そして巡りゆっくり風が吹く通り過ぎる雲の下揺れる草に紛れてその視線は誰を想う暑さを振りほどくように髪を掻き分ける仕草で夢へ潜り出していつかへ戻り始める永い夢のように瞳を閉じる想い出は時を止めるだけ息を吐いた後ゆっくり青空へ吸い込まれてゆく
[前頁] [ジャガーの部屋] [次頁]