで

僅かに時は止まる



残っているんだね

あの日々の温もりが



僕はそっと眼を閉じた







 

2011/05/14 (Sat)

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