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とりあえず
他人が忘れてる大切な何かなんかに興味はない
そんなことよりずっと
毎朝すれ違うあの子に彼氏がいるのか知りたい
何はともあれ
沢山の人の日常が忙しいかどうか決めつけるほど他人に興味がない
そんな事よりずっと
昨日食ったカレーの辛さの秘訣が知りたい
そもそも
良い人ぶって世界平和を大声で願うのも特にかっこいいとは思わない
そんな事よりずっと
毎回飲み会に遅刻するあいつの方がよっぽどかっこいい
道すがら
冷静になって言葉遊びに興じてみても
そんな事よりずっと
あなたと交わす言葉が楽しい
どうやら世界なんつうのは
この辺一帯の事を指す言葉らしい
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世の中、不景気だ、政権交代だと話題に事欠かない日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
正直、大人になるってめんどくせぇと思ってるそこのあなた。
大人って良いもんですよ。
なんせ夜更かしできる!お母さんに怒られない!なんならタバコ吸っても補導されない!酒飲んで酔っぱらってもOK!極めつけは嫌いなもんは食べなくても大丈夫!
いやぁ。楽しい楽しい。
大人ってやめられませんね。
ほら。
大人になりたくなってきたでしょう?
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えー
俺はちょっとどころじゃなく頭が悪くて
そんで更には空気も読めなくて
だからこんな時
つい笑って誤魔化す癖がある
わかってる
俺が悪い
全面的に俺が悪い
開き直りじゃなく
一生かけて証明するよ
わかってる
俺が悪い
全面的に俺が悪い
信用できないだろうけど
もう二度とやりません
良いときも悪いときも
二人でなんとかやってきた
これから先
それを君以外となんて
わかってる
俺が悪い
全面的に俺が悪い
都合が良いこと言うようだけど
やっぱ君じゃなきゃだめみたいだわ
だからほんとに
ごめんなさい
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肉を食らえ
ありがちなカンニバリズムに心酔しろ
毒を食らえ
掌握すべき者は弱者だ
守るために支配しろ
善悪は他人が決めること
叩きのめせ
躊躇があるなら死ぬだけだ
正しきを打て
崇高なるは真理のみ
己に実直であれ
善悪は他人が決めること
省みるな
お前はただの暗闇
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鳥が自由に空を飛ぶのを見て
あなたは鳥になりたいなどとぬかすけど
鳥だって別に好きで飛んでる訳じゃねぇだろ
生きてくためにそれしかねぇから飛んでんだ
気ままに振る舞う猫を見て
あなたは猫になりたいなどとほざくけど
猫だって人間になりてぇよ
ゴミ袋に入れられる事もなけりゃ子供に殴られる事もない
まぁあれだ
今一生懸命になれねぇ奴は
何になってもかわりゃぁしねぇよ
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絵に描いた札束に狂喜し
右手に持った地図を握り潰した
短冊に賭けられた世界平和の願いなど
偽善以外の何ものでも無いことにはとっくに気がついているはずなのに
貴方は今日も
独善的な愛を語り続ける
短冊に願い事を描いた
世界平和と言う名の偽善
今日も夢を語り続けるあなたの目
この言葉の本当の意味など知ろう筈もないのだけれど
貴方は今日も
都合のいい真実ばかり並べ立てる
もしも世界が平和なら?
悲しみなんてないのでしょうか
もしも世界が平和なら?
もっとあなたを愛せたでしょうか
夜空に架かるはずの星屑の川は
僕たちみたいな雨に流されて
今日もあなたは
夜を暗闇に染める
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目的も平均的な生活も
分かち合える仲間も愛する人も
まぁ持ってますけど
なぁんかね
そんな平凡な悩みで夜更かしをしてみた今日
幸せってのは案外ただの点なんじゃないかと思った訳です
苦しいって相対的な感情があって初めて成立する
みたいな
辟易するような日常の中のほんの一瞬の事を指すんじゃないかと
愛なんてまぁ幻想でしょうけど
それでもやっぱほんとの瞬間も在るわけで
長くなるんであいだすっ飛ばして結論だけ言うと
万華鏡ってなんかいいなって事です
以上
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あなたの白く柔らかな乳房に顔を埋めながら
僕は呟いた
お利口な君はとっくに知ってること
さようなら
だって
エコロジーは人間の為の擬人法
だって
福祉国家は官僚の為の捕食場
だって
恋は僕だけの為のアロマテラピー
だからさようなら
利己的な僕には
あなたは優しすぎたから
大好きだから
さようなら
だって
恋は僕だけの為のアロマテラピー
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やっぱり僕は
君がすき
だけどごめん
何かと比べなければ
僕には一番がわからない
おかしいね
誰だって平気で傷つけられるのに
君にだけは真実が言えない
言う気もない
君が知ってる僕は
何かを隠していて
秘密を秘密のまま消化してしまう
君はいつも見て見ぬ振り
僕も君のその姿に気づいてて
って
いっつもそんなかんじ
やっぱり僕は
君がすき
だからごめん
君にだけは
真実を死ぬまで言わない