詩人:ならか | [投票][編集] |
夜になると
よなよな泣き続け
どのくらい水を無駄にしただろう
どうせ報われない想い
報われない涙
こんなにつらいとは思わなかった
浅はかなあたし
もう殺してください
生きるのがつらい
ただ失恋しただけなのに
馬鹿みたい
と想うあたしと
つらすぎて潰れそうな
あたしがここにいます
ねぇ
もう殺してください
つらい
つらい
つらい
嫌だ
嫌だ嫌だ嘘だ嘘だ嫌だ
殺してください
詩人:ならか | [投票][編集] |
十五夜の次
少しかけてる…?
十六夜の月
かけはじめてく…?
十六夜の月
恋愛の海に
馬鹿みたいに溺れて
まだぬけだせないの?笑
一人で馬鹿みたいにもがいて
ひきずってひきずってひきずって
そんなあたしを照らす
十六夜の月
ほら
終わりがはじまるよ
あんなに月が立派だから
自分がちっぽけなんだと確認できる
それは戒めでもあり
慰めでもある
憐れみをくれるの…?
いざよいのつき
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やっぱり
誰かに依存していきていくのは間違ってた
自分のなかの
自給率を上げよう
他人にばっか頼ってたら
自給率は下がっちゃうよ
政府は早く自給率向上のための政策を
考えなきゃ
ほら!
依存してたあの人から裏切られた!
あの人からの
輸入に依存してたのに
いきなり輸入ストップしちゃったから
あたしの中の治安はパニックだよ
ほらぁ〜
だから言ってたじゃない
首相よ〜
自給率上げなきゃ
輸入がなくても自分でまかなえるようにしてなきゃ
危ないよって
自給率上げなきゃ
39%なんて最悪だ
100%にして
自分だけで
生きていくようにしなくちゃ
輸入と支援は違うの
輸入ストップは裏切りなの
輸入は
あなたの愛情
もうそんなのいらない
輸入なんてあたしを弱らせる原因だった
大丈夫
もう自給率できるから
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くっつけたらハートになる
お揃いのストラップ
ミッキーとミニーの
ストラップ
はじめての
クリスマスプレゼントの
ちょっとサイズの大きい
ナイキの靴
修学旅行のお土産
旅行のお土産のキーカバー
あたしのイニシャルが入った
ストラップ
あなたが
これは俺のお守りだよ
って言ってくれた
いつも身につけてた
ネックレス
もう
なんの躊躇もなく
捨ててくれましたか?
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大好きな
らっどうぃんぷすの曲をきくのが
こんなに辛いとは思わなかった
奇跡はもう終わったよ
ふたりごとも
片方いなくなったから
いまじゃもう
ひとりごとだよ
さみしいね。
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咳をするたび
肺を支える肋骨が軋む
気管支も軋み
狭くなった気管支は
呼吸するたびに
ひゅー、
ひゅー、と
人間が出せないような音をだす
狭くなった気管支に
たんが絡まり
余計に気管支は
ひゅー、
ひゅー、と
音をたてる
くるしい、、、
喘息の夜
息苦しさは薬でも緩和しきれなくて
熱にうかされ
気管支は縮み
あたしは朦朧とする
咳のしすぎで
喉はヒリヒリして
喉から血がでてるのではないかと思った
咳のしすぎで腹筋がこり
咳をするたびに
筋肉痛に顔を歪めた
たんは止まらない
眠ろうとしても横になれば
気管支にたんが絡まり
途端に咳をしだす
寝たくても
寝れない
ご飯を食べたくても
食べれない
あぁ…
せっかくお母さんが
あたしのために
甘いメロンを買ってきてくれたのに
全部もどしちゃった
もったいない…
吐きながら
泣きながら
申し訳ない気持ちになった
熱と
頭の痛みと
腹筋の痛みと
喉の痛みと
関節の痛みと
呼吸の苦しみに
あたしの幼い体は耐え
眠ることもできず
うめいてた
真夜中にうめいて
家族は迷惑だったろうな…
仕事を休んでまで
お母さんは看病してくれたっけ…
昼間ひとりで
うめいてるあたしを
放っておけないって
あたしが
うめけばなだめて
咳でうずくまれば
背中をさすってくれた
汗かいた体を拭いてくれて
パジャマまで変えてくれた
ティッシュでいっぱいになったごみ箱
資源の無駄だなぁと思った
いまは平気だけど
時折、
気管支がひゅー、と
音をだし
呼吸がしにくくなる
忌ま忌ましい音
特に
秋から冬に
喘息が出そうになる
冬の空気は好きだけど
思いっきり吸えば
ひゅー、と音をたてそうで
だから冬は嫌い
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こんな季節嫌いだ
気温の差は激しいし
どんな洋服をきていいのかわかんない
神経過敏になっちゃうし
梅雨より憂鬱になる
夏はまぶしすぎた
秋はだんだん衰えてくる
春と違って優しくない季節
愛しい愛しい夏がさった
あたしの中では秋が別れの季節なんだ
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数々の生き物を
数々の命を犠牲にして
あたしは18年間生きながらえてきたのだけど
それに何の意味がある?
あたしが世界に何をした?
あたしが何を学んだ?
あたしはまた今日も
からっぽな無知で無力で無駄な生き物
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ごめんなさい
君のために
生きたかったのに
君のために
死にゆく
ごめんなさい
君のせいじゃないね
君を理由にして
死にゆくなんて勝手な男だね
許してくれ
君はさぞかし泣くだろうね
子供みたいに泣いてたっけ
泣かれると
こっちまでせつなくなって
抱きしめたくなったなあ
ごめんな
君が僕の死を知る頃には
もう君を抱きしめる体もない
泣かないで
なんて言ったら余計泣くだろ?
ごめんなホント…
おそらく
僕は飛行機の中で死ぬ
爆弾を
たくさん積んだ飛行機に乗って
奴らめがけて落ちていく
国のために死ぬんだ
君を思いながら死ぬから
忘れないで
見守ってる
助かったことに
南の海はとても綺麗なんだ
君のお気に入りの
簪みたいな色してるんだよ
もう
行かなきゃ…
大丈夫
もしも君が他の誰かと
結ばれる日が来ても
僕は怒ったりなんかしないから
嫉妬もしないさ
いま一番願ってることはね
君の幸せなんだ
僕の死なんかひきずらないで
僕が死んだって
君は変わらないで
最後に
ありがとう
大好きだ
君の幸せを願うよ
いつか南の海から
流れて君の海へ戻るから
絶対戻るから
君を見守っているから
そんなに悲しまないで