詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
グラスと氷がぶつかって聴こえる何気ない音に
海のような深い自然を感じながら
ボウモアの奏でる潮を飲み干す
グラスも背もたれもオーディオも
これ以上ないくらい陳腐な
だけど唯一の
僕の時間
人生って
捨てたもんじゃない
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何が違うか?
なんてどうでもいいんだろ
なんか違う
それだけが全て
全く同じものでも
小さな綻びを見つけて
マイノリティーを探し出す
何故?
弱いからにきまってるだろ
何故?
臆病だからにきまってるだろ
右でも左でも
銭でも
材料なんてなんでもいい
私は正しい
そうだれからも思われたいから
そう
自分自身にも
ねぇ
それでも生きたいなんて
身勝手だと思いますか?
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朝起きて
何もない自分に気がつくほど
頭が良かったら
俺たぶん
正気じゃいられねぇだろな
うん
だから気にすんな
意外とうまく世間は回ってるし
あんたも必要とされてる
だってほら
あんたが見る朝日は
あんたが起きなきゃ登んないんだぜ?
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今時の悪魔には退治する方法がないらしい
つうか必要もない
喚べば出るし
頼めば換える
丁度昨日の今頃だったか
近くで何人か悪魔が喚び出されたらしい
そんで欲望を喰らうだけ喰らって
またむこうに換えって行った
でもこっちはなぁんも変わらない
余剰な欲望なんていくらでも溢れてるから
だぁれも困りゃしない
そういやこの前知り合いの悪魔が言ってたよ
別に波風立てたくないけど
やりがいねぇなって
悪魔やめよかなって
すんげぇ苦笑いで
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死に何かを見出そうとしたり
命に意味を求めたり
人はみな何処より来たりて
何処にか行かん
などと口走ってみたり
そんなくだらないことを悩んで一歩も前に進めなくなっても
それはそれで許された
でも…
モラトリアムの延長上に
変化点はないのかもしれない
だって答えは今も出てないまま
だけど確実に変わってる
あの頃持ち得なかったネズミの心も
あの頃気づかなかった井戸の深さも
少しずつだけど見えてきたから
だから
僕は一歩ずつ
歩いて行こうと思う
答えはまだ出ないけど
この先ずっと出ないかもしれないけれど
それでも一歩ずつ
大人に成ってみようと思う
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あれは詩じゃない。なんつう事を言う人がいるが、じゃぁどれが詩なんだ?
詩なんてだいたいそれ程大したものなのか?
元はと言えば大昔のヨーロッパで、セックスに飽きた貴族が遊び半分に始めた事だと聞いたけど。
人の心を癒やすのも確かだし、上手い下手もあるだろうが、それがなんだというのだろう?
それは詩と言う言葉遊びの、一つの副産物でしかない。
定形主義?原理主義?まぁ所謂くそまじめな日本人らしい反応か。
何にせよ、遊びは楽しまないとね。
つまんねぇもん。
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裂け目から見えるマリオネット
短い糸が切れなくて
二度目の秋も
あるとおもいます
それはぶっ飛んだ妄想ですが
オタク文明も教科書に載せなきゃね
マリオネットの友達は
脳味噌が欲しい案山子と勇気のないライオン
そう
敵はフック船長の左手を食べたワニ
それから獅子身中の千利休の猛攻もかわしながら
もう進むしかないんです
背負わされた針の山は
とっくに千本越えたけど
もう進むしかないんです
さぁ
このチキンレース
勝つのは一体誰なのか?
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偽物の蜜月
売り物の粘膜
本物の涙
もう少しだけ
僕が優しかったなら
決められたセリフ
陰のある笑顔
本当の愛
制限時間は
君が嘘に気づくまで
気づかないフリをやめるまで
永遠の夜
完璧な愛
後ろ姿の
嘘と涙よ
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悩む、というのはどういう状態だろう?
いや、悩みがないわけじゃないが。
人は沢山の情報の中からメリットとデメリットを量りにかけて、一番メリットの大きい事を選び行動する。
うん。合理的だ。
つまりは損得なのだ。
でもメリットにも質があって、それは同じ量りにはかけられないことがしばしばある。
その競合で、迷うわけだ。
何かを欲し、取捨選択に迷う。
これは悩みの一つの形だろう。割とオーソドックスな。
取り敢えずこれを解決しよう。
意味はないが。
ん。簡単じゃん。
欲を棄てればいい。うん。楽勝。
じゃぁどうやったら欲が棄てられるか?
うん。
また悩むわけだ。
人間て悩みの尽きない生き物ですね。