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ジョーブの部屋


[249] 自然と会話
詩人:ジョーブ [投票][得票][編集]

向日葵が夏の暑さを背中からうける時間帯に

キラキラ道で麦わら帽子の男の子が.自転車を止めた

男の子の二倍三倍はある向日葵畑にちょんと

お日様が光を隙間から頭上へと照らす

帽子の隙間から汗がタラリと流れる男の子に.しょっぱい光りが見えた

大きくなった向日葵は男の子よりも早い時刻で伸びたから

男の子はびっくりした顔で見上げているのが向日葵だ

チャリンチャリンと音が鳴る。それは男の子から何も喋らない向日葵に挨拶をした様な音だった

しばらくしてからか.その音は風を呼んだ様にもなった

ヒューヒューと.向日葵は風に乗りうなずいたように揺れている

僕もこのくらいに早く大きくなりたいなと.べダルに足を乗せ.力いっぱいに走り出して行った

向日葵は風で大きく揺れる。男の子を囲む様な一本道で

向日葵は男の子の心の声に.うなずいて見ている様子みたいに.揺れていた



2012/08/25 (Sat)

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