ホーム > 詩人の部屋 > ゆきむらの部屋 > 黒猫

ゆきむらの部屋


[30] 黒猫
詩人:ゆきむら [投票][編集]

古風な喫茶店の横で
小さな…小さな
黒猫が座ってた。

何かを見てるように
いつも…いつも
大きく目を開いてた。

『君の名前は?』
黒猫は僕を睨んだ…。

『君は生きてて楽しいかい?』
黒猫はあくびをした。

答えてはくれないけどその黒猫の目は確かに遥か遠くを眺めてた。

まるで未来を
見るかのように…。。

2005/11/01 (Tue)

前頁] [ゆきむらの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -