サラリーマンは
通勤も仕事だと
仰る通りでふ。

身だしなみは至極当たり前のことだと
仰る通りでふ。
ヒールはきついです
スニーカーで外回りしたいです
スーツ脱ぎたいです
定時に帰りたいです

えっ大丈夫です！
何が大丈夫かはわからないけど、
私なら大丈夫です！



大丈夫
わたしならやれる
そうだ、これが
私がこれから居るべき理由

ここが戦場なんだ
覚悟の価値を決める場所なんだ
なにと戦う？
自分かい？
誰が味方？


やってやるよ
女だとか、関係ない
目にものみせてやる

安っぽい
携帯小説のような恋愛は
"ごちそうさま"
あの頃と何が変わったんだ？
男を見る目が
厳しくなっただけ？笑
体の相性も大事だよね
愛されているから
抱かれるわけじゃないと知ったああ、ただ単に
知ったような態度を
取れるようになっただけさ
あなたのために
すべてを投げたしたい
そんなことも言ったっけなあ
今は無理無理ムリ
そんな気持ちも消えてしまったせっかく手に入れた内定を
無くせはしないわ
あなたって誰のことを指してたんだっけ？



あの時の私と
今の私
違うと強く確信するもの

今は"恋愛"が１番じゃない
自分より好きな人がいない
やりたいことが沢山あるだけさ

自分はいつもいなくても
べつにどちらでもいい
そんなこと言われなくてもわかってる
けど
自分が此処にいるかいないかは
自分で決める

なんであんなこと言ったんだろう
あのときああすればよかった
もっと気の利いたこと言えただろう

って沢山の後悔が私にはあるけど

この選択を選んでよかった

みんなに会えてよかった

やっぱりこれが好きなんだと

思えるようなことも
大人になるにつれて増えたんだよ

そう思える
今までの人生を肯定させてくれる人に会えたら、

沢山の後悔なんて吹っ飛ぶ

報われる気がするんだ

いつも後ろめたい
自分が嫌でたまらない
自分に自信のないちっぽけな私でも
自分を褒めようって思えるんだ

それさえも、

ありがとう

ゆっくり
ゆっくりじっくり

終わりに近付いてるんだ

私の名前はみかじゃない

みかはあなたの娘の名前

私はあなたの娘じゃない

私はあなたの孫

痛む手をさすってあげたら

ありがとうみかちゃんと

しわくちゃの手はまだ痛む？

私の心も しくん、と

ゆっくり
ゆっくりじっくり
じわりじわり
けれども確実に

終わりに近付いてるんだ

だから優しさを

自分の心のためにも
その痛みを和らげるためにも

旅行なんて行かなくていい
海にも行かなくていい
暑い夏の日の夜に
発泡酒を買って
一緒に飲んでくれるなら
私の夏休みは満足です



時々
発泡酒じゃなくて
プレミアムなモルツで
贅沢したい…なんて
ブランド物のバッグねだるよりも
かわいいわがままでしょ?


つまみは任せて
私が用意するから
生レバー禁止なんて
私は断固反対よ
私の小さな休暇を
取り上げるなんて
労働基準法違反だわ



今日あったことを教えて、とか
テレビみて二人で突っ込んだりとか
パソコン動画みて爆笑したりとか


まだまだ夜は長いよ?
明日は何時おき?
寝るならベッドで寝ようね

おやすみ

わかってる
自分が悪いって
いけないなんてことわかってる



だけどあなたには
悪くないよ
頑張ったね、って頭なでて否定してほしい
あまあまに甘やかしてほしい


だけど人はそれを間違ってるっていう


そんな理想は実現せず
泣きついったて
本当のあなたは
悪くないよ、なんて言ってくれないし
頑張ったね、なんて言ってくれない

苦しい時にあなたは来てくれないし
正論で私が間違ってるって指摘してくる



だけど
人はそれを優しさって呼ぶ

カントリーロード
このみ〜ち〜
故郷へ続いても〜


なんて歌がありますが
今や新幹線の線路が故郷へ続いてる時代で


久々乗った地元の電車にて
おじいちゃんたちの会話に
イヤホンをはずし
耳を傾ける

見知らぬ老人同士なのに
被ってる帽子を外し頭を下げる
どこに行かれるんですか
ちょいと登山にね、
暑いから気をつけて

揺られる少しばかりの時間
話すことは孫の話

孫は私と同い年くらいらしい


孫にお小遣いをあげようとすると
じぃちゃんいいからと
断られるんだよと嬉しそうに話す
そうなのようちの孫も
今年就職して
ばあちゃん少しやけどこれ使ってって
いらんいらんって断るのに
ばあちゃん毎回お小遣いもらってるからと
渡された封筒
お小遣いの立場が逆だね、と
嬉しそうに話す

目的地に着くと
じゃあねと温かな空気を残して去っていった

私もあのような老人になれるだろうか
電車で隣人と無言を突き通すのではなく
温かい会話ができ
孫にきちんとお小遣いをあげて
少ない初任給の孫からのプレゼントを貰える


そんな温かい老人になりたい

何故孤独が嫌なの?
独りで生まれてきたくせに
寂しい夜がなんだっていうの
他人に必要とされないからって
なんだっていうの
辛いことがなんだっていうの
風邪がなんだっていうの

心細い??

なんとなく
寂しい
っていう気持ち


これはもう誰にも拭ってなんかもらえない
誰かの温もりを感じたって
足りない
足りない
足りない、
もっと愛して
もっとかまって
必要とされたい
そんな愛面倒臭い
そんなに構わないで
はあ、また?
ないものねだり?


孤独がなんだっていうの
独りで生まれてきたくせに
孤独がなんだっていうの
独りで死んでいくくせに

そうです

僕がゆとりです

何を考えているかわからない

掴み所のない現代っこみたいな？

自分でも何考えたいのかわからない

なんとなく流れで就活して
けどなんとなくで内定はなくて
世の中甘くないんだなって

なんとなく思って

なんとなく、過ごしてる

あの日のノートに書いてた

夢のため必死にもがいていた自分は
一体どこにいったんだ

いまでは、ほらみろ
プライドや欲で皮が突っ張ったまま
いつ破けるかしらん

そんな外見ばかり気にして
いま握るのはチークブラシと
グロスばかり

鉛筆を握ってよ
マークシートに答えを導いてよ
情熱を思いだしてよ
なんのために努力してきたの
未来は明るいに決まってるだろ
なんとかなるんじゃない
なんとかするべく努力するんだ
頭の中に叩き込んでよ
いつから固くなってしまったの

足りない足りない
情熱も、
思いも、
知識も、



思い出してよ、
本気だしてよ、