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しゅんすけの部屋


[438] こねる
詩人:しゅんすけ [投票][得票][編集]

大海を知らねば

空の高さを知るのであれば

どれほどの

いきる価値を

見出す術を

備えたところで

現実がランダムで

かろうじて生きている今の

前向きな空気に押し流されて

後ろ向きを忘れたいから

人間が前向きな振りをする事を

喜ばしいと上から目線で捉えれば

死に近づいているのだと悟らずにはいられない

だから

隣人を愛せる人が

神に授かりしこの生を死を



嘆かわしくもいじらしい

かわいげのあるゴウマンを

ぶちかましたとしたとして

許せる人が羨ましくては



遠い道のりだろう人生

俺は

俺は

一瞬が一瞬にして

次に

昔になる世界が凡てだから

決めうちされた感受性の根底にある

意味不明な

出自不明な

証拠不十分な

自分らしさが煩わしくて

愛が最強の武器だというなら

俺を救って見ろと言わんばかりの殺人鬼には

与える価値もない物を

垂れ流す明日の朝日を

拝むために必死コいて生きている訳じゃねえよくそったれ

それでも

愛すればこそ

友と葡萄酒は古い方がいい

2012/09/22 (Sat)

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