詩人:しゅんすけ | [投票][得票][編集] |
大海を知らねば
空の高さを知るのであれば
どれほどの
いきる価値を
見出す術を
備えたところで
現実がランダムで
かろうじて生きている今の
前向きな空気に押し流されて
後ろ向きを忘れたいから
人間が前向きな振りをする事を
喜ばしいと上から目線で捉えれば
死に近づいているのだと悟らずにはいられない
だから
隣人を愛せる人が
神に授かりしこの生を死を
と
嘆かわしくもいじらしい
かわいげのあるゴウマンを
ぶちかましたとしたとして
許せる人が羨ましくては
端
遠い道のりだろう人生
俺は
俺は
一瞬が一瞬にして
次に
昔になる世界が凡てだから
決めうちされた感受性の根底にある
意味不明な
出自不明な
証拠不十分な
自分らしさが煩わしくて
愛が最強の武器だというなら
俺を救って見ろと言わんばかりの殺人鬼には
与える価値もない物を
垂れ流す明日の朝日を
拝むために必死コいて生きている訳じゃねえよくそったれ
それでも
愛すればこそ
友と葡萄酒は古い方がいい